科学技術分野の広範囲をカバーする国家資格として知られる技術士。
今後のキャリアアップを見据えて、また、仕事の幅を広げるため、といった理由で技術士資格の取得を考えている人も多いのではないでしょうか。
本記事では、そんな人のために技術士試験対策におすすめの通信講座を紹介。加えて、試験内容や合格率、注意点についても解説します。
受験を検討している人は、ぜひ最後までお読みください。
※本記事はアーバンライフメトロが独自に記事を制作し、スクール紹介にはアフィリエイトプログラムの協力をいただいています。
技術士試験を受ける人は知っておきたい技術士の基礎知識
技術士とは文部科学省が所管する資格で、科学技術に関して高度な知識と技術を有していることを証明できる資格です。
試験では、理工系大学卒業程度の知識を問われるほか、技術士にふさわしい専門的な応用能力を持っているかの確認が行われます。
技術士資格は、一次試験と二次試験の両方に合格すると得られる資格で、一次試験に関しては、試験をパスするか、文部科学省の指定する教育機関を修了することで合格扱いになり「修習技術者」として認められます。
そして「修習技術者」が技術士補登録を済ませると、正式に「技術士補」となり、これで初めて二次試験への準備が整います。
とはいっても、すぐに試験を受けられるわけではなく、二次試験を受験するためには指導技術士の下で「技術士補」として経験を積まなければいけません。この辺りの受験資格については、後ほど詳しく説明します。
ひとまず、技術士になるためには「技術士補になって経験を積む必要がある」ということを覚えておいてください。
技術士 一次試験・二次試験でおすすめの通信講座9選
ここからは、技術士試験の一次試験、二次試験対策におすすめの通信講座を紹介していきます。
それぞれの講座が対応している試験について説明していますので、自分の段階に合った講座を見つけてください。
スクール名 | 特徴 | 講座名・料金:2023年度試験対応 | キャンペーン | 合格率・合格実績 | お祝い金・合格割引 |
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アガルート
| 短期合格に最適なカリキュラム ▶公式サイト | 第二次試験合格カリキュラム(添削・口頭模擬試験付き) 65,780円 第二次試験合格カリキュラム(講義・テキストのみ)32,780円 追加添削(5回分)27,500円 | 再受験割引制度 他校乗換割引制度 家族割引制度 再受講割引制度 併願割引 ステップアップ割引制度 | 非公開 | 全額返金+お祝い金3万円 |
スタディング
| スマホ完結型でスキマ時間に学習できる ▶公式サイト | 技術士二次試験合格コース[2023年度試験対応] 合格コース(講座・テキストのみ) 29,700円 合格コース(添削・質問カード付) 69,300円 技術士二次試験 総合技術監理部門コース[2023年度試験対応] 総合技術監理部門コース(講座・テキストのみ) 28,600円 総合技術監理部門コース(添削・質問カード付) 59,400円 | お試しクーポン登録割引 | 非公開 | お祝い金1万円 |
新技術開発センター | 一次試験の講座も充実 ▶公式サイト | 技術士第一次試験対策講座 パーフェクトコース 135,000円 完全合格対策講座 70,400円 合格対策講座 25,400円 技術士第二次試験対策講座 合格一直線コース 188,000円 完全合格対策講座 81,200円 オンライン講義配信プレミアム講座 69,300円 合格対策講座 43,600円 | ー | 非公開 | ー |
SAT
| 講義の時間は1コマにつき10分~20分と短く学習しやすい ▶公式サイト | 1次試験対策 21,780円 二次試験対策パーフェクト講座 電気電子部門/建設部門/機械部門/農業部門/上下水道部門 141,680円 総監部門 163,680円 二次試験対策筆記試験・添削講座 電気電子部門/建設部門/機械部門/農業部門/上下水道部門 119,680円 総監部門 130,680円 二次試験対策 電気電子部門/建設部門/機械部門/農業部門/上下水道部門 32,780円 総監部門 43,780円 | ー | 非公開 | ー |
JES
| 実績20年~35年以上のベテラン講師が多数 ▶公式サイト | 第一次試験 動画コース:2,980円/月 技術士第二次試験専門知識充実コース:136,680円~ 技術士第二次試験短期基礎集中コース:130,170円~ | ー | 非公開 | ー |
