30年以上も衰えぬ人気 『ウォーリーをさがせ』はなぜ爆発的ヒットを遂げたのか

『ウォーリーをさがせ!』のブームを覚えていますか? 人気は過去のものではなく、今なおイベントやコラボ商品が次々登場しています。ヒットの理由は何だったのか、ポップなカルチャーに詳しい、20世紀研究家の星野正子さんが解説します。


子どもから大人まで夢中になれた

 みんな絵本を広げて、彼を探すのに必死になっていましたよね。そう、『ウォーリーをさがせ!』の大ブームです。

 絵本の中から主人公のウォーリー、すなわち赤と白のしま模様シャツに青いズボンでメガネをかけた彼を探すために、子どもだけでなく大人まで、夢中になっていたのです。

 この本の作者はイギリスのマーティン・ハンドフォードさん。『ウォーリーをさがせ!』は、彼が初めて手がけた絵本でした。

前例のないゲーム形式絵本だった

 この本が日本で発売になったのは1987(昭和62)年の12月です。出版社は、やなせたかしさんのアンパンマンシリーズで知られるフレーベル館(文京区本駒込)です。

 もとは、イギリスの出版社から売り込みがあったのですが、当時の同社はあまり乗り気ではなかったといいます。

 というのも、翻訳ものの絵本というのは、あまり売れないと言われていました。

 それに、それまで前例のなかった、ストーリーを追うのではなく人物を探すというゲーム形式のスタイルです。おまけに、売り込みがあったのはイギリスでも出版された直後で、あまり話題になっていない時期でした。

 ゲーム形式で繰り返し読めるという構成は、面白いけれどそんなに売れるとは思えない――。当時は、そんな意識で出版に踏み切られたようです。

続編が出るたびに人気が加速した


【画像】4000人以上が参加? ファンたちが再現した「リアル・ウォーリー」の世界(7枚)

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