日本の国家試験の中でも弁護士や医師と同じくらい難易度が高いことで知られている公認会計士。社会的信用や年収が高いことから、願書の提出者が年々増加している人気の国家試験です。
ただ、令和3年度の公認会計士試験では、14,192人が願書を提出し、合格者は1,360人とわずか9.6%の合格率でした。難易度の高さをあらわす数字だけみれば、「一体どれくらいの勉強時間が必要なのか」「どのくらいの期間で合格できるのか」と不安に思う人もいるでしょう。
そこで本記事では、公認会計士に合格するために必要とされる勉強時間の目安について解説します。公認会計士の試験勉強を始めようか迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
※本記事はアーバンライフメトロが独自に記事を制作し、スクール紹介にはアフィリエイトプログラムの協力をいただいています。
公認会計士合格に必要な勉強時間
公認会計士は難易度が高い分、膨大な勉強時間が必要な資格です。軽い気持ちでは目指しても挫折してしまう確率が高いことから、ある程度勉強時間の目安を知っておく必要があるでしょう。ここでは、公認会計士に合格するために必要とされる勉強時間を解説します。
必要なトータル勉強時間は平均4,000時間
公認会計士の試験は科目が多く、深い知識が必要とされる資格です。そのため、勉強時間も多く確保する必要があります。一般的な目安としては、効率的に進められる人なら約3,000時間、働きながら隙間時間を使って受験する人なら5,000時間以上は覚悟しておくことをおすすめします。
資格 | 平均勉強時間 |
---|
公認会計士 | 4,000時間 |
司法試験 | 6,000時間 |
税理士 | 3,000時間 |
公認会計士とよく比較される税理士の試験なら約3,000時間。公認会計士と同じ三大国家資格で知られる司法試験なら6,000時間が一般的に必要とされる勉強時間です。
つまり公認会計士試験は司法試験ほどではないものの、税理士を目指すより時間と気力が必要になるでしょう。長期間、継続して勉強する覚悟が必要になるので、コツコツ勉強できる人に向いている資格といえます。
1日の勉強時間は?何年勉強する必要がある?
1日に必要な勉強時間や試験合格までに必要とする期間は、勉強に専念できる環境かどうかによって異なります。ライフスタイルに合わせて余裕のあるスケジュールを組むことが大切です。ここでは、大学生と社会人に分けて1日の勉強時間や期間について解説します。人によって生活環境はさまざまなので、ひとつの目安としてチェックしてみてください。
大学生の合格までの年数
比較的勉強に集中できる環境にある大学生なら合格までの期間は短くなります。とくにスケジュールに余裕がある大学3、4年生なら、勉強に専念できれば、1年で合格することも可能です。
ただ、1日に11時間ずつ、休まず勉強した場合なので、アルバイトやサークル活動などもあるのなら少し無理がある計画といえるでしょう。一般的には、2年間ほどで取得を目指す人が多く、その場合は1日5時間半の勉強(1日5.5時間×2年間で4,015時間確保できる)になります。
ただ、モチベーションを維持するために休息を取ることも重要になるので、キツキツのスケジュールではなく、余裕を持って1.5~2年程度を目安にすることをおすすめします。
社会人の合格までの年数
社会人が公認会計士の合格を目指した場合、一般的には2~3年間くらいは必要になるでしょう。例えば、平日に1日3時間ずつ勉強し、土日に1日6時間程度勉強時間を確保できれば、3年間で4,000時間を達成できます。
ただ、社会人は学生とは違い仕事や人付き合いで、予定通り進まない可能性が高いことも考慮してスケジュールを組む必要があります。また、仕事や長期間の勉強によってストレスも貯まりやすくなることから、適度に息抜きをすることも挫折をしないために大切です。
合格までの最短期間は?