技術士Lock-On
| 無制限の質問やマンツーマンのZOOM面談が可能 ▶公式サイト | 添削無し視聴コース 初受講 71,500円 / 再受講 60,500円 添削6回コース 初受講 93,500円 / 再受講 82,500円 添削12回コース 初受講 121,000円 / 再受講 110,000円 添削18回コース 初受講 148,500円 / 再受講 137,500円 追加添削 追加添削5回 27,500円/追加添削10回 49,500円 | 一次試験合格証定時割引 | 非公開 | ー |
ガチンコ技術士学園
| ハイレベルな添削講師による熱い添削コメント ▶公式サイト | 一次試験対策 基礎・適性科目 : 12,000 円 一次試験対策 専門科目(建設) : 12,000 円 二次試験対策:28,000円~ | 再受講割引 | 非公開 | ー |
5Doors’
| 1IDで3つのデバイスでの講義視聴が可能 ▶公式サイト | Aコース:200,000円 Bコース:350,000円 特別コース:500,000円 動画講座 ・全般全般+必須科目:33,000円 ・鋼構造 / 都市計画 / トンネル:55,000円 ・土質基礎 / コンクリート / 河川砂防 / 施工計画 / 建設環境:66,000円 ・道路:77,000円 口頭試験対策 ・模擬面接セミナー:44,000円 ・オンラインセミナー:33,000円 | ー | 非公開 | ー |
技術士の学校
| 10年以上の受講生の知見を集積し、最短で合格できるカリキュラム ▶公式サイト | お試しクラス(1回): 4,180円 基本コース(全3回):110,000円 実践コース・選択科目対策 口頭試験対策講座 | 期間限定特別割引・女性応援割引・特待生制度 | 令和3年筆記試験合格人数(率):29人(54%) ※実践コース等受講者 | ー |
※税込み料金で表示
アガルート
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無料で何度でも質問できる
アガルートは2015年に開校した、オンライン講義中心の資格予備校です。
アガルートには一次試験の講座はなく、二次試験のカリキュラムのみ。一般の20部門と総合技術監理部門の講座が用意されています。20部門とは機械部門や電気電子部門、建設部門など細かく分かれた部門のことで、アガルートの講座は全ての部門に対応しています。
総合技術監理部門とは技術業務全体を監理する仕事で資格取得者は総監技術士とも呼ばれます。経済的な面や安全性、人的資源などの管理技術が必要になり、非常に難易度の高い試験です。
アガルートでは、記述式試験の添削のほか、実務経験証明書の書き方、口頭試験の模擬試験まで、総合技術監理部門の資格を持つ講師がマンツーマンで指導してくれます。
20部門、総合技術監理部門ともに、口頭模擬試験と添削付きのカリキュラムを用意。記述式試験5回、実務経験証明書3回の添削が受けられ、口頭試験についてはオンラインでの模擬試験を受験可能です。
口頭模擬試験と添削付きのカリキュラムであれば、無料かつ回数無制限でFacebookを通して質問ができます。講師に好きなだけ質問できるのは非常に心強いですね。
サンプル講義とテキストデータを確認できる無料体験があるので、気になる人は申し込んでみるといいでしょう。
おすすめポイント
- 記述式試験だけでなく、実務経験証明書も添削してもらえる
- 回数無制限(追加料金なし)で講師に質問できる
>アガルートの公式サイトはこちら
コース名・料金 | 第二次試験合格カリキュラム(添削・口頭模擬試験付き) 65,780円 第二次試験合格カリキュラム(講義・テキストのみ)32,780円 追加添削(5回分)27,500円 |
キャンペーン | 再受験割引制度 / 他校乗換割引制度 / 家族割引制度 / 再受講割引制度 併願割引 / ステップアップ割引制度 |
教材の特徴 | フルカラーのオリジナルテキスト 講義動画のしおり機能 |
サポート内容 | 添削・口頭模擬試験付きなら添削サポートが充実 |
受講形態 | オンライン |
教育訓練給付金 | なし |
合格率・合格実績 | 非公開 |
お祝い金・合格割引 | 全額返金+お祝い金3万円 |
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スタディング
