かつては上流階級が集う名門 漫画「はいからさんが通る」のモデル「跡見学園女子大学」とはどのような大学なのか
2020年8月14日
ライフ原作漫画だけでなく、アニメや歌劇も人気の「はいからさんが通る」。そんな同作の舞台になったのが跡見女学校(現・跡見学園女子大学)です。ジャーナリストの中山まち子さんが解説します。
少女漫画「はいからさんが通る」のモデル校
東京都内には歴史ある女子大学が多く存在しますが、そのなかでも明治初期から女子の高等教育機関を設立し、積極的に活動していたのが跡見女学校(現・学校法人跡見学園)の創立者である跡見花蹊(かけい)です。明治期から終戦前年まで続いた跡見女学校は少女漫画の名作「はいからさんが通る」の主人公、花村紅緒(べにお)が通う女子校「跡無女学館」のモデルとされ、上流階級の子女が多く通う女子校として名をはせました。
同学園が1965(昭和40)年に設置した跡見学園女子大学は現在、
●文学部
・人文学科
・現代文化表現学科
・コミュニケーション文化学科
・マネジメント学部
●マネジメント学科
・生活環境マネジメント学科
●観光コミュニティ学部
・観光デザイン学科
・コミュニティデザイン学科
●心理学部
・臨床心理学科
の4学部8学科がある、学部生4521人の中規模大学です(2020年5月1日現在)。
2020年はコロナ禍の影響で中止となりましたが、新座キャンパス(埼玉県新座市)は桜の名所として名高く、例年見頃を迎えた時期にキャンパスを開放し桜祭りを行っています。
また、同キャンパスの付属図書館は百人一首に関する3000点以上の資料が収められていることでも知られています。
跡見学園女子大学がこのような伝統文化を大切にしているのは、創立者・跡見花蹊が東京に来る前に大阪や京都で教育者や芸術家として実績を残していたことが影響しています。
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