「海外旅行」っぽい気分になれるよ! コロナ禍だけど異国情緒に浸りたい人向け都内スポット4選
海外旅行が好きな人にとっては、2年近くに及ぶ新型コロナ禍は本当につらい日々のはず。せめて近場で、ほんのちょっとでも旅行気分を味わってもらえたら。都内のおすすめスポットを紹介します。我慢の続くコロナ禍に寄せて 東京都内の新型コロナウイルス新規感染者数は、2021年11月以降、基本的に1日当たり30人以下を下回っていて、感染拡大が抑えられていると言われています。 一方、11月30日(火)には新たな変異株(オミクロン株)が国内で初めて確認され、外務省は水際対策強化の新たな措置を発表しました。 同省のサイトによると2021年12月3日(金)現在、日本からの渡航者や日本人に対して入国制限措置をとっている国・地域は67か国・地域。また入国に際して条件や行動制限を措置を課しているのは188か国・地域に上ります。 なかなか国内外を自由に行き来できる状況にならず、海外旅行好きの人にとってはストレスの少なくない日々が続いているはずでしょう。 この際、日本にいながら海外に行っているかのような気分を味わえることができないものか――。そう思う人が増えているのでしょうか。インスタグラムでは、「#海外気分」「#海外旅行気分」「#海外っぽい」といったハッシュタグがじわじわ増加しているようです。 港区元赤坂にある「迎賓館赤坂離宮」(画像:写真AC) 投稿画像には、異国情緒がただよう風景がいくつもアップされていて、「海外旅行に行ってきたよ!」と言われたら思わず納得してしまいそうな印象的なものばかり。実際にその場へ行けば、本当に海外旅行をしているような気分に(ほんの少しだけでも)浸れそうです。 もちろん、東京都内にも「海外っぽい」スポットがたくさんあります。そんなスポットを訪れて、自撮りを撮ってみませんか。ごくささやかながら、海外旅行気分を味わえるかもしれません。 1. 港区「迎賓館赤坂離宮」1. 港区「迎賓館赤坂離宮」 まず紹介するのは、港区元赤坂にある「迎賓館赤坂離宮」です。こちらは日本で唯一のネオ・バロック様式による宮殿建築物で、1909(明治42)年に東宮御所として建設されました。 第2次世界大戦終了後に日本が国際社会に復帰し、外国からの賓客を迎える機会が増えたため、大規模な改修工事が行われ、現在の姿になりました。まるでヨーロッパの建物のような外観で、日本の建築を代表するもののひとつとして、国宝に指定されています。 これまでにさまざまな国の国王や大統領が訪れており、主要国首脳会議などの国際会議の場としても使用されています。 外観だけでなく、内装もヨーロッパのような雰囲気で、心躍ること間違いなしです。公開日程はサイト上で確認できますので、事前にチェックしておきましょう。 JR総武線の四ツ谷駅から徒歩約7分。駐車場及び駐輪場がありませんので、電車で訪れるのがおすすめです。 2. 福生市「福生ベースサイドストリート」 次に紹介するのは、福生市にある「福生ベースサイドストリート」です。 アメリカ空軍基地である横田基地沿いの国道16号線にあるストリートで、アメリカンテイストのショップがいくつも建ち並んでいます。 福生市にある「福生ベースサイドストリート」(画像:(C)Google) アンティークショップ、ライブハウス、古着屋、カフェ。まるでアメリカにいるような気分を味わいながら、ショッピングや食事などを楽しめます。 なかでも米軍ハウスを利用したコミュニティスペース「福生アメリカンハウス」は50年代当時の雰囲気が再現されていて、実際にアメリカ人の人たちと交流することも可能です。 定期的にフリーマーケットやインターナショナルフェアが開催されていますので、事前にイベント情報もチェックしておきましょう。 JR東福生駅から徒歩約5分。都心から少し足を延ばして、アメリカの雰囲気を楽しみに行ってみてください。 3. 渋谷区「東京ジャーミイ」3. 渋谷区「東京ジャーミイ」 次は、渋谷区大山町にある「東京ジャーミイ」。トルコっぽい外観のこの建物は日本最大のモスクであり、1階にトルコ文化センター、2階にイスラム教の礼拝場があります。 渋谷区大山町にある「東京ジャーミイ」(画像:(C)Google) ロシアのカザンから日本に避難してきたタタール人たちによって1938(昭和13)年に建設され、老朽化に伴い2000(平成12)年に再建されました。オスマン・トルコ様式を踏まえて建設されているだけでなく、現代建築としての特徴も備えています。 外観を楽しむだけでなく、イスラム教の歴史を学ぶこともできる貴重な施設です。普段東京で生活する中ではあまり触れることのないトルコのカルチャーに触れ、美しいイスラム建築を思う存分満喫してください。館内では日本語でのガイド付きツアーも行われており、事前の予約は不要です。 JR代々木上原駅から徒歩約5分です。 4. 東新橋「汐留イタリア街」 最後に紹介するのは、港区東新橋にある「汐留イタリア街」です。 こちらはイタリアをモチーフにして作られた街で、散策しているだけでイタリアにいるような気分を味わうことができます。 港区東新橋にある「汐留イタリア街」(画像:写真AC) ルネッサンス調の建物が建ち並び、石畳の道に思わず興奮を抑えきれません。昼間の雰囲気も良いですが、夜になるとまた違う街並みに変わります。ビルの夜景とはまた違うロマンチックな光景に、心が弾むことでしょう。 街中にはイタリアレストランがいくつもあり、本場の味を楽しむことができます。周辺には三井ガーデンホテルがありますので、小旅行気分で宿泊するのもおすすめです。なお、定期的にイベントも開催されていますので、チェックしてみてください。 都営地下鉄大江戸線の汐留駅から徒歩約5分です。 海外旅行は、多様な文化に触れる機会海外旅行は、多様な文化に触れる機会 日本国内での感染者数は落ち着きつつあるものの、変異株が確認されたことや、また世界的にまだまだ感染拡大が続いている状況であることなどから、気軽に海外旅行へ行ける日は残念ながらまだ少し先のことかと思われます。 そんなとき、今回紹介した都内のスポットに足を運べば、ほんの少し、海外旅行気分を味わうことができるはず。 ヨーロッパ、アメリカ、トルコと、多彩な国・地域の文化を身近に感じられます。東京での生活に疲れを感じている人は、足を運んでみてください。
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