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理解しやすいビデオ講座
スタディングは「分かりやすい動画でいつでも勉強できる」を売りにしている、忙しい人でも続けやすい通信講座です。
アガルートと同じく、二次試験の一般部門と総合技術監理部門の講座が用意されています。どちらも「講座・テキストのみ」と「添削・質問カード付」の2種類のコースから選択可能です。
添削・質問カード付のコースはWebテキストのほかに、口頭試験予想質問集、筆記試験対策用のチェックシートなども配付されます。
講師から改善点についてアドバイスをもらえる添削課題もあるので、オンラインでも問題なく論文対策を進められるでしょう。
添削・質問カード付のコースであれば、追加の添削課題が4回分用意されているため、繰り返し練習ができます。
スタディングのビデオ講座は、論文の体裁から書き方まで、分かりやすく解説してくれているので、隙間時間の視聴にうってつけです。
おすすめポイント
- 添削・質問カード付のコースは追加添削課題あり
- テキストなしでも分かりやすいビデオ講座
>スタディングの公式サイトはこちらはこちら
コース名・料金 | 技術士二次試験合格コース[2023年度試験対応] 合格コース(講座・テキストのみ) 29,700円 合格コース(添削・質問カード付) 69,300円 技術士二次試験 総合技術監理部門コース[2023年度試験対応] 総合技術監理部門コース(講座・テキストのみ) 28,600円 総合技術監理部門コース(添削・質問カード付) 59,400円 |
キャンペーン | スタート応援キャンペーン サイト登録でクーポンあり |
教材の特徴 | 豊富な図表を駆使したスライドを用いて解説 基本講座(ビデオ/音声講座)の内容をベースに、補足などの試験対策に役立つ情報を加えたオンライン版テキスト 確認テストで重要なポイントを確認 |
サポート内容 | 添削指導 |
受講形態 | オンライン |
教育訓練給付金 | なし |
合格率・合格実績 | 非公開 |
お祝い金・合格割引 | お祝い金1万円 |
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新技術開発センター
一次試験の講座も充実
新技術開発センターは、50年以上の歴史を誇る技術士試験に特化した通信講座です。
二次試験だけでなく一次試験の対策を行っているのも特徴。一次試験の対策講座では三つのコースを用意していて、最も手厚い「パーフェクトコース」では添削、スクーリング、動画配信、模擬試験といったサービスを受けられます。
二次試験の対策講座では四つのコースを用意。「パーフェクトフルコース」では、添削、スクーリング、講義動画配信、模擬試験のサービスが提供されています。添削指導が10回受けられるのは、うれしいポイントです。
二次試験対策の一環として「受験申込書作成個別指導」や「口頭試験完全合格対策講座」も開講。ベテラン講師が担当し、個別に具体的なアドバイスをもらえます。
さらに、口頭試験対策として「シミュレーション公開講座」とマンツーマンでの「個別指導講座」も用意されています。オンラインでも開催されるため、全国どこからでも受講可能です。
おすすめポイント
- 充実の一次試験対策講座
- 受験申込書作成指導や口頭試験対策も充実
コース名・料金 | 技術士第一次試験対策講座 パーフェクトコース 135,000円 完全合格対策講座 70,400円 合格対策講座 25,400円 技術士第二次試験対策講座 合格一直線コース 188,000円 完全合格対策講座 81,200円 オンライン講義配信プレミアム講座 69,300円 合格対策講座 43,600円 |
キャンペーン | スタート応援キャンペーン サイト登録でクーポンあり |
教材の特徴 | オンライン配信の講義動画 |
サポート内容 | 質問サポート |
受講形態 | オンライン |
合格率・合格実績 | 非公開 |
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SAT
添削・メール質問に手厚く対応 マンツーマン指導も充実
SATは、現場・技術系の資格を専門とした通信教育会社で、技術士以外にも約60の資格の取得を支援しています。
技術士資格に関しては、一次試験、二次試験ともに講座を開講。一次試験の講座では、講義動画、講義音声、テキストが用意されていて、メールでの質問も10回まで可能です。