一般的に公認会計士の勉強期間は2年~3年程度ですが、勉強がとても得意で効率的に進められるような人なら、1年程度で合格できる可能性があります。ただ、1日10時間以上を勉強時間に充てても、最後までやり抜ける人限定なので、「勉強が好き」という前提がない限り厳しいでしょう。
また、1年間は勉強漬けの生活になるので、精神面と体力面はかなりきつくなることが予想されます。日本三大国家試験と呼ばれる超難関の試験にチャレンジするには、真剣に試験に向き合い、それなりの時間を投資する覚悟が必要ということです。
公認会計士の勉強に時間がかかる理由
公認会計士は求められる責任が大きい職業のため、それにふさわしい知識が求められます。そのため、試験の難易度は高く、勉強には十分な時間が必要です。ここでは、公認会計士の勉強に時間がかかる理由をもっと詳しく解説します。
合格率の低い難関資格
公認会計士合格は医師免許や弁護士になるために受ける司法試験と並ぶくらい難易度の高い試験です。それでも、高い年収と社会的信用、需要もある職業であることから、最近は願書提出者は増加傾向にあります。
ただ、試験の合格率は過去数年の平均をみてもわずか10%程度です。試験科目が多く、広範囲であることや、長期間勉強を継続するモチベーションを保つことも難しい試験になります。
また、2021年は合格者の平均年齢が24.5歳でした。これは大学在学中、または卒業後すぐに試験にチャレンジする人が多い傾向を示しています。多くの勉強時間が必要なため、大学在学中から準備を始めることが早期合格の鍵といえるでしょう。
受験科目が9科目と多い
公認会計士の勉強に時間がかかる最大の理由は受験科目の多さです。試験は短答式4科目と論文式5科目の9科目に合格する必要があります。
短答式
論文式
- 会計学
- 監査論
- 租税法
- 企業法
- 経営学・経済学・統計学・民法のいずれか1科目
公認会計士の資格試験は受験科目も多いですが、他にも出題範囲が広く、専門性が高いことでも有名です。1次試験の短答式はマークシートによる択一式試験で、1日に2科目を2時間ずつ3日間で受けます。その後、短答試験に合格した人のみ論文試験に進めるシステムです。
短答式は年2回、論文式試験は年1回のみ実施しています。論文式試験は、仮に1回不合格になっても、短答式に合格した日から2年以内なら再試験が可能です。
そのため、まずは短答式試験の合格を目標に勉強することになります。予備校の中には、公認会計士の特徴を考慮して、短答式と論文式を分けて受講する講座も用意されています。
科目別に必要な勉強時間
公認会計士は試験科目が多く、かつ科目別合格は適用されません。そのため、すべての科目で合格ラインをクリアする必要があります。
どの科目も一定水準の知識が求められるため、どの科目にどれだけの時間をかけるかが、効率的に勉強を進めるための鍵です。下記には各科目の勉強時間の目安をまとめてみました。
科目 | 短答式 | 論文式 |
---|
財務会計論 | 600時間 | 200時間 |
管理会計論 | 300時間 | 200時間 |
監査論 | 200時間 | 200時間 |
企業法 | 400時間 | 300時間 |
租税法 | ー | 400時間 |
選択科目(統計学・経営学・経済学・民法のどれか) | ー | 200時間 |
財務会計論
財務会計論は、会計基準の内容や理論的背景や簿記計算などが中心です。1次試験の短答式と2次試験の論文式試験の両方で出題されます。理論と計算問題が出題されますが、両方とも理解していなければ、答えられない問題なので、同時進行で勉強していくのが効率的です。
そのため、学ぶ範囲も広く、他の科目と比べて勉強時間も多くなる傾向があります。目安としては1次試験の短答式の勉強時間は600時間以上、2次試験の論文式は200時間程度です。
管理会計論
管理会計論は、意思決定会計・業績管理会計、原価計算が中心です。出題が多いことで知られる科目なので、スムーズに解けないと試験時間内に回答ができない可能性があります。管理会計論も1次試験の短答式と2次試験の論文式の両方で出題されます。勉強時間は短答式で300時間、論文式で200時間ほどが目安です。
監査論
公認会計士は、大企業の経営状態が良いか悪いか調査して、監査証明書を作成する仕事をする職業です。そのため、監査論では公認会計士に必要とされる価値観や、「財務諸表監査」を行う際のルールが問われます。
出題範囲が広く、全てを覚えるのは困難ですが、知識量が得点につながる科目でもあります。勉強時間は1次試験の短答式が200時間、2次試験の論文式200時間程度が目安です。
企業法
