宇多田ヒカルの曲を日本語で歌うモンゴルの子どもたちを見たとき、私は本気で運命の赤い糸を信じた
2019年9月16日
ライフ本の交換イベントを通じて、モンゴル人の少年と知り合ったというイベントプロデューサーのテリー植田さん。そんなテリーさんが実際にモンゴルを訪れ、彼らとその風土から学んだこととは。
大草原や相撲だけじゃない、モンゴル
イベントプロデューサーのテリー植田です。今回は、私がモンゴルの首都・ウランバートルに滞在した経験に基づいた「モンゴルから見た東京」「東京から見たモンゴル」について書いてみようと思います。
滞在中に経験したことは私にとって一生忘れられない出来事ばかりで、「モンゴルに行って良かった幸せ」と「東京にいる幸せ」も同時に感じることができました。

まずモンゴルについて、皆さんはどのようなイメージを持っていますか?
果てしない大草原やモンゴル相撲、チンギスハーン、羊……あとは、絵本『スーホの白い馬』がありますね。
成田からウランバートルにあるチンギスハーン国際空港まで、直行便で5時間35分です。実は日本から非常に近く、ベトナムのホーチミンに行くのとほぼ同じ時間。またウランバートル市内から少し離れると大草原が延々と広がる、それがモンゴルなのです。
突然届いた一通のメール
私がモンゴルに行くことになった経緯はこうです。
今から5年前の2014年5月に突然、モンゴルから1通のメールが届きました。私が発案した本の交換会「ブクブク交換」のサイトから問い合わせがあったのです。
メール原文は、
「はじめまして、モンゴル国からです。ブクブク交換のサイトを見てとてもうれしい。世界中の人々の間で本を交換したいという内容を見て感謝しています。モンゴルの絵本など本を持っているので、交換したいです。私はモンゴルから協力をしたいので本の交換のやり方を教えてください。ムンクオウールより」
といった内容でした。

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