二次試験対策は、一般部門と総合技術監理部門が部門別に提供されています。それぞれ三つの講座がありますが、最も内容が充実した「パーフェクト講座」は添削回数が15回、メールでの質問回数が30回と非常に手厚いサポートを受けられるのが特徴。ZOOMでのマンツーマン指導が8回ついてくるのも、うれしいかぎりです。
受講者は学習の進捗状況をグラフで見ることが可能。修了試験問題などの進み具合がパートごとに表示されるため、一見しただけで分かりやすく、計画的に勉強を進められます。目標の達成具合が分かりやすいので、モチベーションの維持にも役立つでしょう。
おすすめポイント
- 添削回数、メール質問回数が多い
- 学習の進捗状況が一目で分かる
コース名・料金 | 1次試験対策 21,780円 二次試験対策パーフェクト講座 電気電子部門/建設部門/機械部門/農業部門/上下水道部門 141,680円 総監部門 163,680円 二次試験対策筆記試験・添削講座 電気電子部門/建設部門/機械部門/農業部門/上下水道部門 119,680円 総監部門 130,680円 二次試験対策 電気電子部門/建設部門/機械部門/農業部門/上下水道部門 32,780円 総監部門 43,780円 |
キャンペーン | 再受験割引制度 / 他校乗換割引制度 / 家族割引制度 / 再受講割引制度 併願割引 / ステップアップ割引制度 |
教材の特徴 | ノートを取る必要がない動画講義 講義の時間は1コマにつき10分~20分 倍速機能(1.0、1.5、2.0倍速)付 復習に最適な薄いテキスト |
サポート内容 | 最大8回のマンツーマン指導 最大30回の無料メール質問 最大15回の筆記添削 |
受講形態 | オンライン |
教育訓練給付金 | なし |
合格率・合格実績 | 非公開 |
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JES
納得いくまで添削してもらえる
JESは、約40年の歴史を持つ技術士試験専門の予備校です。
全部門の一次試験、二次試験に対応していて、いずれも高い合格率を誇っています。
一次試験に関しては、動画学習コースを用意。繰り返し視聴も可能なので、効率的に学習を進められます。
不明点は質問ページからいつでも問い合わせ可能。受験が初めてでも安心して受講できるでしょう。
二次試験対策では、添削を無制限で受けられるのが最大の魅力。個別面談にも対応してもらえるので、納得するまで質問できます。
随時開催している無料セミナーでは、今後の試験動向や試験対策についての話を聞けます。興味のある人は一度申し込んでみるといいでしょう。
おすすめポイント
コース名・料金 | 第一次試験 動画コース:2,980円/月 技術士第二次試験専門知識充実コース:136,680円~ 技術士第二次試験短期基礎集中コース:130,170円~ |
教材の特徴 | 主任講師陣は実績20年~35年以上のベテラン講師 テキスト不要動画のみで勉強可能 2倍速再生可能 出題傾向に沿った問題解説 |
サポート内容 | 添削サポート無制限 質問回数無制限 個別面談 |
受講形態 | オンライン |
教育訓練給付金 | なし |
合格率・合格実績 | 非公開 |
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技術士Lock-On
チャットワークで手軽に何度でも質問可能
技術士Lock-Onは、合同会社ワークシフトが提供する技術士の二次試験対策講座です。
一次試験対策は行っていませんが、二次試験に関しては一般部門、総合技術監理部門ともに講座が用意されています。
技術士Lock-Onの最大の特徴がチャットワークを利用した質問対応。回数無制限で気軽に何度でも質問ができるので、疑問を解消しつつ勉強を進めることができます。
ZOOM面談(予約制)も可能。こちらも回数制限はないので、何度でも利用できます。添削に関しては6回、12回、18回のコースがあります。必要であれば、追加の添削(有料)を受けることも可能です。
オリジナルテキストは初学者にも分かりやすいように作られているので、初めて技術士試験に挑戦する人も、無理なく勉強を進められるでしょう。
おすすめポイント
- チャットワークで質問可能
- 初学者向けのオリジナルテキスト
