あなたが「町中華」「大衆食堂」を愛する理由――コロナ禍の今こそ教えてください

コロナ禍で飲食店の倒産、閉店が相次いでいます。そんな状況は、近年人気の町中華や大衆食堂にも及んでいます。フリーライターの猫柳蓮さんが解説します。


過去最多の水準となった飲食店倒産

 新型コロナウイルスの感染拡大で、飲食業の今後が危ぶまれています。1月8日(金)から始まった2度目の緊急事態宣言は当初の予定を1か月延長し、3月7日(日)までとなりました(10都府県)。

 1日一律6万円の「時短営業協力金」を受けても店舗運営が厳しいとして、20時以降の営業を行う店も現れています。

 外食産業の業界団体である日本フードサービス協会(港区浜松町)が1月25日に発表した調査によると、2020年12月の外食産業市場は巣ごもり需要で堅調な業態があったものの、コロナ第3波の影響で客足は減少し、全体売上97.0%となりました。

 また、1月6日に発表された帝国データバンク(港区南青山)の調査によると、2020年の飲食店事業者の倒産は780件で、過去最多の水準となりました。

 業態別で見ると、「酒場・ビヤホール」が189件(構成比24.2%)で最多。次いで「中華・東洋料理店」(105件、構成比13.5%)、「西洋料理店」(100件、同12.8%)、「日本料理店」(79件、同10.1%)となっています。

 こうしたなかで気になるのは、街歩きを好む人たちが愛してきた「町中華」や大衆食堂の動向です。

 これまで筆者も街を取材する際、これらのお店のチェックを欠かしていませんでした。東京には21世紀になってからも、味のある町中華や大衆食堂が多く存続しているのです。

哀愁をそそる店内と素朴なメニュー


【ひと目でわかる】飲食店の倒産データ

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