日本語ロックの伝説「はっぴいえんど」が提唱 東京の原風景「風街」とは何だったのか?

昨今のシティポップブームから再評価が高まる和製ロックバンド・はっぴいえんど。その歌詞の魅力と東京性について、音楽ライターの鈴木啓之さんが解説します。


活動期間わずか3年

 昭和文化の再評価が著しい昨今、音楽の分野ではシティポップが海外の熱心なファンや若い世代に人気です。

 その昔はフォークやロック、その後ニューミュージックと呼ばれたジャンルの音楽で、かつては「シティポップス」という言葉はありましたが、「シティポップ」という呼ばれかたはわりと最近になってからです。

 そんななか、日本語ロックの創成期のバンドとして神格化されて久しい「はっぴいえんど」が、今また殊更にクローズアップされているのは、シティポップのルーツとしての存在だからです。

 わずか3年の活動期間ながら、

・日本語の歌詞
・洋楽テイストの洗練されたメロディー

が融合した音楽を都会的な表現で創り上げたレジェンド。

 東京が舞台とされた作品が多いのは、4人のメンバーうち、岩手県出身の大瀧詠一以外の3人が東京出身であることが大きいのでしょう。しかしながら大瀧のウェットな歌声は、クール過ぎない世界観を絶妙に形成する役割を果たし、はっぴいえんどの音楽に普遍性をもたらしました。

 細野晴臣と松本隆は港区、鈴木茂は世田谷区の生まれ。後に職業作詞家へと転じて言葉の遣い手となる松本は、主に麻布、六本木や渋谷かいわいの古きよき東京を「風街」と表現しました。

名曲「風をあつめて」から考える


【画像】はっぴいえんどのギタリストが結集した大型新人バンド「SKYE」

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