コース名・料金 | 添削無し視聴コース 初受講 71,500円 / 再受講 60,500円 添削6回コース 初受講 93,500円 / 再受講 82,500円 添削12回コース 初受講 121,000円 / 再受講 110,000円 添削18回コース 初受講 148,500円 / 再受講 137,500円 追加添削 追加添削5回 27,500円/追加添削10回 49,500円 |
キャンペーン | 一次試験合格証定時割引 |
教材の特徴 | 初学者向けオリジナルテキスト 過去問題一覧表Excelシート ・過去問題からのキーワード集 主任講師匠習作が集めた、試験に役立つ200を超えるPDF資料 過去3年分の合格者様による再現解答 |
サポート内容 | 無制限の質問 マンツーマンのZOOM面談(予約制) |
受講形態 | オンライン |
教育訓練給付金 | なし |
合格率・合格実績 | 非公開 |
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ガチンコ技術士学園
特別コースはモチベーションの維持にも気を遣ってくれる
ガチンコ技術士学園は、2005年から続いている技術士試験の通信講座です。
一次試験に関しては、全部門共通の基礎・適性科目と建設部門について勉強できるコースを開講。両方を受講することで合格に向けて万全の準備ができます。
二次試験に関しては建設部門、上下水道部門、総合技術監理部門の講座を用意。そのほか、口頭試験対策講座も提供しています。
二次試験対策の特別コースでは、受講生ごとに本番の試験から逆算した個別のカリキュラムを作成。担当者が随時声かけをしてくれるのでモチベーションの低下も防げます。
特別コースでは、添削課題終了後も1題3,000円で追加の添削を受けることが可能。苦手な問題を無制限で添削してもらえるので、本番前に弱点を克服できるでしょう。
また、特別コースの場合、勉強の進捗状況をガチンコ技術士学園が管理してくれるので「一人で勉強を続けられるか不安」という人にもおすすめです。
おすすめポイント
- 建設部門は一次試験、二次試験両方の講座あり
- 特別コースは1題3,000円で追加の添削が可能
コース名・料金 | 一次試験対策 基礎・適性科目 : 12,000 円 一次試験対策 専門科目(建設) : 12,000 円 二次試験対策:28,000円~ |
キャンペーン | 再受講割引 |
教材の特徴 | テキストや過去問解説ダウンロード可能 小テストシステムの中で解答をアップ可能 |
サポート内容 | ハイレベルな添削講師による熱い添削コメント |
受講形態 | オンライン |
教育訓練給付金 | なし |
合格率・合格実績 | 非公開 |
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5Doors'
経験者から初学者まで、さまざまな人が受講可能
5Doors’は、累計で25年の指導実績を持つ技術士講座です。
建設部門の二次試験に特化した講座で、あと一歩で合格できそうな人から初めて技術士試験を受験する人まで、さまざまなニーズに対応したコースを開講しています。
初受験の人向けのコースでは、オンラインでのマンツーマン面談(1回90分)を4回受けられます。さらに、模擬試験や国土交通政策に関する最新情報のセミナーも受講可能。
要点がまとめられた短い動画が多数公開されているため、ちょっとした時間を使って効率よく勉強を進められるでしょう。
口頭試験対策などの単発講座も用意されているので、受験したことがある人や苦手分野だけを学びたいという人にもおすすめ。
ホームページに、講座についての案内や論文練習についての動画がアップされているので気になる人は一度見てみてください。
おすすめポイント
- 豊富な動画コンテンツ
- さまざまなニーズに対応したコース設定
コース名・料金 | Aコース:200,000円 Bコース:350,000円 特別コース:500,000円 動画講座 ・全般全般+必須科目:33,000円 ・鋼構造 / 都市計画 / トンネル:55,000円 ・土質基礎 / コンクリート / 河川砂防 / 施工計画 / 建設環境:66,000円 ・道路:77,000円 口頭試験対策 ・模擬面接セミナー:44,000円 ・オンラインセミナー:33,000円 |
教材の特徴 | ストリーム形式で配信 PC・スマートフォン・タブレットにて視聴が可能 一つのIDでデバイスは三つまで視聴可能 |
サポート内容 | 添削サポート |
受講形態 | オンライン |
教育訓練給付金 | なし |
合格率・合格実績 | 非公開 |
