医療脱毛の効果は何回目から感じる？完了までの回数と期間は？

　脱毛で一番気になることと言えば、その「効果」ではないでしょうか。

　これから脱毛をしようかと検討している方のみならず、現在脱毛をしている最中の方も、「効果」に対する疑問や不安はつきものです。

　もし脱毛の効果に不安を感じているのであれば、脱毛のしくみを知ることで不安が和らぎますよ。

　この記事では、「医療脱毛の効果」に焦点をあて、医療脱毛のしくみと、回数を終えるごとに目安となる効果についてまとめています。また、脱毛効果を充分に得るために、気を付けたいことについてもピックアップしてみました。

　脱毛効果について感じているモヤモヤがスッキリできるような内容となっておりますので、ぜひ読み進めてみて下さいね。

※本記事はアーバンライフメトロが独自に記事を制作し、クリニック紹介にはアフィリエイトプログラムの協力をいただいています。

　脱毛の種類には、主に「医療脱毛」と「サロン脱毛」があります。ここでは、比較的効果が高いとされる「医療脱毛」についておさらいしておきましょう。

　脱毛を検討している方の中には、「永久脱毛」という文字を目にしたことがある方は多いのではないでしょうか。

　「永久脱毛」という言葉を正しく理解するには、まず「医療脱毛」と「サロン脱毛」の違いについて、整理しておく必要があります。

　まず、「永久脱毛」ができるのは、「医療脱毛」だけです。医療脱毛用のレーザー脱毛機器で照射をすると、毛根内部の毛を生成する組織が破壊されます。その後は新しい毛を作ることができなくなることから、「永久脱毛」と表現しています。個人差はありますが、一度照射した毛根部分の脱毛効果は持続します。

　一方で「サロン脱毛」の場合は、毛根内部の組織を破壊まではせず、傷をつける程度にとどまります。毛が成長するのを抑える効果や遅らせる効果はありますが、一度照射をしてもそのままにしておくと、また毛が生えてきてしまいます。

　一度の照射で永久的な効果を実感できる点において、医療脱毛の方が効果が高いと言えます。

　医療脱毛とサロン脱毛の効果の違いの鍵を握っているのが、「脱毛機器」です。

　医療脱毛では、毛根の奥の組織まで照射のパワーが届くほど、高出力の脱毛機器を使用しています。脱毛の施術は医療行為にあたり、安全性に充分配慮して行う必要があります。

　そのため、医療用レーザー脱毛機器を扱うことができるのは、医師と看護師が常駐した医療機関のみとされています。

　比べてサロン脱毛では、医療用レーザー脱毛機器よりも照射の出力が弱い「光脱毛機器」が多く使用されています。照射が毛根の奥まで届くほどのパワーはないため、毛根組織までは破壊できません。

　光脱毛機器は、医療系の資格がなくても取り扱いができ、エステサロンや美容院で脱毛の施術を受けることができます。

　では、医療脱毛の場合、具体的にどの程度の効果を実感できるのでしょうか。施術の回数を重ねるごとに変化する、実感の度合いも気になるところです。

　正直なところ、医療脱毛を1回施術しただけでは、目に見える効果は実感できないようです。

　医療脱毛の場合、１回照射をして脱毛できるのは20％程度だと言われています。それには医療脱毛レーザーは黒い色に反応するという特性と、体毛の毛周期が影響しています。

　毛周期は「成長期」「退行期」「休止期」があり、この3つのサイクルを繰り返します。このうち、医療脱毛レーザーは成長期の毛だけに反応します。なぜなら、成長期の毛が一番メラニン色素が濃く、黒色だからです。

　成長期の毛はしっかりと毛根とつながっているため、成長期の毛に照射をすると、黒い毛を伝わって毛根の奥の組織まで届きます。毛周期には個人差はありますが、一般的に成長期の毛は、全体の毛の20％だと言われています。1回の照射で脱毛できるのが、約20％だとされているのはこのためです。

　施術を1回すると、1～2週間を経過した頃にスルスルと毛が抜け落ちてきます。ただ、全体の毛量から考えると約20%に過ぎないので、この時点ではまだまだ目に見える変化はありません。