企業法は、企業などの組織をはじめ、設立や運営、活動など諸規定を学びます。会社法や商法、金融商品取引法などがメインです。法律用語が多く、慣れるまでは分かりにくいですが、論理が中心なので、勉強量が得点にあらわれやすい科目といえるでしょう。勉強時間は1次試験の短答式が400時間、2次試験の論文式が300時間程度必要です。
租税法
租税法では税金に関して詳しく学びます。とくに所得税法、法人税法、消費税法の3つは公認会計士の実務でも大きく関係してくるので、しっかり理解することが大切です。出題は計算問題が約6〜7割程度で、記述問題が3〜4割程度になります。
会社法との関わりが深い科目なので、並行して学ぶとわかりやすいでしょう。租税法の勉強時間は平均して400時間程度です。2次試験の論文試験のみなので、短答式試験が終わってから勉強しても十分間に合います。
選択科目
選択科目には経済学、経営学、民法、統計学の四つの中から1科目を選んで受けます。出題は短答式ではなく、2次試験の論文式のみです。
経営学 | 企業のあり方やとるべき行動 |
経済学 | 経済に関する理論的な知識主にマクロ経済学とミクロ経済学について |
民法 | 売買契約、物件、債権など日常に関連する法律 |
統計学 | 統計に関する基礎主に記述統計、確率、推測統計、相関・回帰分析の基礎など |
選択科目によって多少異なりますが、勉強時間の目安は200時間から300時間程度です。勉強量で選ぶのなら、四つの科目の中で経営学がもっとも勉強時間が少なくて済む可能性があります。
ただ、試験問題の傾向が変わりやすいことから、資格スクールに通っている方なら情報収集や、講師からのアドバイスも受けられるのでよいですが、独学の場合は少し警戒したほうがよいかもしれません。
経済学は勉強量は少なくありませんが、計算問題が多いため、訓練次第で高得点が狙いやすい科目です。民法は、法律用語に慣れさえすれば、数学的知識がいらないため、比較的学習しやすい科目といえるでしょう。その分、出題範囲は広く、比較的勉強量は多めに必要です。
統計学は、計算問題がメインで、資格取得後に実務でおおいに役立つ科目といえます。ただし他の科目との関連性が低いため、単体で学んでいく科目になるでしょう。
勉強のためにプライベートを犠牲にする必要がある?
公認会計士は超難関の試験なので、大学生活や社会人のプライベートを犠牲にする必要があるか不安を感じる人もいるでしょう。公認会計士は高い年収が約束され、大きな仕事を任される責任ある資格です。
そのため、膨大な勉強時間が必要になるので、気軽にチャレンジできる試験ではありません。ただ、学び方によっては効率的に学習を進めることが可能です。独学や資格スクール、専門学校などさまざまな学び方があるので、自分にぴったりの勉強法を見つけることが重要になるでしょう。
合格のためのスケジュールを立てる
公認会計士に合格するには、長い期間を勉強時間にあて、途中で挫折しないための計画づくりが重要です。そして学生と社会人では、勉強に使える時間やストレス度も異なるため、自分のライフスタイルに合った計画を立てる必要があります。
また、公認会計士は試験科目が多く、求められる知識が広範囲に及ぶため、各科目をしっかり配分して効率的な勉強を心掛けるようにしましょう。公認会計士はすべての科目で合格ラインを越えなければ合格できないので、苦手科目が見つかった場合は集中的に勉強することも大切です。
しっかりした計画づくりができれば、合格までの道筋が分かるのでモチベーションの維持にも役立ちます。
公認会計士を目指すなら!合格するための勉強法
公認会計士を目指すのなら、自分に合った学び方をみつけることが大切です。ここでは公認会計士の三つの勉強法についてまとめました。ライフスタイルに合わせて無理のない学び方を、ぜひ見つけてみてください。
お金をかけないなら独学
お金をあまりかけずに公認会計士に合格したいのなら、テキスト代のみで済む独学という選択肢もあります。専門学校や資格スクールだと年間60万円~80万円は必要な費用が、独学なら数万円と格安です。
また、どこかへ通う時間を確保する必要もないので、時間が自由にならない社会人にとって勉強を始めやすいメリットもあります。学ぶペースも自分の理解度に合わせられるので、授業についていけないプレッシャーを感じることもありません。
ただ、公認会計士の試験は出題範囲が広いため、自分で傾向を調べ勉強範囲を絞り込むのはかなり時間がかかるでしょう。専門学校や資格スクールなら最初から全出題範囲を網羅できるテキストやカリキュラムが用意されているため、時間を節約するのに役立ちます。
他にも分からないことを質問することができないため、すべて自分で調べることになる点もデメリットといえるでしょう。ただでさえ、科目が多く出題範囲も広い試験なので、調べものに時間を取られると学習が進まずモチベーションが保てない可能性もあります。
