自治体の広報紙は「お宝情報の山」 激安料理教室から錬金術の伝授まで、若者こそ読むべき?
2019年8月4日
ライフ東京の下町に住んでいる、エッセイストでイラストレーターのおのみささん。そんなおのさんが区の広報紙の意外な魅力について、ゆる~く語ります。
申し込みはなぜか往復ハガキというアナログさ
私が住んでいる東京の東のはじっこにある下町では月に2~3回、区の広報紙が送られてきます。ある日、それをぼんやり眺めていると「ゴーヤの苗を無料配布&育て方も教えます」という素敵な情報が目に入りました。

以前から、ゴーヤなどのつる性植物をネットに這わせた「グリーンカーテン」に憧れていたものの、一度失敗しているので(スズメに苗を荒らされました)、「これはいい」と早速申し込んでみました。
講習を聞いているとなるほど、ただテキトーに植えるだけではなく、鉢の大きさや摘心(てきしん。新しく伸びてくる葉などを摘み取ること)すること、水や肥料はたっぷりあげることなど、色々な育て方ポイントがあることがわかったうえ、区の職員さんがゴーヤの苗をふたつもくれたのです。
このおいしい経験を機に、広報紙が来るたびに隅々までチェックしていると、区民大学、区民農園、手作り体験、料理教室、スポーツ教室、落語や映画鑑賞に加え、親子体験イベントやシニア向け交流会など、面白そうな行事が色々あるのがわかりました。興味があるものを往復ハガキ(なぜかメールではない)で申し込み、参加してみることに。

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