コロナ第3波で若者の外出が軒並み減少、ただし唯一「混雑」した都内のある場所とは?

新型コロナウイルス感染拡大の本格的な「第3波」到来が指摘されています。11月の3連休中、新宿や渋谷など若者の街では人出が減った一方、来街者が大きく増えたスポットもありました。一体どこでしょうか。


東京都、再びの営業短縮を要請

 東京をはじめ日本各地で、新型コロナウイルス感染拡大の本格的な「第3波」到来が指摘されています。

 2020年11月25日(水)に確認された東京の新規感染者数は、401人(前日比215人増)。

 前週には初めて500人超の大台に乗ったことなどから、都は同日、酒を提供する飲食店などに対して営業時間を22時まで短縮するよう要請することを決めました。

 ほかにも不要不急の外出を都民に呼び掛けるなど、警戒感は日ごとに増しています。

 こうした状況下で迎えた、21日(土)~23日(月・祝)の3連休。天候に恵まれ、本来であれば絶好のお出かけ日和だったこの間、都内の人出はどのように推移していたのでしょうか。

 位置情報ビッグデータから推計した調査結果を見ると、都内の主要な繁華街で来街者が減少した一方、“ある場所”では大きく増加していたことが分かりました。

 ある場所とは、果たしてどこなのでしょうか?

※ ※ ※

 調査を行ったのは、位置情報データなどの解析・開発を行うクロスロケーションズ(渋谷区恵比寿南)。

 自社開発の解析機能「デイリー来訪速報」を基に、21~23日の都内の主要3地点の来街者数を前週末(14、15日)と比較しました。

新宿も渋谷も若者が減少した一方で

 3地点とは、渋谷センター街(渋谷区宇田川町)、新宿歌舞伎町(新宿区歌舞伎町)、そして明治神宮外苑エリア(新宿区霞ヶ丘町)です。

 10代以下・20代を「若者」、30~50代を「ミドル」、60代以上を「シニア」という区分に分け、年代別・性別ごとの結果を集計しています。

 それによると、まず歌舞伎町は、全世代平均で男性が前週比87%、女性が同85%。

 世代別で最も減少したのは男女ともに若者で、女性は82%、男性は84%。減少幅が小さかった男性・シニアでも90%と、総じて“出控え”をする人が多かった様子が見て取れます。

 こうした傾向は渋谷センター街についても同様で、全世代平均は男性88%、女性84%です。

 こちらも女性・若者が82%と最も減り、男性・若者も85%。減り幅の小さい男性・ミドルは91%でした。2エリアとも、男性に比べて女性の方が少なくなったという結果でした。

 一方、注目したいのは神宮外苑エリアです。

神宮外苑の美しいイチョウ並木は毎年大勢の人で賑わう。コロナ禍の2020年も……(画像:写真AC)



 ここは言わずと知れた、都内有数のイチョウ並木スポット。3連休には葉も黄色く色づき、ちょうど見頃を迎えていたようです。

 晩秋の訪れを実感できるスポットの人気ぶりを反映してか、神宮外苑の人出は同調査で女性が130%、男性が129%といずれも前週と比べ大きく増加。

 なかでも興味深いのは若者世代の増加。それぞれ女性134%と男性135%と、全世代を通して最大の増加幅でした。

多くの若者が繰り出した神宮外苑

 若者の街・渋谷センター街への外出には“慎重”だったはずの若い女性たちも、イチョウ並木には続々と繰り出した様子がうかがえます。

 若者に人気のSNSのひとつInstagramをのぞいてみると、「#外苑前」というハッシュタグを付けた投稿は累計28.1万件。「#外苑前いちょう並木」は同2.7万件です。

 黄色いイチョウの落ち葉を手に持ち、しっとりとほほ笑む若い女性たちの投稿画像がここ数日で何枚もアップされています。

 ちなみにミドル世代は女性127%・男性122%、シニア世代は女性128%・男性131%と、こちらも決して少なくない外出があったようです。

 一方、他県の紅葉の名所はどうだったのでしょうか。

奥日光・竜頭の滝の紅葉イメージ(画像:写真AC)



 都心近郊の人気エリア栃木県・日光は、女性が100%、男性は95%。

 年代によってばらつきはあるものの、女性・若者110%、男性・若者101%に対して、女性・シニア81%、男性・シニア78%と、年代が上がるほどに外出自粛をした傾向があると言えそうです。

 東京都外へは出かけずに、都心の近場で紅葉を楽しんだ都民も多かったのかもしれません。

屋外は「3密」ではないものの……

 新型コロナの集団感染が起こりやすいとされる環境は、密閉空間・密集場所・密接場面の条件がそろう、いわゆる「3密」。

 イチョウ狩りなどの屋外イベントはこのうちの密閉空間を満たさないため、3密には該当しません。

何気なく立ち寄ったカフェで、おしゃべりが弾んでしまうことも(画像:写真AC)



 ただし、行き帰りに乗った電車が図らずも混雑したり、ちょっと休憩と立ち寄ったカフェでマスクを外しておしゃべりが弾んでしまったりと、思いがけず「密」な状況に居合わせることも考えられます。

 小池百合子都知事は25日(水)の臨時会見で、「今以上の感染を食い止めるために、できるだけ不要不急の外出をお控えいただきたい」と呼び掛けました。

 感染拡大防止と経済活動の両立が模索される中で、いっそうのコロナ予防対策が求められています。


【調査結果】若者の外出は増えた場所とは? 一覧を見る

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