　3回目の施術を終えたあたりから、だんだんと効果が目に見えてわかるようになってきます。

　1回目の施術の頃は、照射をしても新しく生えてくる毛の方が圧倒的に多いため、効果を実感しにくい状態ですが、3回目の施術後ともなると違います。約60％の脱毛をしたことになりますので、新しく生えてくる毛は少なくなり、以前と比べて毛質も細くなったと感じるでしょう。

　特にワキや脚など、毛が太くてしっかりしている部位の方が効果を実感しやすい傾向にあります。ムダ毛の自己処理にかける時間と頻度が減り、普段のお手入れがだいぶ楽になったとメリットを感じるのもこの時期からです。

　毛周期には個人差がありますので、これまでなかなか効果を実感できなかった方であっても、照射を5回終えれば、多くの方がほぼ満足できる効果を得られます。

　脱毛を完了した部分の毛穴は引き締まり、スベスベになったと美肌効果も実感することでしょう。さらに、ムダ毛を処理する時間と手間が格段に減り、「これが永久脱毛の効果だ」「医療脱毛をして良かった」と実感できる時期です。

　一般的には、5回で満足するレベルになるとされていますが、先ほども書きましたように、毛周期には個人差があります。

　もし、産毛もまったくない状態にし、自己処理のメンテナンスが不要なレベルにしたい方は、8回前後を目安にすると良いでしょう。そうすれば、さらにツルツルのお肌を叶えることができます。

　医療脱毛の効果は、毛周期のほかに脱毛をする部位でも差が生じます。根が深く太い毛や細い産毛が多い部位は、照射回数が多めになる傾向があります。

　ワキの下の毛は、太くてしっかりと根が張っています。黒々としているので、医療脱毛レーザーは反応しやすいのですが、根深いためなかなか頑固です。

　個人差はありますが、5回前後で自己処理がかなり楽になり、8回前後で完了します。

　腕のムダ毛は生まれつき濃い、薄いなど、人によって個性が表れる部分です。根の深さはそれほどではないため、普通の毛から濃い毛であれば、比較的脱毛の効果を実感しやすい部位で、5～8回前後で完了するでしょう。

　色素が薄い産毛まで完全に無くそうとする場合は、回数を多めに想定しておいた方が良いかもしれません。

　一見すると脚のスネ毛はしぶといように感じるかもしれませんが、腕と同様に脱毛の効果を実感しやすい部位の一つです。完了までの照射回数は、5回〜8回です。

　スネ毛がなくなり、スベスベになった脚を見た時には、大きな喜びと感動があることでしょう。

　顔は、細い毛や産毛が多い部位です。毛根は浅い一方で、毛が細く毛色が薄い分、医療用レーザーが反応しにくく、他部位に比べると照射回数は10回前後と多めになる傾向があります。

　顔脱毛をする際は、細い毛や産毛の脱毛を得意とする医療用レーザー機器を採用しているクリニックを選んだ方が良いでしょう。

　Vラインの毛は太く、密度が濃いのが特徴です。そのため、ワキや脚など他部位の脱毛と比べると、しぶといと感じるかもしれませんが、レーザーが反応しやすい部分でもあります。

　完了までの回数は個人差が出やすく、5回〜10回程度となります。

　I・Oラインは、細い毛と太い毛が混ざりあっていることが多いため、施術回数は10回前後と多めになる傾向にあります。

　また、黒ずみが多く、皮膚が薄く敏感な部分のため、施術の際は痛みを感じやすい部位ですが、回数を重ねるごとに痛みは減っていきます。

　脱毛効果は、毛周期や脱毛部位により差が生じることを見てきました。

　続いて、脱毛の効果を妨げる要因として考えられることを4つ挙げてみます。

　そもそも、自己処理のやり方が間違っているということが挙げられます。

　クリニックで施術を受ける前は、あらかじめムダ毛を自己処理しておく必要がありますが、その際に毛抜きや脱毛ワックスを使うのは厳禁です。

　レーザーの照射はメラニン色素がある黒色の毛に反応するため、皮膚の下の黒い毛は残しておかなければなりません。

　毛抜きや脱毛ワックスでムダ毛を処理すると、黒い発毛組織がなくなってしまい、いくら照射をしても、毛根の内部まで届かないという残念な結果になってしまいます。

　これは意外にやってしまいがちな間違いです。自宅で自己処理をする際は、カミソリを使用しましょう。

　脱毛効果を最大限に得るには、お肌の状態をメンテナンスしておくことも大事です。

　良くありがちなのが、施術前にうっかり日焼けしてしまったというケースです。

　日焼けした肌はレーザーが過剰反応するため、脱毛の痛みを感じやすくなります。結果、レーザーの照射出力を下げなければならず、本来の脱毛効果を充分に得られないということにつながります。

