100種類のワインが最大6時間、飲み放題の衝撃! 気軽に楽しめて学べる「nomuno2924」
100種類のワインが開店から閉店まで飲み放題で、食べ物の持ち込み自由。さらに、とっておきの赤身肉も味わえるセルフスタイルのワインバー「nomuno2924」が赤坂に誕生しました。世界の赤白が100種類! 思い切り飲み比べできるワインバー 2018年12月10日(月)、新感覚ワインバー「nomuno2924(ノムノ ニクフジ)」が、赤坂にオープンしました。 新感覚ワインバー「nomuno2924」の内観。座席数は27席。うちカウンターが6席、テーブル21席(画像:ノムノ)「より多くの人に、たくさんのワインと触れ合い、良さや違いを学んでもらいたい」 そんな思いから、世界中のワインを飲み比べ出来る場を提供する同店の棚と冷蔵庫には、約100種類のワインがずらりと並びます。 赤ワインは棚に陳列(2018年12月5日、高橋亜矢子撮影) ワインは飲み放題。開店(17:00)から、閉店(23:00、L.O.は22:30)までのフリータイムが3000円、開店から20:00まで、もしくは20:00から閉店までが各2500円(ともに税抜)です。 白ワインは冷蔵庫に(2018年12月5日、高橋亜矢子撮影) 量だけでなく、質にもこだわりが。ソムリエやワインエキスパートの資格取得を目指す人たちが、練習できる環境を想定した品揃えのため、流通の少ない、珍しいワインも並んでいるといいます。 ワインは全て、セルフサービスで注ぐスタイルで、つまり量の調整は自分次第。コルクを抜くタイプのワインには、開け閉めしやすい専用のふたが設置されているので安心です。 取り外ししやすい専用のふた(2018年12月5日、高橋亜矢子撮影) グラスを洗浄するための設備も常備。空いたグラスに水を入れ、くるくると回し、水をバケツに入れるかたちです。 もちろん、汚れが落ちなければ、新しいグラスを使ってOK。グラスを洗浄するためのバケツと水は、ワイン棚の前方に置かれている(2018年12月5日、高橋亜矢子撮影) 種類があり過ぎて迷ってしまう……。そんなときには、お店の人に聞いてみるのがおすすめです。店には、ワインの識者が待機しているため、自分の好みに近いワインを探してもらったり、飲んだワインについて、具体的に教えてもらうことが可能です。 1種類のみだが、ロゼも置いてあった(2018年12月5日、高橋亜矢子撮影)実際に味の好みを伝え、おすすめを聞いてみたところ、「赤ワインのぶどう品種、ピノ・ノワールはイタリアではピノ・ネロと呼ばれています」という、初心者は把握していないだろう知識を交えながら、選定してもらえた(2018年12月5日、高橋亜矢子撮影) 既店舗では、30~40代の利用が特に多く、「色々な種類のワインが一度に楽しめて面白い」「ワインを勉強したくなった」という声が聞かれるといいます。 女子会や合コンに利用する人も多いとのこと。貸切の相談も受け付けています。 食べ物の持ち込み自由! 見目麗しい「赤身肉」のコースメニューも食べ物の持ち込み自由! 見目麗しい「赤身肉」のコースメニューも「nomuno2924」が「新感覚ワインバー」である理由は、ワインの種類だけではありません。まず、特出すべきは、食べ物の持ち込みが自由なところ。 つまり、好みのチーズと合わせることも可能。写真はイメージ(画像:写真AC) たとえば、デパ地下のお惣菜や自作料理、珍しいチーズや、お気に入りのペーストなど、「これをワインに合わせてみたら、どうだろう」と気になるものを持ち込み、思い思いにお試しできます。 なんと、店から宅配サービスを頼むのもOK。つまり、手ぶらで来店して、宅配ピザや「Uber Eats」などを楽しむことも可能というわけです。 一方、お店のメニューとして、ワインにぴったりのおまかせコースもあります。その名も「2924コース」(2924円)。コース内容は日替わりとのことですが、今回は、プレス向け試食会に登場した肉料理をご紹介します。 中央に置かれているのは「水キムチ」という、辛くないキムチ(2018年12月5日、高橋亜矢子撮影) まずは、前菜盛り合わせ。イノシシフィレ肉、鶏むね肉、子羊スペアリブ、フォアグラ、イベリコ豚のタン。一皿の情報量が非常に多いです。口にするごと、異なる食感が押し寄せてきます。 続いて、キューブ状の「プティ淡路牛(A5の仙台牛)」。ヒマラヤ岩塩でつくられた板の上に置かれ、ほんのり塩気を帯びています。一口にすっぽり収まるサイズ感ながら、口内での存在感は極大。 少量でも満足度が高かった(2018年12月5日、高橋亜矢子撮影) メインは、鹿肉を低温調理し、ローストした「鹿のヒマラヤ」です。低カロリーで高タンパクという鹿肉。かみごたえがありながらも、柔らかく、赤ワインが欲しいと切実に思う味わいです。 「鹿のヒマラヤ」。