若者の間で大ブーム! ユーチューバーと80年代「ミニFM局」の共通点とは
2020年9月14日
ライフ1980年代に一世を風靡したミニFM局。当時の盛り上がりについて、ルポライターの昼間たかしさんが解説します。
80年代に人気だったミニFM
現代は、子どものなりたい職業の上位にユーチューバーがランクインする時代です。
誰でも手軽に情報を発信でき、文章から動画、音声まで、さまざまな情報発信が行われています。
ユーチューバーの出現は決して特異なものではなく、これまで何度もあった自由な情報発信の新たなスタイルと言えます。
さて1980年頃の東京には、FMラジオを必死でチューニングしている人たちがあちこちにいました。彼らがなにを聴こうとしていたのか――それは「ミニFM局」です。
背景にあったアマチュア無線ブーム
ミニFM局というと、東京23区では「エフエム世田谷」や「かつしかFM」あたりを思い浮かべるかも知れませんが、実は違います。当時のミニFM局は、もっと個人レベルでラジオ局のようなことをやっている人たちのことでした。

ミニFMの正確な始まりがいつなのかは、正確にはわかりません。
1980年頃は今よりもアマチュア無線や電子工作に凝る子どもが多く、誰でもラジオを自作していました。
そうした時代にあってFM電波を出力する送信機を自作する人もおり、市販品の送信機も売られていました。
そうした人たちが、ラジオ局のまね事のようなことをやっていたのが始まりです。

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