東京で突然「所持金0円」になった私 体験して分かった住みづらさの正体とは【連載】大原扁理のトーキョー知恵の和(11)

何とは言えないのだけど何となく息苦しい。そんな気持ちでいる人へ、東京で週休5日・年収90万円台という「隠居生活」を実践した大原扁理さんに生き方のヒントを尋ねる企画「トーキョー知恵の和」。今回のテーマは「東京と『マニュアル』」です。


マニュアルはマジョリティーには便利だけど

 外で車いすを押していると、ちょっとした段差や斜面がけっこう怖いんです。

 お店や駅には車いすでも利用できるようなエレベーターやトイレがない場合もあって、街全体が健常者を前提に作られていることに、遅ればせながら気がつきました。

 ちょっと融通を利かせてくれたらなんとかなるんだけどな~、と思うことでも、マニュアル外の対応はお店に嫌がられることもあった。

 社会は放っておくとどうしても、需要が多いマジョリティー(たとえば健常者)向けに最適化されていきます。マニュアルは生産性や効率を上げる目的があるものだから、どうしてもマジョリティー向けに作られるのはわかる。

大原さんが東京で感じたことを描いたイラスト(画像:大原扁理さん制作)

 私が感じていた「便利さ」って、要するに自分が「マニュアル対応範囲内」に該当する間だけ、享受できるものだったんだな。

 それでも介護の仕事が終われば私は健常者(マジョリティー側)に戻ります。だから仕事以外の場面で、私が「マニュアル対応外」と通告されることは、ないと思っていました。

自分が「マニュアル対応外」通告をされた日


【イラスト】週休5日・年収90万円台の「隠居生活」とは?

画像ギャラリー

/wp-content/uploads/2021/01/210129_manual_03-150x150.jpg
/wp-content/uploads/2021/01/210129_manual_04-150x150.jpg
/wp-content/uploads/2021/01/210129_manual_05-150x150.jpg
/wp-content/uploads/2021/01/210129_manual_06-150x150.jpg
/wp-content/uploads/2021/01/210129_manual_01-150x150.jpg
/wp-content/uploads/2021/01/210129_manual_02-150x150.jpg

New Article

新着記事

Weekly Ranking

ランキング

  • 知る!
    TOKYO
  • お出かけ
  • ライフ
  • オリジナル
    漫画