そのため、自己管理が十分にできる人、または時間に余裕がある人でない限り、独学はあまり効率的な勉強法とはいえません。なるべく早く合格を目指したいのなら、独学よりも専門講師がいる予備校や資格スクールがオススメです。
専門学校・資格スクール
公認会計士は出題範囲が広範囲なため、しっかりしたカリキュラムとテキストが揃っている専門学校や資格スクールがオススメです。通学を選べば、同じ目標に向かって頑張る仲間もできるので、モチベーションを保つのにも役立つでしょう。
また、質問や相談ができるので、分からないことを調べる時間を節約できて、勉強がはかどるメリットもあります。公認会計士は他の資格講座と比較すると料金は高額になるものの、独学で始めるより挫折するリスクは軽減できます。
公認会計士試験に合格するためにおすすめの予備校
公認会計士の資格試験対策講座がある予備校はあまり多くはありません。また、合格実績や人気講師の有無、校舎の有無など、内容もさまざまです。そこでここでは、公認会計士の試験にオススメの予備校を4校紹介します。自分に合う学校があるか、ぜひチェックしてみてください。
スクール名 | 特徴 | 料金 | 受講形態 | 合格実績 |
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LEC東京リーガルマインド
| 短答式試験にいち早く合格 ▶公式サイト | 2023年短答合格コース 278,000円 一発合格したら論文コースが50,000円 合計 328,000円 | 通学・オンライン・DVD | – |
CPA会計学院
| 自習室や視聴ブース、女性専用ブースを完備 ▶公式サイト | ・2年スタンダードコース (短答2回対応):720,000円~ ・1年スタンダードコース(短答1回対応):620,000円~ | 通信講座・通学講座 | 2022年 合格者数:606名・合格者占有率:41.6% |
資格の大原
| 振替講座や映像・音声でのフォローあり ▶公式サイト | 2023年合格目標初学者合格コース (教室・映像/Web) 1年:各740.000円/720,000円 2年:各780,000円/760,000円 | 通学・オンライン・DVD | 2021年度397名 |
TAC
| コースが豊富で自分にあったプランを選択 ▶公式サイト | 【2024年合格目標】教室(ビデオブース)+Web講座/Web通信講座 ・1.5年S本科生 (Aレベル):各760,000円 (Bレベル):各755,000円 (Cレベル):各750,000円 | 通学・オンライン・DVD | 合格者累計実績9,307名 |
LEC
1次試験の短答式と、2次試験の論文式を分けて受講できる「LEC」。法律系の予備校として知られていますが、他とスクールと比べてリーズナブルな料金設定で人気がある予備校です。
オリジナル問題の本試験での的中率が高く、解説も丁寧なので初めて試験にチャレンジする人にも向いています。大手より講義や答練の回数が多く、管理会計論が強いことでも有名です。
おすすめポイント
- 短答式と論文式のコースが別々に受講できる
- 他のスクールに比べてコース料金がリーズナブル
- 解説が丁寧でわかりやすい
>>LEC公認会計士の講座の口コミ・評判はこちら
総費用 | ・2023年短答合格コース:278,000円+ ・論文コース:50,000円(一発合格の場合) 合計 328,000円 |
キャンペーン | 早期申込割引・退職者、離職者応援割引・再受講割引・大学生、書籍部割引、代理店書店割引・資格説明会当日申込割引、資格説明会予約割引 |
受講期間 | 1~1.5年(短答合格コース、開始時期によって異なる) |
給付制度 | 奨学金 第一種(貸与型・無利子):月額50,000円または88,000円 第二種(貸与型・有利子):月額50,000円・80,000円・100,000円・130,000円・150,000円から選択 |
合格者数 | 非公開 |
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合格実績
合格率は公開されていませんが、LECのホームページには合格者の体験記が多数掲載されています。コースが短答式と論文式で分かれているので、じっくり1次試験の短答式から学びたいという方にはオススメです。
費用・キャンペーン情報
期間限定で割引が受けられるキャンペーンを実施していることがあります。また、再チャレンジする人向けの「再受講割引」や退職者や離職者向けの応援割引など、豊富に特典が用意されています。
サポート体制
LECでは質問や相談をWebで受付ています。電話や直接対応もしてもらえますが、事前に予約が必要です。そのため、基本的に質問はWEB上から行うことになるでしょう。
