コロナ禍で閉店相次ぐゲームセンター エンタメ産業を支え続けた「陰の立役者」に未来はあるのか?

スマホアプリゲームの台頭やコロナ禍などで閉店が相次ぐゲームセンター。業態転換を図る運営企業も出るなか、業界は今後どのようになっていくのでしょうか。文殊リサーチワークス・リサーチャー&プランナーの中村圭さんが解説します。


消えゆくランドマーク店舗

 首都圏では、2021年1月8日(金)に発令された2度目の緊急事態宣言が続いています。そのため、飲食店をはじめとするさまざまな店舗が短縮営業や臨時休業、客足の減少、感染防止対策の負担などで苦境に立たされています。

 そんななか、大きな打撃を受けている店舗のひとつがゲームセンターです。2020年の新型コロナの感染拡大以降、都内の大型繁華街ではの閉店が相次いでいます。

 秋葉原の万世橋交差点角に位置し、オレンジ色の目立つビルで秋葉原のシンボル的な存在だったゲームセンター「セガ秋葉原2号店」(千代田区外神田)が2020年8月30日に閉店。同じく秋葉原駅近く、中央通り沿いに位置していた1棟同系列店舗「アドアーズ秋葉原店」「カラオケアドアーズ秋葉原店」(同)も2020年11月8日に閉店しました。

 また新宿歌舞伎町の老舗大型ゲームセンター「新宿プレイランドカーニバル」も2020年8月29日に35年の長い歴史に幕を下ろしました。さらに対戦格闘ゲームの聖地のひとつである「GAME SPOT21」(新宿区西新宿)も2021年1月20日に閉店。池袋ではサンシャイン60通りの角に位置し、23年間営業してきた老舗ゲームセンター「シルクハット池袋」(豊島区東池袋)が2021年1月11日に閉店しています。

 いずれも都内の大型繁華街のランドマーク的な店舗であり、一度は店内で遊んだり、店舗の前を通りがかったりして、記憶にある人も多いのではないでしょうか。

近年減少し続ける店舗数

 コロナ以前からゲームセンターは店舗数が減少傾向にありました。

ゲームセンターのイメージ(画像:写真AC)

 警察庁によれば、2019年の全国にあるゲームセンター等の許可数(営業所数)は4022軒で、前年より171軒、4.1%の減少となっています。設置台数は34万383台で、こちらも前年より9452台、2.7%の減少となっています。

 過去5年間のトレンドを見ても、店舗数、設置台数いずれも徐々に数が減ってきていることがわかります。

 減少しているのは主に小規模~中規模の店舗で、不採算店の淘汰(とうた)が進展した結果、アーケードゲームの市場規模自体は2013年ごろに下げ止まっていました。しかし集客業態としてのゲームセンターのピークはとうに過ぎており、コロナが経営環境悪化に追い打ちをかけたと言えるでしょう。

スマホアプリの台頭で需要減


【図表】どのくらい減ってる? ゲームセンター数の推移を見る

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