人気声優・水樹奈々の結婚を機に考える――そもそも「声優ブーム」はいつから始まったのか?
2020年7月7日
ライフ近年、テレビや雑誌などで幅広く活躍する声優ですが、そのブームはいつから始まったのでしょうか。人気声優・水樹奈々の結婚発表を機に振り返ってみましょう。解説するのは、20世紀研究家の星野正子さんです。
1960年代後半から始まった声優ブーム
歌手で声優の水樹奈々が2020年7月7日(火)、音楽関係に従事する男性と結婚したと自身のブログで発表しました。
愛媛県出身、1980(昭和55)年生まれの水樹は「ハートキャッチプリキュア!」の花咲つぼみ・キュアブロッサム役などで、声優ファン以外の層にも広く知られた存在です。

さて、声優は東京では多く見かけたり耳にしたりする職業ですが、地方ではまず見かけません。養成学校は全国各地にあるものの、仕事の場は大都市圏に限られているのが現状です。
専門誌『声優グランプリ』が毎年付録として発行している『声優名鑑』2020年版には、声優が男女合わせて1500人が掲載されています。最初の2001(平成13)年版は370人だったそうですから、ものすごい勢いで増えていることがわかります。
声優はこれまでも幾度ものブームを経て、職業として確立されてきました。
最初の声優ブームは1960年代後半、洋画や海外ドラマの吹き替え声優が人気を得たことだとされています。当時、アラン・ドロンの吹き替えをしていた野沢那智は若い女性から大人気になりました。
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