　また日焼けの度合いによっては、施術すら受けられない場合もあります。日焼けが原因で、最適な照射サイクルを逃してしまうのはもったいないことです。

　毛周期に合わせて最適なタイミングで照射し、充分な脱毛効果を得られるよう、日頃からお肌のメンテナンスは心掛けましょう。

　既定の回数を通院しても効果が実感できない場合は、照射のタイミングが毛周期と合っていない可能性があります。その多くが、前回の通院からの間隔が短すぎるというパターンです。

　早く脱毛を完了させたいという気持ちはわかりますが、脱毛効果を最大限発揮するには、毛周期に合わせた最適なタイミングで照射をすることが大切です。

　もし通院の間隔に不安や疑問が生じた場合は、担当の医師に相談してみましょう。

　正しい自己処理をしていて、日焼けもしておらず、施術のタイミングも問題がないという場合、あとは何が考えられるでしょうか。

　実は日焼け以外にも、レーザーの出力を下げる要因があります。それは、お肌が乾燥している場合や肌荒れがある場合です。

　医療脱毛クリニックでは、施術前にお肌の状態やスキンタイプをカウンセリングした上で、レーザーの出力を調整しています。思い当たることがあれば、一度医師に確認してみると良いでしょう。

　各クリニックによって、コースに含まれる回数は異なりますが、3回、5回、8回のコースを用意しているところが多いようです。

　自分には何回のコースが合っているのか、選ぶ際の参考にしてみてください。

　もともと体毛が少なく、かなりムダ毛が薄いという人なら別ですが、いくら医療脱毛であっても、3回ではなかなかツルツルにはならないというのが現状です。

　永久脱毛ではなく、自己処理の回数を減らして楽になりたいという目的であれば、3回コースでもよいでしょう。

　また、すでに脱毛を経験している人で追加で仕上げたいという場合であれば、3回コースはちょうど良いかもしれません。

　よほどの剛毛でなく、ほぼ標準の毛の太さと毛量であれば、5回コースでほぼ満足できるレベルになります。

　ムダ毛の自己処理のわずらわしさから解放されたい人、完璧でなくても産毛くらいなら気にならない人に向いています。

　満足の度合いは人それぞれ異なりますが、5回コースは一般的な満足度のコースと言えます。

　8回コースでは、大多数の人が満足できるレベルまで到達できます。

　個人差はありますが、5回コースでは脱毛しきれなかった産毛も、8回コースならきれいになります。

　かなり剛毛な人や産毛まで無くしてツルツルにしたい人、自己処理を一切したくない人に向いています。

　「3回コースは少ないけど、5回コースで足りるか？」「8回コースにした方が良いのではないか？」など、悩んだらキリがありませんね。

　迷ったらひとまず、5回コースにしておくと良いでしょう。5回コースを終了した時点で、「まだ足りないな」と思ったら、追加すれば大丈夫です。

　クリニックによっては、1回ごとのコースやお得な追加プランを用意している場合もありますので、必要に応じて活用する方法もあります。

　医療脱毛をしたい多くの人のニーズをカバーできるのが、5回コースの魅力です。

　ここでは5回コースを用意しているクリニックを10店舗ご紹介いたします。

　最近では、脱毛に興味のあるメンズも増えてきました。

　男性と女性では毛質が異なりますので、男性の毛質に合った脱毛機器を使用しているクリニックを選ぶと、より効果的に脱毛できます。

　ここまで医療脱毛の効果についてまとめてきました。

　現在の脱毛効果に疑問や不安を感じている方は、疑問や不安を解消できそうでしょうか。

　また、脱毛しようと検討中の方は、施術回数を終えるごとの効果についてイメージが湧きましたでしょうか。

　脱毛効果は、毛質、毛量、肌質など複数の要因が絡み合いますので一概に言うことが難しいのが実状です。個人差がありますので、一般に言われている効果と違いがあっても、極端に焦る必要はありません。

　効果に疑問や不安が生じた場合は、思い切って担当の医師に納得するまで相談してみましょう。脱毛は途中で挫折せず、コース終了まで無事に完走することが大事です。