築地本願寺で本格精進料理が食べられる! 心身の健康と感謝を学ぶ講座、11月8日開催

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築地本願寺で本格精進料理が食べられる! 心身の健康と感謝を学ぶ講座、11月8日開催

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築地本願寺で「食:EAT WELL」をテーマに、精進料理を通じて心身の健康を学ぶ講演および実食を行うイベントを開催します。

京都出身の料理研究家、杉本節子さんが講演、料理監修

 築地本願寺(中央区築地)が2019年11月8日(金)、「食:EAT WELL」をテーマにした講演と本格的精進料理を特別体験できるイベントを開催します。

イベントで供される本格的精進料理(画像:築地本願寺)



 築地本願寺は、1617(元和3)年に浅草で創建されました。「明暦の大火」で焼失後、築地場外市場のすぐ近くにある現在の場所に再建。関東大震災に伴う火災により再度本堂を焼失しましたが、1934(昭和9)年に落成し、現在の本堂の姿となりました。古代インド仏教様式を模した外観が特徴的なお寺で、2014年には、本堂や正門などが国の重要文化財に指定されています。

 当イベントのテーマ「EAT WELL」は直訳すると「よく食べる」ですが、「食を通じて、より良く、健康に過ごしましょう」という願いをこめて命名したそうです。イベント内容は、京都出身の料理研究家・杉本節子さんを招き、「感謝の精進料理 健やかな身体と精神」をテーマに講演。築地本願寺の法要で振舞われる「お斎(とき)」や、精進料理を通じた心身の健康についての講話を展開します。

 杉本さんは、京町家の歴史と食文化についての講演、料理講習会、大学講師、執筆活動など多方面で活躍している人気料理研究家です。

 浄土真宗では、法要後に皆で食事をする習慣があり、それを「お斎」と呼びます。始まりは、お釈迦さまの時代に遡ります。厳しい戒律のもと修行をしていた仏弟子たちの食事は1日に1度(正午をすぎてはいけない)で、決められた時刻を「斎」といったのが語源だそうです。

 仏教各宗派でもお斎の慣習がありますが、一般的には「亡くなった人の供養のため」という考え方で行われるとのこと。浄土真宗のお斎は、いのちを支えてくれている、他のいのちに感謝する「感謝の精進料理」なのだそうです。

 講演後、築地本願寺内の日本料理「紫水」の小川料理長による本格的な精進料理(お斎)を実食します。料理監修は杉本さんによるもので、実際のお斎の漆器揃えで供されます。料理内容は、以下のとおりです。

〇一の膳 一汁三菜
ごし豆腐と京水菜の白味噌汁(昆布だし)
大根と赤人参のおなます
ごま豆腐かぶら・蓮根・粟麩・人参・干ししいたけ炊き合わせ

〇二の膳 五菜
すき焼き板麩
飛龍頭の柚子あんかけ
かんぴょうと新銀杏の味噌和え
さつま芋と菊菜の天ぷら湯葉の素揚げ
蒸しかぼちゃのきんとん小豆

〇甘味
憶昔(いくじゃく)

 参加費は大人ひとり6000円で、申し込み受付は10月8日(火)から行っています。

●築地本願寺 イベント概要
・会場:築地本願寺
・場所:東京都江東区豊洲6-1-16 teamLab Planets TOKYO
・日時:2019年11月8日(金)
・時間:19:00~講演、20:00~精進料理「お斎」体験
・料金:6000円
・申し込み:築地本願寺公式ウェブサイトから申し込み

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