ホルモン食べて国際親善? 観光地じゃないコリアンタウン「三河島」のススメ

ファッショナブルな印象が漂うコリアンタウン・新大久保。そんな同地とは異なる、本場韓国の濃い雰囲気を味わえるのが三河島です。紀行ライターのカベルナリア吉田さんが解説します。


済州島出身者が受け継ぐ地元の味「チャリフェ」

 というわけで、なかなか歩き甲斐がある三河島駅周辺。街の雰囲気に慣れてきたら、大通りから徐々に、分岐する路地に入ってみましょう。焼肉屋に加えてキムチ専門店や韓国食材店が並び、焼肉屋から漏れてくる韓国語もひときわ大声で、より濃密な「コリアの空気」を感じられるはず。歩き進むうちに、日本にいることすら忘れてしまいそうです。

やっとありついたチャリフェ(画像:カベルナリア吉田)

 そして数軒の焼肉屋の店先に「済州島のチャリフェあります」と書かれた貼り紙が。チャリフェってなんでしょうか?

 江戸時代に徳川家康が、この地を開墾するため三河(のちの愛知県)から人を連れてきたのが、三河島の始まりだという説があります。辺りはしばらくは稲作が行われる田園地帯で、冬には鷹が飛来するため、将軍が鷹狩りも行ったとか。

 それが明治時代以降は皮革工場と下水処理場ができ、街がひらけていきます。中でも軍に卸す靴やカバン製造で財をなした朝鮮半島出身の人がいて、彼が同郷者を呼び寄せて半島出身者が増えていきました。その大半が韓国南部の済州島、それも島の北部の寒村「高内里(コネリ)」の出身だそうです。

 それで済州島名物らしき、「チャリフェ」を出す店が多いのか。じゃあさっそく食べてみよう! と1軒の焼肉屋に突入してみたのですが――。

「日本のかたには、チャリフェは食べにくいかもなあ」とヤンワリ断られてしまいました。そうなると食べてみたい! 数日がかりで数軒回った結果、1軒の小さな居酒屋のママさんから、

「私の弟の店なら食べられるかも」

と耳寄りな情報が!

 さっそく教えていただいた店に行き、ついにありついたチャリフェは――唐辛子入りのタレであえた小鯛の刺身でした。骨がついたままのブツ切りで、確かに慣れないと食べにくいかも。でもピリッときいた辛さがほどよくて、お酒が進みます。ちなみにチャリフェは済州島の夏の風物詩なので、メニューに並ぶのも夏だけです。

濃厚な脂の風味がたまらないホルモン


【画像】本場韓国にワープした気分? ハングルで書かれた街角の注意書きやポスターを見る

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