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技術士の学校
オンライン講座にもかかわらず勉強仲間ができる
技術士の学校は、建設部門の筆記試験を対象にしたカリキュラムを提供しています。
忙しい社会人に考慮して、場所を選ばない対話型講座を提供。講義はすべてオンラインですが、対面でコミュニケーションを取りながら進められます。
基本コースは6時間のカリキュラムで、休日の夜間を中心に開講。受講生が正しい勉強方法を身につけられるように、答案の書き方や事前課題へのフィードバックを行ってくれます。
実践コースでは、「試験で評価される論文」を目標に徹底的にトレーニング。希望者を対象に添削も行ってくれます。
技術士の学校の講座は、複数人がオンラインでの講義を同時視聴する形式。一緒に学ぶ仲間と互いに助け合いながら勉強を進められます。
切磋琢磨できる勉強仲間の存在は、試験へのモチベーション維持にも一役買ってくれるでしょう。
おすすめポイント
- 休日の夜間中心に開講
- オンライン講義を複数人で同時視聴
コース名・料金 | お試しクラス(1回): 4,180円 基本コース(全3回):110,000円 実践コース・選択科目対策 口頭試験対策講座 |
キャンペーン | 期間限定特別割引・女性応援割引・特待生制度 |
教材の特徴 | 10年以上の受講生の知見を集積し、最短で合格できるカリキュラム 演習を中心としたカリキュラム オンラインで受講可能 |
サポート内容 | 論文添削サポート |
受講形態 | オンライン |
教育訓練給付金 | なし |
合格率・合格実績 | 令和3年筆記試験合格人数(率):29人(54%) ※実践コース等受講者 |
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技術士試験講座を選ぶ上での四つのポイント
ここからは、技術士試験講座を選ぶ上でチェックしておきたいポイントについて説明していきます。
解説するポイントは以下の通りです。
- サポート内容の充実度
- 講座の内容と価格は見合っているか
- 学習教材・テキストの充実度
- 合格率・合格実績
一口に技術士講座と言っても、その内容は千差万別。添削のやり取りを繰り返していくものもあれば、対面で指導を受けるものなど、さまざまです。
これから説明するポイントをよく確認して、後悔のない講座選びをしてください。
サポート内容の充実度
通信講座は、予備校やセミナーとは違い、講師とすぐにコミュニケーションが取れません。それだけに、サポート体制が整っているかどうかは非常に重要になります。
中でも確認しておきたいのが質問や添削について。
初めての受験であれば、さまざまな疑問が浮かんでくるはず。そんなときに自由に質問できなければ、高いお金を払って講座を受けている意味がありません。
質問回数や添削回数に制限はないか、質問方法はどんな形式か、といった点は必ず確認しておきましょう。
技術士試験の受験が初めてという人は何度でも自由に質問ができる講座を選ぶのがおすすめです。
講座の内容と価格は見合っているか
技術士講座は15万円を超えるものもあれば、数万円で収まるものまで、さまざま。中には驚くほど低価格なものもありますが、安ければいいということでもありません。
重要なのは、講座の内容が価格に見合っているかどうかです。また、その講座のスタイルが自分に合っているかどうかも大切になります。
よく内容を確認しないで申し込むと「講義が動画のみでテキストがなかった」「添削回数や質問回数が限られていて疑問が解消できなかった」なんてことになりかねません。
技術士講座を選ぶ際は、ただ単に金額を比べるのでなく講座の中身も比較するようにしましょう。
学習教材・テキストの充実度
三つ目に確認しておきたいのが、学習教材やテキストの充実度です。
講座によっては、テキストのほかにキーワード練習冊子や筆記試験対策用のチェックシートなどを一緒にもらえる場合もあります。用意されている教材については事前にチェックしておきましょう。
充実度だけでなく、テキストの読みやすさや分かりやすさも大切な要素。ホームページでサンプルを公開していることも多いので、気になる講座があったら、申込前に確認しておきましょう。
合格率・合格実績
合格率や合格実績は、その講座のクオリティーや信頼度を測る上で重要な指標になります。
もし、合格率が公開されていなかったら、ホームページ上に掲載されている「合格者の声」を参考にするといいでしょう。
