平成後期、なぜ女子高生たちは他校の「スクールバッグ」をあえて持ち歩いたのか
2020年11月29日
ライフ高校生が日常的に持ち歩く必須アイテムのひとつ、スクールバッグ。90年代以降を振り返ると、たかがバッグと言えないほどの流行の変遷がありました。その人気は今なお健在のよう。平成ガールズカルチャー研究家のTajimaxさんが現代と比較しながら解説します。
青春時代をともに過ごす相棒的存在
高校生活という青春時代をともにするだけあって、卒業する頃にはくたびれた状態になる「スクールバッグ」も、時代とともにさまざまな流行の変化がありました。
現代ではスクールバッグ以外にリュック派もいたりと多様化やカジュアル化が進んでいますが、まだまだ“スクバ”の流行は存在するみたいです。
指定がある学校ならしぶしぶ使うしかないスクールバッグですが、流行アイテムのひとつとして見たときのスクバに対するあこがれは、いつの時代も計り知れないものがあります。
規定のスクールバッグの金額よりはるかに高くても欲してしまうのはなぜなのでしょう。
今回はスクールバッグについて、90年代前半のブランドブームから同年代後半の有名校バッグブーム、そしてゼロ年代まで、現代の流行とともに振り返ってみたいと思います。
「女子高生ブーム」はいつから?
平成の女子高生といえばルーズソックをアイコンにした90年代後半の印象が強いですが、歴史を振り返ると「女子高生ブーム」が生まれたのは1993(平成5)年あたりから。
この頃から「コギャル」という呼称はすでに存在していました。
必須アイテムであるスクールバッグも、たかがバッグと言えないほど流行スタイルが様変わりしていくのがわかります。

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