銀座にお目見え チョーヤ渾身の梅パフェは、なぜ1日「11杯限定」なのか
梅酒製造のトップメーカー、チョーヤ梅酒が、銀座のバー開店1周年に合わせて記念の「梅パフェ」を販売します。でも、1日たった11杯限定。どうしてそんなに少ないのでしょう。
もっとたくさん作ればいいのに??
梅酒といったらチョーヤ梅酒(大阪府羽曳野市)の製品を思い浮かべる人が多いのは、当然と言えば当然かもしれません。
同社は1914(大正3)年の創業以来、106年の歴史を誇る老舗。酸味料や香料を使うメーカーもある中で、同社は梅と酒と砂糖だけを原料に1年以上じっくり熟成させる製法が特長の、梅酒の国内シェア3割を誇るトップメーカーです。
同社の梅酒をより楽しめる店舗の展開にも力を入れていて、2019年11月には「The CHOYA 銀座 BAR」を中央区銀座に、2020年6月には体験型専門店「蝶矢(ちょうや)」第2号店を神奈川県鎌倉市にそれぞれオープンさせています。
その銀座BARには2020年11月1日(日)から、梅をふんだんに使ったパフェがお目見えする予定。

縦長のパフェグラスに盛られた真っ白いムースは、梅ミルクで作ったというエスプーマ。その上にフローズンの完熟南高梅がのせられて、華やかな見た目はSNS映えにもぴったりの予感。
同店のオープン1周年を祝う晴れの限定販売。しかし提供するのは1日11杯だけで、しかも完全予約制なのだと言います。
記念のメニューとしては、少々物足りない数のように感じますが、一体なぜなのでしょう。理由はその「数字」に隠されていました。
コロナ禍、「それでも上を向いて」とのメッセージ
記念の梅パフェの販売期間は、2020年11月1日(日)から2021年1月11日(月・祝)まで。
「2020年をいい1年として締めくくり、これから迎える2021年もいい1年になりますように」という縁起を担いでいるそうで、確かに見事に「1並び」です。だから提供する数も11杯限定。

同社の担当者は
「2020年10月現在、新型コロナウイルス感染症は日常に多くの影響を及ぼしています。そんなコロナ禍の先の見通せない世相においても、ポジティブに上を向いて明るい未来へ進んでほしいという思いを込めました」
と説明します。
真っ白なエスプーマは大きく立ちはだかる白い雲、その雲の上に頂く南高梅は太陽を表していて、その名はずばり「The CHOYA 雲の上はいつも晴れ間パフェ」。
いつの間にか2か月後に迫った2020年の年の瀬を感じさせる、節目の1杯に仕上げました。

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