「練馬大根」が有名な練馬区の農産物 でも生産量トップは大根じゃなかった!
2021年11月6日
知る!TOKYO東京23区内で最大の農地面積を誇る練馬区。特に「練馬大根」の名前は有名です。しかし実は最も生産されているのは別の野菜であるのをご存じでしょうか。フリーライターの出島造さんが解説します。
世界が注目する練馬区の農業
練馬区の農産物といえば、「練馬大根」の名で知られる大根です。同区の農業は有望な産業として飛躍している最中で、大根以外の農産物も続々と登場しています。

皆さんは、練馬区の農業が東京だけでなく世界から注目を集めているのをご存じでしょうか。その理由は東京23区という都市圏にありながら、大規模な農業が営まれているからです。
2020年8月に練馬区が発表した最新の農業経営実態調査によると、練馬区の耕作面積は約1万8166a(181万6600平方メートル。東京ドーム39個分)、農家数は421戸を数えています。都内では練馬区のほかにも世田谷区や江戸川区などに農地はありますが、練馬区の規模は圧倒的で、都内の耕地面積の約4割を占めています。
そんな練馬区で最も生産面積が広いのは、前述の大根ではありません。正解はキャベツで生産面積は2364a、次いでブロッコリーの933a。大根は第3位で883aとなっています。
キャベツは同区で長く生産されており、石神井公園にあるJA東京あおばとれたて村石神井(練馬区石神井町)の敷地には、1998(平成10)年に建てられた「甘藍(キャベツ)の碑」という記念碑があるほどです。
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