仕事帰りにふらっと寄れる都内絶景イルミネーション3選 ワンランク上のスマホ撮影術も大公開

  • おでかけ
仕事帰りにふらっと寄れる都内絶景イルミネーション3選 ワンランク上のスマホ撮影術も大公開

\ この記事を書いた人 /

中村勇太のプロフィール画像

中村勇太

日本夜景オフィス代表

ライターページへ

仕事帰りの東京で、目にも鮮やかなイルミネーションを気軽に見られたら――そんなニーズに日本夜景オフィス代表の中村勇太さんがお答えします。いったいどこでしょうか。

東京都心のイルミネーションの特徴

 夜景が美しく見えるシーズンをご存じでしょうか? 夜景鑑賞は、年間を通じて楽しめるものですが、特に美しく見せてくれるのが冬の時期です。まさに今は、絶好の夜景シーズンなのです。空気が澄んでいるだけでく、街中で点灯するイルミネーションの明かりも相まって、クリアで煌びやかな夜景を鑑賞することができます。

 全国的に有名なイルミネーションと言えば、長崎のハウステンボス(長崎県佐世保市)や三重のなばなの里(三重県桑名市)などがあり、大規模な演出で圧倒されます。一方、東京都心のイルミネーションの特徴・鑑賞メリットとしては、主に3つ挙げられます。

2019年の六本木ヒルズのイルミネーション(画像:中村勇太)



 ひとつめは「手軽さ」。ほとんどのスポットが駅から近く、無料で楽しむことができます。規模は大きくないものの、仕事帰りに楽しむには程よい規模感と言えるでしょう。

 ふたつめは「数の多さ」。都心にはそれぞれ個性のあるイルミネーションスポットが数多く点在しており、毎週末イルミネーションを鑑賞しても前回とは異なるものを楽しむことができます。

 3つめは「上品さ」。イルミネーションと言えば、可愛い動物やキャラクターをかたどった電飾・映像による演出も定番ですが、少々子ども向けに感じてしまうこともありますよね。都心には、ゴージャスで落ち着きにあるイルミネーションも多く、大人のデートに最適です。

仕事帰りの大人にオススメのスポット

 東京都心のイルミネーションの特徴について解説しましたが、中でも特にオススメしたい、「仕事帰りの大人のデートに最適なイルミネーションスポット」を3つご紹介いたします。

●丸の内イルミネーション
 東京を代表するオフィス街「丸の内」。丸の内中通りには、綺麗に整備された街路樹やブランドショップも並び、普段から美しい街並みを見せてくれますが、冬になると雰囲気が一変。街路樹に、丸の内オリジナルカラー「シャンパンゴールド」と呼ばれる上品な電飾で彩られ、ゴージャスは雰囲気に包まれます。場所柄、車道には高級車がよく停められておりボディーに映り込むシャンパンゴールドは一層美しさを増します。通りには、ベンチも並んでおり腰をかけてゆっくり楽しめるのもポイントです。

●恵比寿ガーデンプレイス ウィンター・イルミネーション
 展望台もあり夜景スポットとしても素晴らしい恵比寿ガーデンプレイスですが、冬はイルミネーションの魅力も加わります。定番のクリスマスツリーもありますが、圧倒的な輝きで訪れる者の視線を独占するのが、高さ約5m、幅約3m、ライト総数250灯の巨大なシャンデリアです。フランスのクリスタルブランド・バカラによるもので、細部まで美しく作られています。ツリーとシャンデリアを結ぶ通りにはレッドカーペットが敷かれ、リッチな雰囲気で満ちあふれています。ゆっくりシャンデリアを鑑賞して、ちょっと冷えてきたら展望台で夜景を眺めるのもいいのではないでしょうか。

●青の洞窟 SHIBUYA
 東京のイルミネーションとしては比較的新しい「青の洞窟 SHIBUYA」。メイン会場は代々木公園ケヤキ並木と、渋谷駅から少々歩きますが、間を結ぶ渋谷公園通り沿いにもブルーの電飾が施され、イルミネーションを楽しみながらアクセスできるので苦になりません。代々木公園ケヤキ並木にたどり着くと雰囲気が一変。まっすぐと伸びるケヤキ並木にブルーの電飾が敷き詰められ、地面には光が映り込む仕掛けが施されたシートが敷かれ、まさに青の洞窟。全身がブルーに染まり、進めば進むほど、非日常的な世界に引き込まれていきます。撮影時は、シートの映り込みを活用すると幻想的でインスタ映えする写真が撮れますよ。

スマホによるイルミ撮影術

 美しいイルミネーションが目の前にあるとき、見るだけで満足でしょうか? やはり多くの人が、その美しい光景を思い出として写真に残したいと思うはずです。一眼レフで本格的に撮影されている人もいるかと思いますが、今回は仕事帰りでも気軽なスマホでの撮影のコツを3つご紹介いたします。

スマートフォンで撮影したイルミネーション写真(画像:中村勇太)



 ひとつめは「露出補正」。簡単に言うと明るさの調整ですが、通常はピントを合わせる為にタップした箇所を基準に明るさが調整されます。その際、カメラ側で被写体が暗いと判断した場合、より明るく調整されてしまいます。イルミネーション撮影の場合は明るすぎると、イルミネーションの細部にある配線や人工物まではっきりと見えすぎてしまうため、見栄えがよくありません。明るさはやや落として引き締めましょう。

 ふたつめは「アングル」。イルミネーションの定番と言えばツリーでしょう。そのツリーを撮影する際、目線の高さでそのまま撮影していませんか? そのままでも綺麗かもしれませんが、なるべく近づきしゃがんで下から見上げる様に撮影してみましょう。平凡な印象の写真から、よりツリーの高さが強調された写真に生まれ変わります。

 3つめは「スマホの固定」。夜の撮影は昼間と比べ、撮影に必要な光量を確保するのに時間がかかるためシャッタースピードが遅くなりがちです。これが、夜景撮影時によくあるブレの原因です。ブレを防ぐためには、スマホをなるべく固定させる必要がありますが、手軽なスマホ撮影でわざわざ三脚を使うのは現実的ではないでしょう。手すりなどの上にカメラを置いたり、両脇をしっかりしめるなど、なるべく動かないようにして撮影するとブレは防げるでしょう。

 東京には手軽にアクセスでき、大人な雰囲気が楽しめるイルミネーションスポットが点在しておりますので、是非仕事帰りのデートとして立ち寄り、美しい写真を撮影してみてください。

関連記事