さらに監査論、財務会計論、管理会計論に関してはLINEで質問が可能です。一科目に1人の専門講師がつきサポートするシステムになっています。
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CPA会計学院
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45年以上の実績と高い合格率で評判の「CPA会計学院」。毎年多くの公認会計士の合格者を輩出している信頼の高い資格スクールです。簿記検定や税理士、公認会計士に特化した予備校なので、テキストや問題集の質が高いことでも定評があります。
2022年の合格者数は606名で、合格者全体に占める割合は41.6%です。
また、資料請求をするだけで公認会計士の講座を無料体験できるサービスも実施しています。実際に体験してから検討できるので、続けられるか心配という方にオススメです。通学はもちろん、通信教育もあるので、働きながらでも無理なく学べます。
おすすめポイント
- 合格者全体に占める割合は41.6%と高い
- 入門講座を無料体験できる
- 個別サポートがついている
料金 | (通学/通信) ・2年スタンダードコース (短答2回対応):780,000円/720,000円 ・1年スタンダードコース(短答1回対応):680,000円/620,000円 ・2年速習コース(短答3回対応):780,000円/750,000円 ・1年速習コース(短答2回対応):680,000円/650,000円 |
合格者数・合格者占有率 | 2022年・合格者数:606名・合格者占有率:41.6% |
給付制度 | 入学時に受講料と同額を無利子貸与:月額 5,000~30,000円を毎月分割して返済する。 返済開始時期 ①公認会計士試験に合格した年の翌年4月 ②奨学金支給後満3年経過後 |
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合格実績
CPA会計学院の2022年の公認会計士の占有率は41.6%でした。合格者1,456名のうち、606名がCPA会計学院の講座を受講したことになるので、かなり信頼ができるスクールといえるでしょう。毎年安定して多数の合格者を輩出しているので、実績がある資格スクールを探している方にオススメです。
費用・キャンペーン情報
CPAでは条件を満たせば奨学金制度が利用できます。
- 18歳以上
- 学費の支払が困難と認められる者
- 公認会計士試験を受験する意思がある者
毎年、初学者100名、受験経験者100名を募集しているので、興味のある方は早めに申し込みましょう。
サポート体制
CPA会計学院は、いつでも個別面談の申し込みができます。学習環境や勉強の進み具合から学習方法や問題点のアドバイスなど、積極的にサポートしてくれる点が魅力です。
電話やメールでも質問を受け付けてくれるので、仕事で忙しい人でも無理なく利用できるでしょう。短期合格に向けて手厚いサポートが欲しいという方は、CPA会計学院の公認会計士講座がオススメです。
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資格の大原
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全国に校舎を持つ「資格の大原」。公認会計士の講座では、毎年安定して合格者を輩出している大手資格スクールです。テキストや問題集などは、最新の試験傾向に合わせて改訂されているので、独学より効率的に学習ができます。
経験豊富なベテラン講師が多く在籍しているので、サポート体制も万全な点が魅力です。転勤や引っ越しをすることになっても転校が無料でできるので、安心して勉強を続けられます。
おすすめポイント
- 全国に校舎がある
- ベテラン講師が多く在籍
- 合格率が高い
総費用 | 【2023年合格目標1年初学者合格コース】 ・教室通学:740.000円 ・映像通学:740,000円 ・Web通信:720,000円 【2023年合格目標2年初学者合格コース】 ・教室通学:780,000円 ・映像通学:780,000円 ・Web通信:760,000円 |
キャンペーン | 受講料最大20,000円OFF 大学生協等割引との併用も可能 |
受講期間 | 1~2年(コースによって異なる) |
給付制度 | 記載なし |
合格者数 | 2021年度 397名合格 |
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合格実績
