外出自粛中の30代独身男性が「自宅ドリンク」にハマったら、なぜか人生が充実し始めた話

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外出自粛中の30代独身男性が「自宅ドリンク」にハマったら、なぜか人生が充実し始めた話

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ズズズ

イラストレーター、ライター

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東京で暮らし、働く男性たちは、日々何を見て何を思いながら過ごしているのでしょう。イラストレーターでライターのズズズ(zzz)さんが、自身の「何でもない今日」をイラストともに切り取ります。今回のテーマは「在宅勤務と飲み物」。

再び東京散歩できる日を待ちわびて

 2021年、年明け早々から緊急事態宣言が発令され、落ち着かない1年になりそうな空気が漂っています。外出自粛で自由に行動できない日々が続きますが、今が耐えどきかもしれません。

 現在、東京在住の私(ズズズ。イラストレーター、ライター)も基本的に外出は控えてテレワークで過ごしています。

 普段であれば仕事帰りに錦糸町の銭湯に立ち寄ったり、品川の映画館でレイトショーを見たりして仕事の疲れを癒していますが、それも我慢。再び東京歩きができるときに向け自宅で英気を養う日々です。

 家で過ごす時間が増えると気付かないうちに小さなこだわりが増えてくるもので、私の場合はいつのまにか家に置いている「飲み物」の種類が豊富になっていました。

 それまでお茶しか置いていなかったので個人的にかなりの変化です。

 そんな中、ただいろんな種類の飲み物を飲むだけではなく時間帯に応じて飲み分けたら、より充実した家時間を送ることができるのでは? などと唐突に思いついたのは、やはり在宅続きで時間を持て余していたからなのかもしれません。

 普段ならそんなこと考えもしないのですが、しかし実際やってみるとなかなかに効果を感じられたので、あながち無駄なことではないはず……。今回は私の等身大の1日の流れに沿ってお伝えできればと思います。

7時半、頭痛と気だるさの起床

 午前7時半、起床。通勤がないのでどうしても遅くなりがちです。

 朝が苦手な私はその日も目を覚ますと少しの頭痛と気怠さを感じていました。重い体を起こして台所へ向かい、段ボールから取り出したのは「イオンウォーター」(大塚製薬)です。

 私はもともとサウナによく通っていて、水分補給のためにこのイオンウォーターを飲んでいました。

 それをなぜ朝に飲むようになったかというと、たまたま「睡眠中に水分が失われる」という記事を読み、イオンウォーターを朝に飲むことで体が整いやすくなるのではないかと考えたことがきっかけです。

朝、イオンウォーターを飲んでシャキッ(画像:ズズズさん制作)



 オフィス勤務をしていた頃は特に何も考えず通勤途中にあるスターバックスのドリップコーヒーで強制的に身体を奮い立たせていましたが、コーヒーを飲む前にイオンウォーターを飲むことで、まずは水分補給というワンクッション。

 ちなみにポカリスエットよりも甘くないため、そのサッパリした味は朝に飲むのに最適です。

 現に体が本調子になるスピードが早いように感じられ(※個人の感想です)、朝の仕事も良いコンディションでこなすことができていて、今ではイオンウォーターの箱買いは欠かせません。

12時、手作りの雑煮と水出し茶

 こうして体を整えた後にコーヒーを飲みながら仕事を開始します。

 コーヒーも20代の頃は少しこだわってコーヒーミルで豆をひき、コーノ式(逆円錐型)のドリッパーで香りを楽しみながら淹れるということを休日に試していました。しかし、平日は面倒なので最近は「ネスプレッソ」です。