個人的には、牛肉よりも臭みが少ないと感じた(2018年12月5日、高橋亜矢子撮影) そのほか、ご飯やデザートも。 なお「2924コース」は、随時模索していくとのことで、今後、新たなゲストシェフを迎える可能性もあるそうです。 変わり種! 塩レモン味のビーフジャーキーも!変わり種! 塩レモン味のビーフジャーキーも! さらに「nomuno2924」には、バラエティー豊かなビーフジャーキーも用意されています。試食会の日には、見慣れない「塩レモン味」のビーフジャーキーが2種類もあったほか、極うす仕上げのもの、焼肉味などがありました。 ビーフジャーキーは1パック500円(税抜)(2018年12月5日、高橋亜矢子撮影) これは全て石垣食品(東京都千代田区)が製造しているもの。石垣食品は、ふだんなかなか聞く機会のない、消費者のリアルな声を知りたいという思いのもと、ワインバーを運営するノムノ(東京都港区)と共同で、「nomuno2924」をオープンさせました。 石垣食品の主力商品「フジミネラル麦茶」。「nomuno2924」には、麦茶のパックを焼酎に直接投入するという斬新なスタイルの「焼酎出し麦茶」も置かれている(2018年12月5日、高橋亜矢子撮影) 今後、ここで聞いた意見を参考にしながら、ワインと合うビーフジャーキーの開発などに取り組んでいく予定といいます。 きっかけは、代表自身がワインを学んだ過去と「コルク」 一方、ノムノにとって、セルフスタイルのワインバーの出店は今回で3店舗目。2018年、立て続けに、赤坂と吉祥寺に店舗をオープンさせています。 赤坂1号店の内観。座席数は36(画像:ノムノ) そもそも、このような新感覚ワインバーをつくろうと思ったきっかけは、どのようなことなのでしょうか。ノムノの代表取締役 藏石さんは、次のように話します。 「私も、ワインエキスパートの資格を持っているのですが、資格を取る際、スーパーで30本ほどワインを買い込んで試飲をしたりして、とても非効率だったんです。資格取得後、トレーニングができる場所がなかなかないとも感じていました」(藏石さん) 加えて、大きなきっかけとなったのは「コルク」だといいます。 飲食店で使用した抜栓コルクを回収し、椅子などに変える事業を行う、GOOD DEAL COMPANY(東京都渋谷区)の代表 北村さんは、ノムノの取締役も兼任しています。そのつながりから、「再生コルクでお店を作れたらいいね」という話が浮上し、「コルクならワインバーだよね」という話に発展。 「nomuno2924」も随所に再生コルクが。椅子も再生コルクでつくられている(2018年12月5日、高橋亜矢子撮影) つまり同店は、ワインへの探求と、コルクによるひらめきが具現化された姿といえるのでしょう。 「今や日本は『ワイン大国』です。その勢いがさらに加速するように、ワインが好きな方たちが、より学びやすく、情報交換できるような場所をつくる、縁の下の力持ちになっていけたら、と思っています」(藏石さん) ノムノは今後、ワインを学ぶためのアプリや、Webサイトの制作にも注力していく予定といいます。 「nomuno2924」には、トレーニング用のアイマスクなども置かれている(2018年12月5日、高橋亜矢子撮影) ワインをもっと知りたい、気軽に楽しみたいという人から、専門家を目指したい人まで。新感覚ワインバーを通して、めくるめくワインの世界に触れ合ってみるのはいかがでしょうか。 ●「nomuno2924(ノムノ ニクフジ)」 ・住所:港区赤坂3-6-18 ニューロイヤルビル B1F ・アクセス:東京メトロ南北線「赤坂駅」1番出口から徒歩約7分、各線「赤坂見附駅」10番出口から徒歩約7分 ・営業時間:17:00~23:00 (L.O. 22:30) ※土日祝日は12:00~16:00(L.O. 15:30)も営業 ・定休日:不定休 ・電話:03-6277-8115 ・Mail:[email protected] ※貸切も行っているため、入れるかどうか確実に知りたい場合には、事前に確認をした方が安心です。 ・メニュー ワイン100種類飲み比べ放題(生ビール、ハイボール、焼酎を含む) フリータイム 3000円 OPEN~CLOSE (L.O. 22:30) アーリータイム 2500円 OPEN~20:00 (L.O. 19:30) レイトタイム 2500円 20:00~CLOSE(L.O. 22:30) 週末デイタイム 2500円 12:00~16:00(L.O. 15:30) グラスワイン、ビール、ハイボール 各500円 フード 2924コース 2924円 ビーフジャーキー 1パック500円 ※2924コース以外の価格は税抜 ※掲載の情報は全て2018年12月時点のものです。
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