初代バチェラーの実業家は、なぜ「持ち物に縛られない人生」にこだわるのか?
家具と家電のサブスクリプションを展開する会社、クラス(CLAS)が2018年8月に設立されました。事業主は、起業家であり、人気リアリティ番組への出演でも注目を集めた久保裕丈さん。どのようなライフスタイルを提案するものなのか、ご本人に話を聞きました。
起業の発端「家具を捨てるのに苦労してきたから」
近年、さまざまな業種で増え続けるサブスクリプション。このサービスを2018年8月より家具と家電で始めた、クラス(目黒区青葉台)をすでにご存じの方も多いと思います。同社の代表は、ファッションECサイト「MUSE&Co.(ミューズコー)」の立ち上げと売却、恋愛リアリティ番組「バチェラー・ジャパン」の初代バチェラーとして知られる久保裕丈(ひろたけ)さんです。
家具のサブスクリプションは、久保さんのどういったライフスタイル提案として始めたものなのでしょうか。本人にお会いして、話を聞きました。

「家具のビジネスを立ち上げたことで、僕自身、家具をとても好きな人間と思われがちです。しかし、好きというより家具で苦労してきたので、同じ思いをしている人たちの課題を解決したいという想いで始めました」
自社製の家具がゆったりと配置されたオフィスの一室で、端正な顔立ちに笑みを浮かべてそう話してくれた久保さん。ベージュのスーツに白いTシャツというシンプルなコーディネートが、シックな色合いのインテリアに溶け込み、久保さん自身の好みの家具を揃えているように思えました。
「引っ越しの際、毎度面倒なのが家具を処分することでした。その苦労を避けるためにレンタルにしようと思った時、借りたいと思うようなお洒落なデザインのものがなかったんです。
さらには、予め利用期間を決めなくてはいけなかったり、単身赴任向けに2年と決まっていたりして、途中解約すると高くついてしまい、利用しずらい。その経験がこのビジネスの原点にあります」
同社では家具のデザインと質にこだわり、その多くを自社で設計して製造。中間コストがかからないために安価で提供することができます。またあらかじめリペアしやすい構造にすることで長く使え、収益性を高めるだけでなく、ゴミ問題の解決も目的としているといいます。
そのレンタルのシステムは、どのように設定されているのでしょうか。

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