 ネスプレッソは専用マシーンに小さなカップを挿入するだけですぐに本格コーヒーが楽しめるサービスです。

 ドリッパーをやめた理由は、ふたつあります。平日は時間が取れないということと、独身ひとり暮らしでは豆を使い切ることが難しく鮮度がすぐに落ちてしまうということ。

 ネスプレッソは味の種類も豊富なので、複数買っておいて気分に合わせて「今日は甘めでまったりしよう」「今日はキリッと気持ちを引締めよう」と使い分けることができるので重宝しています。また、専用サイトで購入すると最短で翌日に届くので今では在宅勤務の強い見方です。

 決してドリップコーヒーよりもネスプレッソが良いと言っているわけではなく、時間がある休日はドリップコーヒー、時間が取れない平日はネスプレッソといったようにタイミングに合わせて楽しむのが良いのではないか、と思っています。

 そうこうしているうちにお昼どき。昼食はだいたいいつも12時に作り始めます。

 これまで自炊はしていませんでしたが、在宅生活を続けるうちにコンビニ飯にも飽きて自炊をするようになりました。今日は雑煮です。正月の帰省も自粛したため、せめて正月気分を味わおうと餅をたくさん買い込んでいました。

 雑煮を食べながら飲むのは以前と変わらずお茶。家にいる時間が長い分、水出しパックの消費スピードが早いなぁなどと、どうでもいいことに気が付くものです。

 在宅のテレワークが続くようになって、ラジオを聞くようになりました。パーソナリティーの軽快なトークでたまにふふっと笑ってまた気付きます。そういえば……、今日初めて声を出したな、と。

19時に夕食、20時入浴、そして

 トークの合間に流れてくる音楽はジャンルが豊富で聴いていて楽しくなります。NiziUの「Make you happy」などはラジオで知って好きになりました。最近はこういった曲が流行(はや)っているのかと思いながら、口ずさみます。

 夕方16時くらいになると選曲も落ち着いてきて、ハナレグミの「家族の風景」などが流れてきて、少しだけセンチメンタルな気持ちになり、窓の外を見ると空とビルの間がオレンジに色づいていました。

 なんのかんのと作業をこなすうちに今日もまた大過なく仕事が終了。19時頃に晩ご飯を食べて20時頃にはお風呂に入り、23時、就寝前に飲んでいるのは、生活の木(渋谷区神宮前)の「ハーブコーディアル マヌカハニー」です。

 生活の木のサイトを見ると「コーディアル」とは、ハーブや果物をシロップに付け込んだ伝統的なノンアルコール凝縮飲料とのこと。お湯、水、炭酸水で割って飲むことができますし、ヨーグルトにかけてもおいしいです。

寝る前にマヌカハニーのお湯割りでほわほわ(画像:ズズズさん制作)



 ハーブコーディアルは仕事の関係で偶然知り、初めて飲んだときはお湯で割ったものをいただいたのですが、マヌカハニー(はちみつ)の甘くとろけるような味わいでありながら口の中にいつまでも残らない飲みやすさで「とてもおいしい」と感動したのを覚えています。

 コップ1杯を飲むと体がぽかぽかと温かくなり、寝つきが良くなった気がするのでこちらもぜひ試していただきたいです。

「どうでもよいこと」が日々を楽しくする

 外出自粛でなかなか自由に行動もできず、ストレスが溜まる日々かと思います。暗い話題に嘆いたり、どうしても文句ばかりになってしまいそうなときには、目の前にある一見“どうでもよさそうなこと”に視線を転じてみるのも一興かもしれません。

 私はたまたまそれまで興味のなかった「飲み物」にこだわるようになりましたが、皆さんはいかがでしょうか?

 なかなか見つからないという人は、今回の記事で紹介したような「タイミングに合わせて飲み物を変えてみる」を実践していただけたら嬉しく思います。

 小さな変化の積み重ねが幸せな時間につながっていきます。自粛続きで憂うつ気味だったアラサー男が、いろんな飲み物を飲んで「よし、今日も快調!」などと張り切っていますから。

 まだまだコロナウイルスの脅威は続くかと思われますが、みんなで負けずに充実した日々を過ごしていきましょう。

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