太平洋に浮かぶ「伊豆七島」 七島なのに島の数は「九つ」、なぜなのか?
2020年7月26日
知る!TOKYO伊豆諸島の代表的な有人島を指す「伊豆七島」。しかし、実際に島の数を数えて見ると九つあります。いったいなぜでしょうか。フリーライターの大島とおるさんが解説します。
遠い島までカバーする東京
東京は、とても大きな自治体です。なにしろ、本州から1800km離れた日本の最東端・南鳥島や最南端の沖ノ鳥島まで、行政上は東京都なのです。
もちろんこれは極端な事例ですが、東京湾から定期航路のある伊豆諸島や小笠原諸島も東京都に含まれます。

ちなみに、伊豆諸島や小笠原諸島は衆議院選挙で東京都「第3区」に割り振られています。これは、品川区と大田区のそれぞれ一部と同じ選挙区です。そのため東京都第3区は日本で一番南北に長い選挙区となっています。
なお選挙の開票はそれぞれの村単位ですが、伊豆諸島の新島村は式根島と新島のふたつの島から成り立っています。いつも開票所は新島に設けられますが、投票箱を村営船で運搬するため、台風の影響で投票時間や投票日の繰り上げが何度も行われています。
有人島は九つだが「七島」
さて、この伊豆諸島の代表的な島を指して「伊豆七島」と呼ぶことは広く知られています。しかし、これはとても不思議です。

伊豆諸島は、北は伊豆大島から南は孀婦岩(そうふがん)まで、島の数は116。そのうち、人が現在暮らしているのは、
1.大島
2.利島
3.新島
4.式根島
5.神津島
6.三宅島
7.御蔵島
8.八丈島
9.青ヶ島
の合計九つ。それなのに伊豆「七島」。いったい、どういうことでしょうか?
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