新宿から6分、杉並の「沖縄タウン」はなぜ作られたのか
2020年1月9日
お出かけ杉並区の京王線代田橋駅から徒歩5分のところに、小さな「沖縄タウン」があることをご存じですか? もともと商店街の振興を目的につくられたこの場所は、驚くほど沖縄の雰囲気を漂わせています。法政大学大学院政策創造研究科教授の増淵敏之さんが、現地を訪ねて歩きました。
ほかの沖縄タウンとは、異なる成り立ち
北海道で育った筆者(増淵敏之。法政大学大学院教授)は、東京から遠い沖縄には理屈抜きの親近感を持っています。
2019年末、忘年会で恵比寿の沖縄料理店に行きました。久々の沖縄料理を食べながら、ふと「沖縄タウン」のことを思い出しました。今までにゼミの学生に何人か沖縄出身者がいたので、話だけは聞いていて行ってみたいなと思いつつ、現在に至ってしまったわけです。

場所は新宿からわずか6分の京王線「代田橋駅」を北口に出て、甲州街道を渡ってすぐのところ。甲州街道の歩道橋を上るところに案内地図もあるので、初めて行ってもわかりやすいと思います。
正式名称は「和泉明店街」といいます。この商店街は登録約70店舗、総延長380m。小規模ですが、那覇市の栄町市場と似た雰囲気を持つ大都市場を持つ回遊性のある街区構造になっています。
しかしこの商店街は、横浜市鶴見区にある「沖縄タウン」とは成り立ちが違っています。
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