メニューの半分がベジタリアン・ヴィーガン向け 隠れ家イタリアン「ジェントル」、オードブルワゴンは一皿400円から

表参道らしい緑豊かなロケーションに2019年7月、レストラン「GENTLE」がオープンしました。1階のイタリアンは、半分がベジタリアンやヴィーガン向けですが、一般の人たちも五感で楽しめる、身体に優しい料理の数々を提供しています。手頃な価格の料理が並べられたオードブルワゴンから前菜を選べるのも特長です。

オードブルワゴンに人気グルメが盛りだくさん

 表参道らしい緑に包まれた隠れ家的な立地に2019年7月、レストラン「GENTLE(ジェントル)」がオープンしました。イタリア料理とすし処の2業態を併設した、一風変わったレストランです。

「GENTLE」の緑豊かなテラス席(2019年8月26日、宮崎佳代子撮影)



 エントランスへと続く通路を覆いつくさんばかりに生い茂る木々の先に、大きなガラス窓。その内側に垣間見える、琥珀色の空間に胸躍ります。

 入口を入ってすぐのところに、大きなバーカウンター。「ここでお酒だけ召し上がって、お帰りになるお客様もいらっしゃいます」と笑みを讃えて話すのは、同レストランマネージャーの谷島達矢さん。確かに、バーだけでも利用価値のある瀟洒(しょうしゃ)な佇まいです。

 GENTLEは1階がイタリアンで、地下1階はすし処という、レストランにしては珍しい業態をとっています。外観からはここにすし処があるとは想像もつかないので、まさに隠れ家的存在。その凛とした和モダンの佇まいを目にすると、すしもいいなと吸い寄せられそうになりましたが、この日はイタリアンへ。

 イタリアンレストランの特徴は、メニューの半分がベジタリアンやヴィーガン向けの料理であることです。最近、提供する店が増えているヴィーガン料理ですが、その多くはインバウンドに対応したもの。しかし、同店は「シェフが得意とするジャンルで特色を打ち出せる料理を模索した際、彼が6年間提供し続けてきたヴィーガンに辿りつきました」と谷島さんは話します。

 つまり、シェフありきのヴィーガン料理。そこから「異なる食習慣の人たちが楽しくテーブルを囲める」ことをコンセプトにメニューが構築されていったそうです。

 また、食材の多くを「オーガニック」と「天然」にこだわっているのも特長としています。店名の「GENTLE」は「優しい」という意味。その名のごとく身体に優しい料理を提供することをモットーにしているといいます。

コスパ最高のオードブル、一皿400〜700円

 食事のスタートは前菜から。オードブルワゴンに15種類以上の料理を乗せて運んできます。イタリアでも、ずらりと並ぶオードブルから好きなものをチョイスする店は少なくありません。

ヴィーガンのメインディッシュ「クラシックなレシピに基づいたヴィーガンビーフの赤ワイン煮込み」(2019年8月26日、宮崎佳代子撮影)



 オーガニック食材や店内の高級感漂う様子から、高価ではないかと思うところですが、オードブルワゴンに乗った料理は1ポーション400円から700円までとかなりお手頃価格。

 しかも、「熟成イノシシ」や「エゾジカ」、「キンメダイ」「ムール貝」など人気グルメがずらり並びます。ヴィーガンの前菜も、根菜類のローストや大豆ミートボールのカポナータ、豆乳マヨネーズを使ったポテトサラダ、ナスとレンコンのあんかけなど、見た目にもおいしそうな野菜料理ばかり。

 オードブルは選択をかなり迷い、メインは頼まずにオードブルだけにしようかと思ったほど。選んだ料理はどれもおいしく、特に印象に残ったのが熟成イノシシ。現在ジビエは禁猟期間中のため、獣害駆除用のものを使用しており、脂がさほどのっておらず臭みもあるのではないかと危惧しましたが、まったく臭みがなく脂部分も甘みと旨みをしっかりと堪能できました。

 パスタは、せっかくの機会なのでヴィーガン料理を選び、「グルテンフリースパゲティのグリーン野菜のジェノベーゼ」をトライしてみました。斬新な味わいでしたが、麺のコシやアルデンテを思い描いて食べると、やや食感に違和感を覚えるかもしれません。通常のパスタとは別料理と考えて楽しむのも手。もちろん、普通のパスタもあります。

 メインも「ヴィーガンビーフの赤ワイン煮込み」を試してみました。大豆で作った「ヴィーガンビーフ」が、柔らかく煮込んだビーフスライスのような味わいで驚きました。ヴィーガンビーフの下に敷かれたマッシュドポテトが赤ワインソースの濃厚さを和らげ、口の中で味わいが完成する、創作性に富んだ一品です。

デザートワゴンもすごかった

 デザートワゴンにも10種類以上のスイーツがのせられて登場。

デザートワゴン(2019年8月26日、宮崎佳代子撮影)



 こちらも、ポーションは400円から700円までです。ヴィーガン用のスイーツには、砂糖が一切使われておらず、フルーツとアガッペシロップ(植物由来)で甘味を出しているのも、身体に優しく嬉しいところ。選んだ豆乳チーズのブルーベリーのケーキがひんやりとしていて気持ちよく、豆乳チーズにブルーベリーの酸味が絶妙にマッチして、滑らかな食感も絶品でした。

 健康志向の高まりで、外食でもヘルシーな食事をしたいと思うも、オーガニックは価格が高く味わいも物足りない、ベジタリアン料理やヴィーガン料理はご馳走感にかける、といった印象を持っている人も多いと思います。

 GENTLEは、五感で楽しめるヘルシーな料理と素材にこだわった一般料理の両方を楽しめ、高級感がありながらリーズナブルに食事を楽しめるのもいいところ。緑に囲まれたテラス席や室料無料の個室もあるので、記念日にもぜひ。

●GENTLE(イタリアン) 概要
・住所:東京都渋谷区神宮前5-47-6 1階
・営業時間:ランチ 11:30~15:00、ディナー 17:00~23:00(L.O. 22:00)
・定休日:日曜
・アクセス:各線「表参道駅」から徒歩約5分
※すし処は地下1階、ランチ営業はなし

ジビエやキンメダイ、16種類の料理をのせたオードブルワゴン(20枚)

画像ギャラリー

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