「合格者の声」が、どれだけ掲載されているかはもちろん、内容が伴ったものかどうか、詳しく書かれているかどうかといった点も確認するようにしてください。
技術士試験講座を利用する三つのメリット
ここからは技術士試験対策で通信講座を利用するメリットについて解説していきます。
解説するポイントは以下の通りです。
- 時間と場所を選ばない
- 自分のペースで勉強を進められる
- 低価格で添削を何度も受けられる
通信講座ならではの魅力から講座の中身に関するものまで、さまざまな利点について説明していきます。
時間と場所を選ばない
通信講座の最大の魅力は時間と場所を選ばず勉強ができるところ。スクールに通う手間が省けるのは魅力の一つと言えるでしょう。
セミナーやスクールだと日程が決まっているため、「仕事が忙しくて参加できなかった」「急な体調不良で出席できなかった」といった可能性も大いに考えられます。
それが通信講座であれば、家や通勤中はもちろん、カフェでも学習が可能。まとまった勉強時間が取れない人も、ちょっとした隙間時間で勉強を進められます。
働きながら資格の勉強をする場合は通信講座がおすすめです。
自分のペースで勉強を進められる
自分のペースで勉強を進められるのも通信講座の大きなメリット。
一斉に授業を受けるわけではないので、分からなかったり、難しいと感じる部分を重点的に勉強することが可能です。学習済みの部分を飛ばすこともできるので、無駄なく勉強を進められるでしょう。
好きなタイミングで質問ができるのも通信講座の魅力。ただし、返事が戻ってくるまでの期間は講座によって違います。返答に要する時間は、申込前に確認しておくといいでしょう。
低価格で添削を何度も受けられる
技術士試験対策で重要なのは論文や解答の精度を高めていくこと。そのためにも、プロの講師に添削をしてもらうことは大切です。
セミナーやスクールの場合、10回添削を受けるのに10万円以上かかってしまう場合もありますが、それに比べると、通信講座は安い値段で添削サービスを受けられる傾向にあります。
講座によっては追加添削のサービスを行っているところもあるので、添削の回数、値段、追加についてよく確認しておきましょう。
【2023年】技術士試験の試験内容や合格率
ここからは、技術士試験の試験科目や合格率、日程について紹介していきます。
試験科目が若干複雑なので、初めて受験する人はよく確認しておきましょう。詳細については、公益社団法人日本技術士会のホームページをご確認ください。
技術士試験 一次試験・二次試験の試験科目
前述したように、技術士試験には、一次試験、二次試験があります。以下では、それぞれの試験科目について簡単に紹介していきます。
一次試験は総合技術監理部門を除く20の技術部門についての筆記試験。二次試験は筆記試験と口頭試験(筆記の二次試験合格者が受験)があります。
一次試験の試験科目
科目 | 出題内容 |
基礎科目 | 科学技術全般にわたる基礎知識 |
適正科目 | 技術士法第4章(技術士等の義務)の規定の遵守に関する適性 |
専門科目 | 受験者があらかじめ選択する1技術部門に係る基礎知識及び専門知識 |
(引用元:公益社団法人 日本技術士会)
文部科学省指定の大学と学部を卒業した人は一次試験が免除されます。詳しくは文部科学省のホームページをご確認ください。
また、中小企業診断士や情報処理技術者の資格を持っている人、平成14年度より前に技術士試験に合格した人は一次試験が一部免除される可能性があります。心当たりのある人は一度、日本技術士会に問い合わせてみるといいでしょう。
二次試験の試験科目
試験の種類 | 出題内容 |
筆記試験 | 【20技術部門・総合技術監理部門】必須科目Ⅰ、選択科目Ⅱ・Ⅲ |
口頭試験 | 【20技術部門】技術士としての実務能力、技術士としての適格性【総合技術監理部門】技術士としての実務能力、技術士としての適格性、「総合技術監理部門」の必須科目に関する技術士として必要な専門知識及び応用能力 |
(引用元:公益社団法人 日本技術士会)
前述したように、口頭試験は筆記試験の合格者が受けることになります。
筆記試験の必須項目Ⅰ、選択科目Ⅱ・Ⅲの内容は、それぞれ以下の通りです。
- 必須項目Ⅰ(20技術部門)
「技術部門」全般にわたる専門知識、応用能力、問題解決能力及び課題遂行能力に関するもの
- 必須項目Ⅰ(総合技術監理部門)
「総合技術監理部門」に関する課題解決能力及び応用能力
- 選択科目Ⅱ・Ⅲ
