増税間近で注目される家計節約術 ストレスなく続けるにはどうしたらいい?
10月の増税に際し、節約術に注目が集まっています。しかし継続するにはストレスが少ないことが条件です。そんななか、おすすめの節約術をライターの宮野茉莉子さんが解説します。お金の「使い方」に対するストレスを把握しよう 2019年10月の増税以降、節約を考える人は少なくありません。といっても、節約は性格によって向き不向きがあるというもの。楽しめる人がいる一方、苦しくなったり、ストレスになったりする人もいるのです。 何事も続けることが肝心。節約を続ける際に大切なのは、ストレスとうまく向き合うことです。さっそく、具体的な方法をご紹介していきましょう。 ストレスのない節約方法とは?(画像:写真AC) まず把握したいのが、お金の「使い方」に対するストレスです。その感覚は、人によって大きく異なります。 こまめに電気を消したり、お買い得商品を求めてスーパーを何店舗も巡ったり、ポイントを貯めて使ったりすることを「楽しい」と感じる人もいれば、ケチっぽいとストレスに感じる人もいます。 ストレスに感じる人は、こまめに節約しようと思っても続かなかったり、逆に散在してしまったりすることも。まずは自分のお金の「使い方」を把握し、無理のない節約方法を取り入れましょう。 面倒くさがりな人は「固定費削減」を面倒くさがりな人は「固定費削減」を 節約を始めると、日々の生活や行動を見直すことになります。しかし、面倒なことを避けたいのが、皆さんの本音ではないでしょうか。 格安スマホへの乗り換えは、簡単で効果的(画像:写真AC) そこで、面倒なことが苦手な人におすすめなのが「固定費の節約」です。契約を一度変更さえすれば、何もしなくても出費がダウン、放っておいても、以前より節約できます。代表的な固定費の節約といえば、次の3点です。 ・電気とガスをセットにする ・スマートフォンのプラン変更や格安スマホへの乗り換え ・保険料の見直し 電気とガスをセットにすると、プランによっては固定費の節約になります。住んでいる地域や月々の利用料金、都市ガスかLPガスかなど、条件によってどの企業が安くなるのかは異なります。これは比較サイトに情報を入力すればすぐに調べられます。なお、企業によっては検針票や支払いカードを用意すれば、インターネットで簡単に切り替え可能です。 またスマホプランの変更や、格安スマホへの乗り換えも検討しましょう。最近は大手キャリアでも、料金プランを安価に設定する傾向があります。格安スマホや保険の見直しは、毎月節約できる金額が大きくなります。 「ほんとうは欲しくないもの」は買わない「ほんとうは欲しくないもの」は買わない 皆さんは日々の生活の中で、次のようなものを買っていませんか? ・なんとなく飲んでいる、食べているもの ・周囲の人が買っている、持っている、勧めてくるもの 増税後は買い物をするたび、「これは本当に必要なのか」と考える習慣をつけましょう。本当に欲しい、買えば気持ちが上がる、便利になるなどのメリットがあれば良いですが、そうでなければ買うのを止めましょう。 断捨離のタイミングも重要(画像:写真AC) 本当は欲しくなかったものを買わないと「得した気分」になりますし、心もスッキリします。買うものを減らせば部屋もスッキリ、ゴミも減らせます。「本当は欲しくないもの」は、この際手放しましょう。 ストレス発散法を「見える化」する また、自分にとっての「ストレス発散法」を書き出してみましょう。毎日外せないおやつやお酒、週末の外食、趣味への投資、長期休みの旅行などなど……。 節約を始めるときには、これらのストレス発散法を残すようにします。節約をストレスに感じてしまっては元も子もなりません。最も大切なのは、続けることです。まずはストレスにならない節約法を取り入れることが大切なのです。
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