自粛ムードを逆手にとって? 東京流「2021年お花見」どこもかしこも活況なワケ
2021年3月30日
お出かけ2021年、コロナ禍で迎えた2度目の春。再び「お花見の自粛」が呼び掛けられる中、春らしい風情を味わえていないと感じる人は少なくないよう。そんな声に応えるように東京では今、「安心安全」をうたうお花見プランが活況です。
コロナ禍、でもお花見したい
東京の2度目の「緊急事態宣言」解除と、ソメイヨシノの満開が重なった2021年3月下旬。
目黒川(目黒区中目黒)や上野恩賜公園(台東区上野公園)など都内の桜の名所には多くの花見客が訪れ、前年を上回る人出が観測されたスポットもありました。
リバウンドも懸念されている新型コロナウイルス禍で、各自治体は宴会を伴うお花見の自粛を求めています。上野公園ではメイン通りの中央にポールを配置し、片側通行を促して「密」を防ぐなどの対応が取られました。

マッチングアプリ「縁結び大学」が行ったアンケート調査(2021年3月3~17日)によると、「今年は花見はしない」と答えた東京など首都圏在住者は22.5%。一方、密を避けて「散歩やドライブなどを楽しむ」と答えた人は31.6%でした。
感染拡大の防止に努めるのは第一としても、2020年に続いて2021年も花見をできないのはやはり少し寂しい、と考える人は少なからずいるようです。
「安心安全なお花見」プラン
そんな需要を意識して、東京では今「安心安全なお花見」を提案するサービスが文字通り“百花繚乱”。各飲食店やホテルなどが、あの手この手で客の誘い込みに乗り出しています。
「3密回避のゆとり花見」を掲げるのは、東京を代表する高級ホテル・ニューオータニ(千代田区紀尾井町)。都内を一望する16階の宴会場で、和洋中とスイーツのコースを味わえるプライベートダイニングプランを3月26日(金)から事前予約で開始しました。

ホテル敷地内では19種58本の桜が4月中旬頃まで見られるといい、「今年はホテルで3密を避けながら日本庭園の桜でひっそりお花見をしませんか?」と呼び掛けています。
また今回は、宴会場の一部を活用した個室プランも用意。コロナ禍でのニーズに応えた2021年ならではの気配りです。ほかにも、庭園での桜と客室でのシャンパンを楽しめる「さくらごもり」プランなども発表しています。
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