どんちゃん騒ぎはもう古い? コロナ禍の花見スポットを巡って気づいた「自分だけの桜」とは
2021年3月26日
お出かけ東京で3月22日(月)、桜の満開の観測がされました。コロナ禍の桜だけあって、いつもとは受け止め方が一味も二味も違います。フリーライターの山本肇さんが都内の桜スポットを歩きました。
実質「宴会禁止令」でも名所は
首都圏1都3県に発令された緊急事態宣言は2021年3月21日(日)、解除されました。感染拡大の懸念はいまだ拭い切れていないものの、春の風物詩である桜は満開を迎えています。
都内の桜の名所は飲食を禁止するなど、事実上の「宴会禁止令」が発動。小池百合子都知事が3月5日の記者会見で、花見・宴会は「無しで」と呼びかけたことも追い風となっているようです。

バーベキュー広場のある都内の公園をのぞいてみると、黄色い立ち入り禁止のテープで広場の一角が閉鎖されていました。少し過剰な措置だと感じましたが、ここまで強硬に行わないと防げないのでしょう。
しかし目黒川沿いなどの超有名スポットは、大勢の人で混雑している様子がテレビで放送されています。宴会は「無しで」にもかかわらず、缶ビールを片手に路上に立ち止まったり、壁にもたれかかったりして、ほろ酔いになっている人も。
桜の開花は残念ながらそのような迷惑行為を加速させており、一方、飲食店の時短営業は変わらず続いています。
迷惑行為は当然良くないですし、「密」は避けたいものですが、自宅にこもりっぱなしだったこの1年間から抜け出したいという気持ちは分からなくもありません。桜がきれいなので、そんな気持ちもなおさらでしょう。
筆者もここ数日間、都内各所の桜を目にしてきましたが、満開の桜はやはり素晴らしいものです。もちろん毎年のように桜を愛(め)でるというわけにはいかないので、取材の移動途中など、わずかな時間に偶然に出会った桜を楽しんでいます。
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