非日常感たっぷりのロケーションで映画を
動画配信サービスで自宅にいながら気ままに映画を観るのも楽しいですが、非日常感たっぷりのロケーションで映画鑑賞すれば、より印象的な思い出として記憶に残ります。ピクニックも楽しめる開放的な野外シアターや、昭和レトロな趣の映画館で観る映画は、やはり格別です。
今回は、一夜限りのナイトピクニック、ロケ地で開催されるリバーサイドシネマ、そして、6月にオープンしたばかりのレトロ感満載な映画館でのイベントをご紹介します。
多摩川河川敷で開催される「CHOFU RIVER SIDE CINEMA」（画像：株式会社バックヤードリリース）
【町田】町田薬師池公園四季彩の杜 西園ウェルカムゲート「ナイトピクニックシネマ」／10月7日
「町田リス園」などを擁する「町田薬師池公園」では、10月7日（土）に西園ウェルカムゲートにて一夜限りの「ナイトピクニックシネマ」がオープンします。秋風が心地よい夜の公園で月や星を眺めつつ、広々とした芝生で映画鑑賞できます。
鑑賞無料で楽しめる「ナイトピクニックシネマ」（画像：株式会社キープ・ウィルダイニングリリース）
上映される映画は『ANNIE（アニー）』(日本語吹替え版・2014年公開)。現代のニューヨーク、マンハッタンの大都会を舞台に豪華キャストが歌って踊る感動ストーリーから、勇気や元気をもらえます。開放的なロケーションで一緒に笑ったり泣いたり歌ったりできるのも◎。
元気いっぱいのアニー役はクヮヴェンジャネ・ウォレス（画像：株式会社キープ・ウィルダイニングリリース）
緑豊かな公園カフェ・レストラン「44APARTMEN（ダブルフォーアパートメント）薬師池店」でテイクアウトできるイベント限定のホットドッグやポップコーン、ビールを楽しみながら、芝生でゆったりピクニックも楽しめます。映画上映は18時から。芝生広場を除く一部エリアではわんちゃんと一緒に観賞もOKとのこと。忘れられない思い出になりそうですね。
ナイトピクニックシネマ限定の公園カフェメニュー（イメージ画像：株式会社キープ・ウィルダイニングリリース）
【多摩川児童公園】「CHOFU RIVER SIDE CINEMA2023」／10月8日
菅田将暉と有村架純がダブル主演を務めたラブストーリー『花束みたいな恋をした』。この映画のメイン舞台となった調布市の多摩川河川敷で、10月8日（日）に「CHOFU RIVER SIDE CINEMA2023（調布リバーサイドシネマ）」が開催され、『花束みたいな恋をした』が上映されます。調布は、日活調布撮影所や角川大映スタジオといった大型撮影所があるほか、40社以上の映画・映像関連企業が集まる「映画のまち」。
こちらの「CHOFU RIVER SIDE CINEMA2023」も鑑賞無料！（画像：株式会社バックヤードリリース）
『花束みたいな恋をした』のメインビジュアルは、会場からほど近い多摩川サイクリングロードにて撮影されたそうです。情景を共有しながら映画を観るなんて、ぜいたくですね！
(C)2021『花束みたいな恋をした』製作委員会（画像：株式会社バックヤードリリースより）
野外映画以外にも、調布や京王線沿線で人気のフードや雑貨のショップブースが多数出店予定です。八王子卸売市場にある人気のサンドイッチショップの具沢山サンドイッチや、聖蹟桜ヶ丘の古民家カフェのキュートなドーナツなどを頬張りながら、河川敷で秋の休日を満喫できます。少し早めに出かけて、ブラブラと散策してみては？
写真左：「SEAFOOD MARKET（シーフードマーケット）」のサンドイッチ／写真右：「HUGSY DOUGHNUT（ハグジードーナツ）」のドーナツ
【渋谷】Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下
2023年6月に旧渋谷TOEI跡地にオープンした「Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下」。秋の恒例となったBunkamuraの「Bunka祭2023」のコンテンツのひとつとして、11月中旬までワーナーフィルムコレクションの特集上映が開催されています。
「Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下」は、35mmフィルムでの上映、4K上映にも対応するなど最旬の設備を完備。一方でシアター内の内装・意匠にはあえて手を加えず、レトロな魅力にあふれた非日常を味わえる空間の中で映画を鑑賞できます。
シックでレトロな雰囲気の「Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下」(画像：株式会社東急文化村リリースより）
「映画」は、名作の一挙フィルム上映から、偉人たちの生きざまや言葉が胸を打つドキュメンタリー、社会派サスペンス・スリラーまでバラエティに富んだラインアップが用意されています。
ワーナー・ブラザース作品の中から、厳選した全15作品を上映する「ワーナー・ブラザース創立100周年記念上映“35ミリで蘇る ワーナーフィルムコレクション”selected by ル・シネマ」が、9月29日（金）より11月2日（木）まで特集上映されています。
『アイズ ワイド シャット』は12年ぶり、『ビフォア・サンセット』は13年ぶりの上映だそう(画像：株式会社東急文化村リリースより）
「食」は、スタンドカフェ「ドゥ マゴ パリ プチカフェ」より、映画体験に寄り添うメニューを。10月6日（金）より公開される映画『旅するローマ教皇』を鑑賞しながらいただきたいのが、甘口カクテルの「カーディナル」。名前の由来は「枢機卿」を意味するCardinalで、カクテルの色合いが、カトリックの高位聖職者のケープに見立てられているそうです。
写真左：ジャンフランコ・ロージ監督最新作『旅するローマ教皇』／写真右：赤ワインにクレーム・ド・カシスを加えたカクテル「カーディナル」（800円）(画像：株式会社東急文化村リリースより）
また、アートショップ「NADiff（ナディッフ）」による特別なキュレーションがなされたブックストアも併設されています。映画鑑賞の前後に立ち寄れば、感性が刺激されること間違いなし！
書籍のラインアップは定期的に入れ替え(画像：株式会社東急文化村リリースより）
それぞれの映画の楽しみ方で
映画を観た後は不思議な高揚感に包まれます。野外シアターだと、たまたま隣り合った人と、その後おしゃべりが弾んだり、駅まで感想を語らいながら一緒に帰ったりなど、人との距離も近づくことがあります。パートナーや友人と出かけるのも良いですが、ソロでの参加も楽しめそう。駅チカの映画館なら、思い立った時にサクッと行けて、映画に思いっきり没入できますね。
「芸術の秋」の映画の楽しみ方はそれぞれ！ 心地よい秋の季節をお楽しみください。
■ナイトピクニックシネマ
■CHOFU RIVER SIDE CINEMA2023
■Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下
