もはやスイーツですらない! 11万人爆笑のパロディー商品「すしトッツォ」 販売者に狙いを聞いた
あっと驚く衝撃の場面、感心させられる発見や豆知識、思わず涙を誘う感動の出来事……。SNS上では毎日、新鮮な話題がいくつも発信されています。そのなかから「東京」に関連するものを厳選してご紹介します。人気の「マリトッツォ」にあやかって 2021年最注目のスイーツといえば、イタリア発祥の「マリトッツォ」。 ふんわりした食感の丸いパンに生クリームをたっぷり挟んだこのマリトッツォは、大手コンビニ各社やスーパーが相次いでオリジナル品を発売するなど、引き続きトレンド上位に名を連ねています。 そんな人気にあやかった、一風変わったメニューをとあるツイッターユーザーが発見。画像をアップしたところ、フォロワーたちの間で大いに話題を呼びました。 渋谷で発見、新たなる「トッツォ」 投稿者のqooqleさん(@qooqle)が、「なるほどネギトロ巻き」というつぶやきを添えてツイッターに投稿したのは「すしトッツォ(まぐろ)」と名付けられた商品。 のりが巻かれたご飯の間に、あふれんばかりのネギトロが挟まっていて、確かに形状はマリトッツォ似です。ただ……。 おいしそう……11万人超が いいね した「すしトッツォ」(画像:qooqleさんのツイート) これまでも、どら焼きを変形させた「どらトッツォ」や大福にクリームを詰めた「モチトッツォ」などの商品は発売されていました。しかし今回は、もはやスイーツでさえありません。 この斬新な発想が笑いと称賛を集めて、いいね の数はなんと11.1万件(2021年9月7日11時現在)。リプライ(返信)欄には 「めっちゃおいしそう」 「ねぎトッロォ」 「うにトッツォ、いくらトッツォはありますか?」 「おはぎやどら焼きでもやってましたからね。まさかここまで来るとは」 「最近のなんでもトッツォの流れ好き」 「日本人のこういう節操のないところ大好きですw 絶対おいしくて誰も損しませんしね♪」 と好意的な声がいくつも寄せられています。 qooqleさんによると、すしトッツォを発見したのは渋谷駅直結の複合施設、渋谷マークシティー(渋谷区道玄坂)地下1階に店を構える「古市庵(こいちあん)」。 さっそく担当者に話を聞かせてもらいました。 必ず完売する人気商品に必ず完売する人気商品に――「すしトッツォ」のアイデアは、どのように生まれたのでしょうか。 「マリトッツォの派生品(和菓子やパンなど)がいろいろ出てきていた中で、お寿司でも再現してみたら面白いのではないかと思い、考えつきました。後は『すしトッツォ』の語呂が良かったという点もあります」 ――お客さんたちの反応はいかがでしょうか。 「若い女性のお客さまに多くご購入いただいておりますが、SNSで紹介されてからは、意外にもご年配の男性のお客様がまとめて買って行かれる姿があり、少し驚いております」 「すしトッツォ」が販売されている渋谷マークシティー内の渋谷東急フードショー(画像:(C)Google)――今回、ツイッターでも大注目を集めました。売れ行きは好調ですか。 「原材料の在庫などの関係上、1日に多く作れる商品ではございませんが陳列した数は全て売れております」 ――すしトッツォが気になっている人たちに、ひと言お願いいたします。 「すしトッツォは、茎わさびを混ぜ込んだシャリに、漬けにしたマグロ、食感のアクセントのたくあんを挟み、仕上げにネギトロをたっぷりと詰め込んでいます。見た目のインパクトだけではなく、最後まで食べ飽きない味付けの工夫をお楽しみください」 ※ ※ ※ qooqleさんの投稿には「商売上手」「尊敬する」といったリプライも多く見られました。 2020年からの新型コロナ禍では、営業自粛などによって飲食店や百貨店のいわゆる「デパ地下」なども苦境に立たされています。 そうした中でも斬新なアイデアによって新たな商機を模索する姿は、見る者を勇気を与えるも秘めているようです。
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