もはや無双状態? 医療とスポーツの文武両道「順天堂大学」とはどのような大学なのか
2020年7月17日
ライフスポーツ強豪校のイメージがある順天堂大学ですが、医師養成の優れた育成機関でもあります。教育ジャーナリストの中山まち子さんが解説します。
バサロの衝撃とともに知名度急上昇
1988(昭和63)年に行われた、ソウルオリンピック。当時、順天堂大学(文京区本郷)体育学部(現・スポーツ健康科学部)の学生だった鈴木大地が、潜水艦のようなバサロ泳法で金メダルを獲得しました。
爽やかさなルックスも相まって大々的にメディアで報じられた彼の存在を、40歳以上の人なら必ず覚えているでしょう。
順天堂大学はそれ以前から箱根駅伝の強豪校として有名でしたが、オリンピックのヒーロー誕生のインパクトは想像以上に大きく、同大の名は瞬く間に全国へ広がりました。

このことからも、「スポーツに力を入れている大学」というイメージが一般的な順天堂大学ですが、実は医師国家試験を始めとする医療系の国家試験で、大きな実績を残しているのです。
有数の医師国家試験の合格率
順天堂大学は、
・医学部
・スポーツ健康科学部
・医療看護学部
・保健看護学部
・保健医療学部
・国際教養学部
の6学部3研究科と、六つの付属病院を有する医療系に特化した総合大学です。

2015年4月新設の国際教養学部は単なる文系学部ではなく、同大がこれまで培ってきた医療知識を生かしつつも、語学力に堪能な人材育成を目的としています。

New Article
新着記事
Weekly Ranking
ランキング
- 知る!
TOKYO - お出かけ
- ライフ
- オリジナル
漫画