神楽坂がリトルパリと呼ばれる理由とは?リトルパリのおすすめフレンチをご紹介!

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神楽坂がリトルパリと呼ばれる理由とは?リトルパリのおすすめフレンチをご紹介!

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逆瀬川勇造

不動産ライター

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東京都新宿区の神楽坂と言えば、老舗の料亭や旅館が立ち並ぶ横丁があったり、花柳界があったりと和のイメージが強いかもしれません。実は、フランス人在住者が多く、リトルパリと呼ばれているのをご存じでしょうか。本記事では、不動産ライターである逆瀬川勇造さんがリトルパリ・神楽坂のおすすめフレンチについてご紹介します。

石畳のあるパリの街角(画像:photoAC)



 日本在住のフランス人が多く住んでおり、坂の途中の小さな階段や石畳の細い路地などはフランスの街並みをほうふつとさせることから東京の“リトルパリ”とも呼ばれる神楽坂。

 路地裏には隠れ家のようなビストロやブラッスリーなど本格的なフレンチが味わえるお店も多く、美食の激戦区でもあります。

 では、なぜ神楽坂はリトルパリと呼ばれるようになり、美食の街として知られるようになったのでしょうか。

 本記事では、神楽坂がリトルパリと呼ばれるようになった理由をご紹介するとともに、神楽坂のおすすめフレンチについてご紹介していきます。

 ぜひ最後まで読んでいただき、美食の街・神楽坂でおいしいフレンチを楽しんでみてはいかがでしょうか。

神楽坂がリトルパリと呼ばれる3つの理由とは?

神楽坂(画像:photoAC)

 神楽坂は、日本在住のフランス人が多く住んでいる地域であり、情緒あふれる街並みも手伝い、リトルパリともプチフランスとも呼ばれています。

 では、なぜこのように呼ばれるようになったのでしょうか。

 ここでは、神楽坂がリトルパリと呼ばれるようになった3つの理由を以下の通りご紹介します。

  • 東京在住のフランス人の数が最も多い地域
  • フランス政府公認機関がある
  • 石畳の細い路地などフランスの街並みに似ている

東京在住のフランス人の数が最も多い地域

パリのサンジェルマン デ・プレ界隈(画像:phoroAC)

 神楽坂のある東京都新宿区は都内で最もフランス人が多く住んでいる地域です。

 2021年12月時点で日本在住のフランス人の数は11,319人となっており 、そのうち都内在住者は半数を超える6,281人となっています。

 さらに新宿区に住むフランス人の数を見てみると、2022年9月1日時点で657人となっており、都内に住むフランス人の10%以上が新宿区に住んでいる計算です。

 このようにフランス人が多く住んでいる地域である点は、神楽坂が東京のリトルパリと呼ばれる理由といえるでしょう。

フランス政府公認機関がある

 神楽坂がリトルパリと呼ばれる理由としては、フランス政府の公認機関であるアンスティチュ・フランセ東京(旧東京日仏学院)が近い点もあげられます。

 フランス文化の発信とフランス政府公認のフランス語学学校として1952年1月に誕生した旧東京日仏学院。

 この時、学院にも近く、治安の良かった神楽坂周辺に、フランス人講師やスタッフが住むようになり、次第にフランス人のコミュニティが形成されていったといえるでしょう。

石畳の細い路地などフランスの街並みに似ている

神楽坂の石畳(画像:photoAC)

 石畳の細い路地や坂の多い風景がフランスの街並みに似ていたのも神楽坂がリトルパリと呼ばれるようになった理由の1つ。

 フランス人が多く住むようになったことで、フランスの郷土料理などを提供するお店も出始め、次第にフランスの街並みに近づいていったともいえるでしょう。

 こうした点からフランス人がフランス人を呼ぶコミュニティ形成につながり、神楽坂がリトルパリと呼ばれるようになったのです 。

美食の街・神楽坂のおすすめフレンチをご紹介!

フランス料理(イメージ画像:photoAC)

 東京のリトルパリとして多くのフランス人が集まる街となった神楽坂。

 正統派フレンチはもちろんのこと、食堂のようなビストロスタイルやカジュアルなワインバーなどさまざまなフレンチが堪能できる美食の街としても知られています。

 ここでは、そんな美食の街・神楽坂のおすすめフレンチをご紹介しますので、参考にしてみてはいかがでしょう。

特別な日におすすめの本格フレンチ。「ル・マンジュ・トゥー(Le Mange-Tout)」

 大切な人との特別な時間を過ごすなら本格フレンチを堪能できる「ル・マンジュ・トゥー」がおすすめです。

 厳格なドレスコードがある訳ではありませんが、極端にカジュアルな格好はNGであり、子どもの同伴も13歳からとなっており、落ち着いた雰囲気で食事を楽しめます。

 メニューはシェフのおまかせコースのみ。

 シェフが厳選した旬の素材を使用したコース料理が楽しめる本格フレンチのお店です。

 大切な方との特別な時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

■ル・マンジュ・トゥー(Le Mange-Tout)
住所:東京都新宿区納戸町22 
TEL:03-3268-5911
営業時間:18:00~21:00
定休日:日曜日(祝祭日は営業)

気軽にフレンチを楽しむなら。「ル・パリジャン(LE PARSIEN)」

 気軽にフレンチを楽しむなら「ル・パリジャン」がおすすめでしょう。

 店舗の内観・外観までパリの風景を感じられるお店であり、パリへ訪れているような雰囲気が楽しめます。

 伝統的なフレンチフードはもちろん、オリジナルの串焼き料理「プロシェット」を手ごろな価格で楽しめるため、気軽にフレンチを楽しめるでしょう。

■ル・パリジャン(LE PARSIEN)
住所:東京都新宿区岩戸町19 高野ビル1F
TEL:03-5579-2866
営業時間:月~金11:30~14:30、17:30~23:00
定休日:不定休

素材にこだわる人気店「ラ・マティエール(La Matiere)」

 神楽坂の人気フレンチとしても有名な「ラ・マティエール」もおすすめです。

 フランス語で「素材」や「材料」を意味する「ラ・マティエール」を店名にしている通り、素材の良さや味にこだわった料理を提供しているのが人気の理由といえるでしょう。

 開店当時から人気の「魚介のタルタルサラダ」や「厚切りスモークサーモンのゴマ付け焼き」などボリュームも満点の本格フレンチがコスパ抜群で楽しめます。

 黒とアイボリーの壁と赤いドアが路地裏の雰囲気に馴染んだおしゃれな外観と、落ち着いた雰囲気の店内は記念日やデートにも最適です。

■ラ・マティエール(La Matiere)
住所:東京都新宿区神楽坂6-29
TEL:03-3260-4778
営業時間:11:30~14:00(L.O)、18:00~20:00(L.O)
定休日:月曜日

リトルパリで本格フレンチを堪能してみては?

フランス料理(イメージ画像:photoAC)

 本記事では、神楽坂がリトルパリと呼ばれる理由や神楽坂のおすすめフレンチについてご紹介しました。

 フランス人が多く住んでいる神楽坂は、美食の街としても知られており、本格的なフレンチを楽しめる店舗が数多くあります。

 本記事でご紹介した内容を参考にして、大切な方との特別な記念日やデートやご友人との楽しい時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

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