「選択科目」についての専門知識及び応用能力に関するもの、「選択科目」についての問題解決能力及び課題遂行能力に関するもの
科目は、部門によって異なるので、必ず公益社団法人日本技術士会のホームページを確認してください。
技術士試験 一次試験・二次試験の合格率
ここからは一次試験、二次試験それぞれの合格率を紹介していきます。
一次試験の合格率
発表されている直近5年分の合格率をまとめています。合格率に関しては、対受験者の合格率です。
年度 | 合格率 |
平成30 | 37.8% |
令和1 | 51.4% |
令和2 | 43.7% |
令和3 | 31.3% |
令和4 | 42.1% |
(引用元:公益社団法人 日本技術士会)
二次試験の合格率
二次試験についても、発表されている直近5年分の合格率をまとめました。こちらも対受験者の合格率です。
年度 | 合格率 |
平成30 | 9.1% |
令和1 | 11.6% |
令和2 | 11.9% |
令和3 | 11.6% |
令和4 | 11.7% |
(引用元:公益社団法人 日本技術士会)
技術士試験 一次試験・二次試験の日程と場所
続いて、一次試験、二次試験の日程と試験会場を紹介します。試験時間については受験者に別途通知されます。
一次試験の日程と場所
詳しい試験会場については、10月下旬ごろの官報で公告されるので、そのタイミングで確認するようにしてください。
日程 | 令和5年11月26日 |
試験場所 | 北海道、宮城県、東京都、神奈川県、新潟県、石川県、愛知県、大阪府、広島県、香川県、福岡県及び沖縄県。 |
(引用元:公益社団法人 日本技術士会)
二次試験の日程と場所
二次試験については、筆記試験と口頭試験に分けて紹介します。詳しい試験会場は6月中旬ごろの官報で公告されるので、そのタイミングで確認してください。
日程 | 【総合技術監理部門の必須科目】令和5年7月16日 【総合技術監理部門を除く技術部門及び総合技術監理部門の選択科目】 令和5年7月17日 |
試験場所 | 北海道、宮城県、東京都、神奈川県、新潟県、石川県、愛知県、大阪府、広島県、香川県、福岡県及び沖縄県。 |
(引用元:公益社団法人 日本技術士会)
日程 | 令和5年12月から令和6年1月までの間で受験者に別途通知する日 |
試験場所 | 東京都 |
(引用元:公益社団法人 日本技術士会)
技術士試験の注意点
最後に、技術士試験を受ける上で注意しておきたいポイントについて説明していきます。
勘違いしていると、試験を受けられない可能性もあるので、よく確認しておいてください。
一次試験・二次試験 両方の対策が必要
冒頭でも少し触れましたが技術士資格を取得するためには、一次試験と二次試験の両方に合格しなければいけません。
つまり、技術士試験では、一次と二次それぞれの試験対策をする必要があるということです。
通信講座を利用する際には、その講座がどの試験に対応しているかも忘れずに確認してください。
二次試験の受験には実務経験が必要
前述したように、二次試験を受験するには技術士補の資格を取得している必要がありますが、それだけでは受験できません。
試験を受けるためには技術士補として最低でも4年の実務経験が必要です。実務経験の期間については細かい規定があり、監督者や指導者の下で経験を積んだ場合は4年ですが、監督者や指導者がいない場合は7年となります。
実務経験が必要なのは総合技術監理部門でも同様。総合技術監理部門の場合、監督者や指導者の下であれば7年、指導者や監督者がいないケースであれば10年の実務経験が必要になります。
一次試験に合格したからといって、すぐに二次試験を受けられるわけではないので、注意しましょう。
技術士の場合、技術士補として経験を積みながら二次試験対策を行うのが一般的と言われています。
まとめ
本記事では、技術士資格取得を考えている人に向けて、技術士試験対策におすすめの通信講座を紹介。それに関連して通信講座を選ぶ上でのポイントや講座を利用するメリットについても解説しました。
忙しい人にとっては通信講座がおすすめという内容で、以下の利点について詳しく説明しています。
- 時間と場所を選ばない
- 自分のペースで勉強を進められる
- 低価格で添削を何度も受けられる
改めて、自分にどんな講座が合っているのか、考えてみてください。
また、技術士試験に関する情報も紹介。試験科目、合格率、日程や場所について記載しているので、データについて知りたい人もご活用ください。