東京はクラフトビールNo.1激戦地だった! 特に個性あふれる「醸造所」3選
実は東京で盛んなクラフトビール製造。そのなかでも魅力的なお店を三つご紹介します。東京は日本ナンバーワンの激戦地 クラフトビールは近年、すっかり市民権を得ています。「よなよなエール」といった缶で飲めるタイプの製品がまず話題となり、認知が広がるきっかけとなりました。 クラフトビールのブルワリー(醸造所)といえば、山や川のある地方を思い浮かべる人が多いかもしれませんが、実は東京が日本ナンバーワンの激戦地なのをご存じでしょうか。 クラフトビールのイメージ(画像:写真AC) 飲料用ボトル・キャップ製造大手のきた産業(千代田区岩本町)の調査によると、東京のクラフトビールブルワリーは73軒で(2020年9月時点)、その数は圧倒的なものとなっています。 というわけで、今回はそんな激戦地・東京で絶対に行っておきたい個性あふれるクラフトビールブルワリーを紹介します。 1.Y.Y.G Brewery & Beer Kitchen(代々木) 東京で絶対に行っておきたいクラフトビールブルワリーのひとつがY.Y.G Brewery & Beer Kitchen(渋谷区代々木)です。 Y.Y.G Brewery & Beer Kitchenのウェブサイト(画像:Y.Y.G Brewery & Beer Kitchen) このお店では、東京の各街をイメージした30種類以上のクラフトビールが楽しめます。コーヒーやチョコレートの香りがする「原宿スタウト」、定番の「代々木アンバーエール」、苦味と重みのある「渋谷IPA」――運がよければ「ゴールデン街エール」や「歌舞伎町スタウト」など、マニアックなクラフトビールが飲めます。なお、ビールの種類は毎日入れ替わります。 そのなかでも「下北サワーエール」は「アジア・ビアカップ2017」の新世代部門で銅賞に選ばれるほど。皆さんもお気に入りの街の名前のついた一杯を、ぜひ味わってみてください。 営業時間は火~金・祝前日時は17時~23時、土時は12時~23時 日、祝日時は12時~22時 定休日は月曜と年末年始です。 2.麦酒倶楽部ポパイ(両国)2.麦酒倶楽部ポパイ(両国) 日本のクラフトビールを常時70種類以上そろえているのが、クラフトビール好きには既におなじみの麦酒倶楽部ポパイ(墨田区両国)です。 麦酒倶楽部ポパイのウェブサイト(画像:麦酒倶楽部ポパイ) 1985(昭和60)年創業の同店は、クラフトビールの黎明(れいめい)期を支えた立役者と言っても過言ではありません。 1994(平成6)年の酒税法改正でビール免許取得に必要な年間製造量が引き下げられ、全国にマイクロブルワリーが急増しました。 当時、飲食店の「セオリー」は大手ビール会社1社のビールを提供すること。しかし、麦酒倶楽部ポパイはこのセオリーに対抗し、さまざまな地方ブランドのクラフトビールを取り扱い始めました。今では珍しくありませんが、当時の飲食店では革命的なことでした。 麦酒倶楽部ポパイには、オリジナルのクラフトビール「両国IPA」「両国エール」もあります。作りたてをレトロなパブで楽しんでください。 営業時間は15時~23時30分。定休日は日曜です。 3.26K Brewery(武蔵境) 中央線高架下の3坪のスペースで、たっぷりの時間をかけてビールを醸造しているのが26K Brewery(武蔵野市境南町)です。 26K Breweryのウェブサイト(画像:26K Brewery) 26K Breweryは、マイクロブルワリーのなかでも特に流通量が少ないスーパーマイクロブルワリー。そんな26K Breweryで作られるのは、ほかでは飲めない個性的なクラフトビール。 レッドエールの「Mr.SAKAI」は武蔵境産のトウガラシを使っており、ぴりっとした辛さが隠れる刺激的な一杯です。「はつはなコーヒー」はコーヒー豆から作られたビールで、コーヒーとビールの中間のような、絶妙なバランスが楽しめます。 ほかにもオレンジとコリアンダーを使ったホワイトエール、創業からの定番・ライトペールエールなどがあります。店舗に併設されたタップルーム「Ondo武蔵境」で5種類のクラフトビールを飲み比べられます。 営業時間は10時~21時。定休日は水曜です。 ※ ※ ※ 今回は東京のクラフトビールブルワリーのなかでも、特に個性あふれる3店をピックアップしました。 クラフトビールの楽しさは店によって異なる個性です。味だけでなく色や名付け、店づくりなどマイクロブルワリーには個性があふれています。 コロナ禍が落ち着いたら、皆さんもクラフトビールのはしご酒をしてみませんか?
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