大原の2021年度の公認会計士試験の合格者は397名です。公認会計士試験全体の30%から40%が大原の講座を受講したことになります。毎年、高い合格率を誇る実績がある資格スクールなので、安心して勉強できます。
費用・キャンペーン情報
資格の大原の受講料は上記の表のとおりです。受講料の割引制度があり、大学生協の割引との併用も可能です。
サポート体制
資格の大原では、直接はもちろん、電話やメールでいつでも質問を受け付けています。質問は回数制限がなくいつでもOKなので、分からないことをすぐに解消できる点が魅力です。通信教育なら、担当講師がついてくれるため、勉強方法などのアドバイスももらえます。一人だと続けられるか心配な方は、手厚いサポートがつく大原を検討してみてください。
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TAC
全国に校舎がある資格の学校「TAC」。公認会計士の資格講座では、確かな実績がある大手資格スクールです。実際に公認会計士に合格した人が講師を勤めるため、実際の業務についての経験談も聞くことができ、モチベーションのアップにも役立ちます。もちろん、試験対策についての生の声も聞けるので、情報が多すぎて混乱するという方にも助かるでしょう。
たくさんの合格者を輩出している経験から、分かりやすいテキストが用意されている点も魅力です。 YouTubeで「TAC」で検索すると、公認会計士講座の入門編を視聴することもできます。講座の雰囲気を確認してから受講を検討したい方にオススメです。
おすすめポイント
- 全国に校舎があるので通学しやすい
- 確かな実績がある
- YouTubeで入門編を視聴できる
総費用 | 【2023年合格目標】初学者向けコース・短期集中L本科生 (教室(ビデオブース)+Web講座/Web通信講座) ・Aレベル:750,000円 ・Bレベル:745,000円 ・Cレベル:740,000円
【2024年合格目標】1.5年L本科生 (教室(ビデオブース)+Web講座/Web通信講座) ・Aレベル:770,000円 ・Bレベル:765,000円 ・Cレベル:760,000円 |
キャンペーン | 1.5年L本科生秋割キャンペーン |
受講期間 | 1.5~2年(コースによって異なる) |
給付制度 | 奨学生選抜制度成績順位に応じて受講料が80%OFF |
合格者数 | 2014年合格者1,102人中 415人 (38%) 2015年合格者 1,051人中 372人(35%) 2016年 合格者1,108人中 382人(35%) 2017年合格者 1,231人中 352人(29%) |
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合格実績
TACの2006年~2021年までの合格者占有率は37.9%でした。TACの講座受講者の合格者数は累計9,307人になります。また、19歳の最年少合格者も2年連続で輩出しています。毎年合格者を出ている大手予備校なので、安定しているところに通いたいという方にオススメです。
費用・キャンペーン情報
2022年10月31日まで、秋割キャンペーンを実施中です。2024年論文合格目標1.5年L本科生の受講料が30,000円割引になるので、お得に契約したい方は期間中に申し込みを検討しましょう。
サポート体制
TACでは、授業後にいつでも直接講師に質問ができます。電話やメール、Zoomなどのオンラインを利用した相談や質問も受付ているので、初心者でも安心して学べる点が魅力です。
また、試験に合格した人をサポートするシステムも整っています。情報収集や個別相談など受付ているので、就職や転職に資格を役立てたい方に最適です。
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公認会計士予備校の資料請求はこちら
まとめ
公認会計士は、司法試験や医師試験と並ぶ難関な国家資格です。試験科目が多く、出題範囲も広いため、勉強時間は約4,000時間が一般的といわれています。期間は勉強に専念できる学生で1年半~2年。仕事やその他に時間を取られる社会人なら2年〜3年くらいが平均です。
独学でチャレンジし合格する人もまれにいますが、効率的に学びたいのなら資格スクールや専門学校に通うほうがよいでしょう。資格スクールや専門学校なら、さまざまなサポートも受けられるので、スムーズに勉強ができます。
本記事でもオススメの予備校を4校紹介しているので、気になるところがあれば、まずは資料請求を申し込んでみてください。公認会計士は長期間の勉強が必要ですが、自分にピッタリの学び方が見つかれば、モチベーションを保ちながら無理なく続けることができるでしょう。