ゴージャスな銭湯で身も心も癒されて、それに見合った渋~い居酒屋へ 鶯谷【連載】新!東京湯巡り、徘徊酒(5)
2020年1月29日
お出かけ昔ながらの銭湯でひとっ風呂浴びたら、歩いてなじみの居酒屋へ――。銭湯巡りと飲み屋歩きをこよなく愛するコラムニストの島本慶さんが、東京の魅力的な銭湯と居酒屋のハシゴ歩きへお連れします。第5回は、台東区の鶯谷からスタートです。
洗い場の椅子は、おしゃれな背もたれ付
鶯谷といえば、このあたりいろいろと艶っぽいムードの漂う街ですな。どっちかっつうと私の好きな街。うれしいことに、銭湯もいい所が有りますよ。駅の北口を出て、言問通りを渡ってちょいと左へ。迷路みたいなラブホ街のクネクネした路地を抜けると、これがもぉリューアルしまくぅりの銭湯、「ひだまりの泉 萩の湯」(台東区根岸)が有ります。
うわさでは朝湯もやってくれてて、朝6時から9時までやってるんですって。それから午前の11時から深夜の1時まで営業しております。ちなみに受付12時30分まで。
サウナは平日150円、土日は200円。入浴料は他と同じ470円ですよ。私、券売機で買ってフロントへ。ちなみにこの夜は男湯3階で女湯が4階でした。
スゴイねぇ、広々とした脱衣場で、ズラ~リとロッカーが並んでます。これがスーパー銭湯じゃなくて普通の銭湯っつうから嬉しいっす。私、サクッと脱いで洗い場へ。見渡すと、ちゃんと日替わりの薬湯にジェット、電気風呂も。
取りあえずカランを確保して、椅子に座ると、これがおしゃれな背もたれ付。とはいえちょいと体を洗いにくいっす。
おぉっ! 岩風呂もありますなぁ! いやぁスバラシイ。それにしても客は大ぜいです。とはいえ広いから余裕です。色んな浴槽に入ってポカポカしてきたところで、カランに戻り私、頭をゴシゴシ洗います。
やっぱり人気が有るみたいねぇここ。ひょっとして名所になっちゃってるのかな? だって当然ですよね。わざわざ郊外のスーパー銭湯まで足を伸ばさなくていいんだもんね。
あ~いい気分。出ようとすっと、おやおやちゃんと食事できる所も有るみたい。ビール飲みたいけど、私の場合コンセプトが違いますから、ここではくつろがない。風に吹かれながら、せっかく鶯谷まで来たんだから、良さげな居酒屋さんを物色します。

でまぁ銭湯を出て右へ。路地じゃなくて広い道をね。尾竹橋通りを渡って、根岸小学校の脇道を入り、しばらく行くと何やら渋い構えの、「根岸 川木屋」(同)ってのが目に入ります。
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