旅行がお得になる東京都民割「もっとTokyo」再開! 新ルールやおすすめ予約テク

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旅行がお得になる東京都民割「もっとTokyo」再開! 新ルールやおすすめ予約テク

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シカマアキ

旅行ジャーナリスト、フォトグラファー

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東京版「GoTo トラベル」とも言われる「もっとTokyo」(通称、都民割)が、2022年6月10日から再開されます。対象日を含む割引の条件や申し込み方法などの詳細、新たに追加された18歳以下の方への助成金の内容についても、旅行ジャーナリストのシカマアキさんが解説します。

1泊5000円割引、トライアルで7月31日宿泊分まで対象

 東京版「GoTo トラベル」とも言われる「もっとTokyo」(通称、都民割)が、2022年6月10日から再開されました。2020年10月に開始したものの、新型コロナウイルスの影響により、たった1ヶ月で中止となったままでした。

東京タワーと都内(画像:photoAC)



 東京都と東京観光財団による都内の観光促進事業で、都民が都内で宿泊した際、1泊あたり5000円割引などが受けられます。日帰り旅行も対象。利用するには、ワクチン3回接種済みであること、検査結果が陰性であることなどの条件があります。販売は、6月10日(金)12時以降。6月10日から7月31日(8月1日チェックアウト含む)までの旅行が対象です。

 全国的な「GoTo トラベル」再開に先駆けて、いち早く再び始まった今回の事業。東京以外の地域では数カ月前から「県民割」「ブロック割」などが早々に再開していただけに、都民にとっては「やっと」との思いが強いでしょう。今だけお得に旅ができるチャンスであり、夏休みも入る対象時期にぜひ旅行のプランを立ててみてはいかがでしょうか。

「ワクチン3回接種完了」などの利用条件あり

 今回の「もっとTokyo」は、都内の観光を促進するのを目的に、感染防止対策を徹底しつつ、試験的(トライアル)として実施します。対象は東京都民のみ。東京都内を宿泊地、目的地とする旅行での費用が助成されます。

 助成金額は、宿泊を伴う旅行の場合は1人1泊5000円割引で、宿泊のみ利用でも1人1泊あたり5000円割引です。6000円以上が割引対象。例えば、1泊6000円のホテルに泊まった場合、5000円補助で支払いはたった1000円です。

「もっとTokyo」で対象となる助成額など(もっとTokyo公式サイトより抜粋)

 日帰り旅行も対象です。旅費3000円以上で、1人1回2500円引き。つまり実質500円で旅行ができる計算となり、とてもお得と言えます。

 申し込み方法は、旅行会社やホテル予約サイトなど。「楽天トラベル」「じゃらん」などで都内のホテルを予約する場合、すでに割り引かれた宿泊代金が表示され、クリックすると購入できる仕組みです。ホテルに直接予約しても、割引が受けられないこともあるので注意してください。宿泊時など「もっとTokyo」の利用申込書を提出する必要もあり、ワクチン接種歴または陰性証明書に加え、免許証などの本人確認書類を提示しなければいけません。

18歳以下は補助上乗せ、島しょ部限定プレミアム商品券も新登場

 今回新たに、「18歳以下で助成金1000円上乗せ」が加わりました。平成16年(2004年)4月2日以降に生まれた人が対象で、この年代のワクチン接種率を上げるためとの目的があるとはいえ、さらにお得に都内を旅行できるチャンスです。

「電子しまぽ」(しまぽ通貨)公式サイト



 さらに、東京都にある島しょ部の観光振興を目的とした「しまぽ通貨」の販売も、6月10日12時から開始。1万円分のしまぽ通貨(プレミアム付き商品券)を7000円で販売します。8万セット限定、1人8セットまで購入可。伊豆諸島と小笠原諸島の11の島にある店舗や宿泊施設などで利用できます。販売開始に先立ち、 6月8日(水)正午より、本人確認の受付が開始されています。

いずれも、「もっとTokyo」との併用も一部可。ちなみに「GoTo トラベル」が再開した際はその併用も可能とのことです。

都民割をお得に予約するのに知っておくべきこと

 「もっとTokyo」は2020年に実施された際、主な旅行会社や宿泊施設では発売して瞬く間に売り切れる事態となりました。今回は約25泊分が対象とのことで、販売開始して早々にチェックしてもすでに売り切れの事態も十分想定されます。

 ひとまず「いち早く予約する」に越したことはありません。大手旅行会社や大手予約サイト以外にも、「もっとTokyo」を取り扱っている場合があります。幅広く、根気強く調べてみてください。販売開始時期が旅行会社やWebサイトごとに、一斉スタートでないこともあります。

 また、すべての旅行商品(ツアー)や宿泊代金が割引対象というわけではありません。当然ながら、1泊5000円未満であれば対象外。また、「もっとTokyo」対象宿泊プランが、通常料金より高めに設定されている場合もあります。「もっとTokyo」分を割引した金額で安ければ問題ありませんが、他の割引プランや時期をずらしたほうが実は安いことも。泊まってみたいホテル・旅館があれば普段から「相場」を知っておくこと、他のプランも念のためにチェックするのをおすすめします。

「GoTo トラベル」再開も近い? 旅の計画はお早めに

「GoTo トラベル」は、国内旅行で国内すべての目的地へのツアーや宿泊などが対象で、とてもお得に旅ができると大変人気を博しました。しかし、新型コロナの感染が拡大した2020年12月に中止して以降、一度も再開されないまま今日に至ります。2022年7月以降の再開や名称を変えて改めてスタートといった報道もあるものの、感染者がゼロになっていない現状で、再開に慎重な意見が根強くあります。

全国共通「GoTo トラベル」の張り紙(画像:シカマアキ)

特に、東京都民は当初「GoTo トラベル」対象から除外され、10月からやっと対象となったのに2カ月余りで中止になったのは、まだ記憶に新しいのではないでしょうか。今年初めごろから徐々に再開し出した地方版「GoTo トラベル」と言える「県民割」「ブロック割」なども、東京都の感染者が多いことなどを理由に、東京都民が軒並み対象外となる事態も次々起きました。

 それだけに、都民割への期待は大きく、人気が集中するでしょう。東京都は、8月以降の実施については、感染状況や「GoTo トラベル」再開を見つつ、現在のところ「未定」としています。今回の助成を逃してしまった場合、次の機会に向け、日ごろからこまめな情報収集を怠らないようにしましょう。

■もっとTokyo
https://motto-tokyo.jp/
■電子しまぽ(しまぽ通貨)

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■GoTo トラベル
https://goto.jata-net.or.jp/

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