コロナで行き詰まる大学授業 早稲田大学が打ち出す「7割対面」は実現できるか
2020年12月20日
ライフコロナ禍でオンライン授業を強いられている大学生たち。そんななか、12月1日に早大総長が出したメッセージに注目が集まっています。教育ジャーナリストの中山まち子さんが解説します。
キャンパスライフが激変した2020年
2019年の師走はラグビーワールドカップ2019の大健闘もあり、多くの人が来る2020年東京オリンピック・パラリンピックの盛り上がりを期待していました。あれから1年がたとうとしていますが、オリパラの盛り上がりどころか、前代未聞の事態が次々と起き、混迷した1年となりました。
教育現場も例外ではなく、ほとんどの大学では感染リスクを考慮し、授業をオンライン主体で行っています。
新型コロナウイルスの感染拡大による重苦しい空気が漂い始めた2月、多くの大学は卒業式を見送りました。同月27日(木)には、早稲田大学(新宿区戸塚町)と立命館大学(京都市)が2020年度の入学式中止を発表し、話題を呼びました。

さらに早稲田大学は3月24日(火)、2020年度新学期のスタートを5月11日(月)に先延ばしすることも発表。くしくも同日、2020年東京オリンピック・パラリンピックの開催延期の決定が下されました。他大学も早稲田大学に追随するように、授業開始時期を軒並み5月以降にずらしました。
大学構内への立ち入りは禁止され、大学キャンパスはいつものにぎやかさとは程遠い人気のない姿へと変貌したのです。

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