一目でわかったらもうドラマ通? 都内の定番すぎる「ロケ地」4選
いくつもの名作を支えた都内ロケ地 おうち時間が増えているこの期間、皆さんはどのように過ごしていますか? ネットフリックスやAmazonプライム、Huluといった動画配信サービスでドラマを見る機会も多くなったのではないでしょうか。 恋愛もの、学園もの、刑事もの……。数あるドラマ作品は、その多くが東京で撮影されています。東京には有名なドラマの舞台となった場所が数多くあり、おそらく日本一と言ってもいいでしょう。都内を歩いていれば、ドラマの撮影に出くわすこともしばしば。 今回は、ドラマの撮影でよく使われている王道の東京のロケ地を紹介します。 1. 王道中の王道、秋を彩る並木 青山通り口から、外苑中央広場に向かってのびる明治神宮外苑(港区北青山)のイチョウ並木は、東京都内でもロケ地の王道スポットとしてとても有名です。 『101回目のプロポーズ』(1991年、フジテレビ系)『愛という名のもとに』(1992年、同)から、今も語り継がれる名作ドラマ『HERO』(2001年、同)『やまとなでしこ』(2000年、同)『花より男子』(2005年、TBSテレビ系)、近年では『カルテット』(2017年、同)『東京タラレバ娘』(同、日本テレビ系)『花のち晴れ』(2018年、TBS)など、あげたらキリがりません。 夢中になって見たドラマ作品の記憶がよみがえってくる……。神宮外苑のイチョウ並木(画像:写真AC) このイチョウ並木では、数々の名シーンが生まれました。 イチョウ並木の名所でもある明治神宮外苑は、全長約300mにわたり両側に約150本ほどのイチョウの木が植えられており、秋になると美しい黄金色の並木道となります。 イチョウ並木の紅葉の見頃は、11月下旬から12月上旬頃。そのころは「黄金ロード」とも呼ばれ、毎年「イチョウ祭り」が開催されます。 世界的にも知られている東京の美しい名所として外国人観光客も多く、デートにもおすすめなロマンティックなスポットです。 2. まさに「愛」を象徴する場所2. まさに「愛」を象徴する場所 ちまたでは、「V」と「E」の間を身体を触れずに通り抜けることができると恋が実る、恋愛成就の待ち合わせ場所、幸せな恋愛ができる待ち合わせ場所、などと言われている新宿アイランドタワー(新宿区西新宿)前のLOVEオブジェ。 鮮やかなカラーバランスとポップで愛らしい「LOVE」が印象的で、恋愛ドラマで登場するのを見たことがあるのではないでしょうか。 ドラマでは、恋人たちが待ち合わせをしているシーンで使われることが多く『同窓生~人は、三度、恋をする~』(2014年、TBS)『ラスト・シンデレラ』(2013年、フジ)『電車男』(2005年、フジ)『特上カバチ!』(2010年、TBS)『恋愛ニート』(2012年、同)『ブラザー☆ビート』(2005年、同)などで登場しています。 恋愛成就の“都市伝説”もあるほど、一度見たら忘れられないインパクトの「LOVE」オブジェ(画像:写真AC) ドラマやTV番組の撮影だけでなく、フォトジェニックなスポットとしても観光客から人気なLOVEオブジェ。このオブジェは、アメリカ人のロバート・インディアナという現代美術家が作ったもの。 実はこのLOVEオブジェ、日本では新宿アイランドタワー前に設置されていますが世界中にあります。シンガポールのオーチャード、イギリス・ロンドン、スペイン・バレンシア、カナダ・バンクーバーなど、世界101か所で見ることができます。 中には赤色だけでなく水色があったり、イタリアやスペインではイタリア語「アモーレ(愛/愛する人)」を用いたオブジェになっているそうです。 3. 数々の名キスシーンが誕生3. 数々の名キスシーンが誕生 カフェやレストランなどが立ち並び、東京随一のおしゃれスポットでもある目黒川沿い(目黒区中目黒)。この場所も、数多くの作品で登場しています。『最高の離婚』(2013年、フジ)『アイムホーム』(2015年、テレビ朝日系)『MIU404』(2020年、TBS)などです。 「住んでみたい街ランキング」で常に上位の中目黒。中でも目黒川沿いは、ドラマのロケ地としても有名(画像:写真AC) 中でも特に印象に残る撮影スポットといえば「なかめ公園橋」ではないでしょうか。 『ロングバケーション』(1996年、フジ)『失恋ショコラティエ』(2014年、同)『この恋あたためますか』(2020年、TBS)では、キスシーンをはじめドラマの重要なシーンの撮影をここでしていることが多いです。 最近ですと『オー!マイ・ボス!恋は別冊で』(2021年、TBS)で、主演の奈未と潤之介が出会ったシーンで登場して以降、ほぼ毎話で目黒川沿いが登場しています。 このスポットは例年3月下旬~4月上旬に桜が見頃を迎え、毎年多くの人で賑わいます。全長4kmにわたって約800本のソメイヨシノの桜並木が広がり、夜にはライトアップも。ぼんぼりが夜桜と目黒川を照らし、川面に映り出される眺めは絶景です。 ただ、2020年、2021年は新型コロナ禍でお花見の自粛が呼び掛けられました。2022年以降はまた、以前のようなお花見ができることを願います。 4. 空港シーンの撮影といえば4. 空港シーンの撮影といえば ドラマなどでよく空港のシーンが登場しますが、本物の空港での撮影は制約が多いため、代わりによく利用されるのが有明のテレコムセンター(江東区青海)です。 『薔薇のない花屋』(2008年、フジ)『花嫁とパパ』(2007年、同)『ファースト・キス』(同)『美女か野獣』(2003年、同)『リッチマン、プアウーマン』(2012年、同)『メイちゃんの執事』(2009年、同)など数多くの作品で欠かせないスポットとなっています。 本物の空港だと思ってた……? 空港シーン撮影の定番ともいえる、テレコムセンター(画像:写真AC) 高い吹き抜けになった円形のフロアが、空港のムードを演出しています。 このテレコムセンターは地上21階、地下3階という巨大なビル。ロケ地として有名なだけでなく、同ビルの最上階には日本夜景遺産にも認定された展望台があります。 東京タワーとレインボーブリッジを見渡すことができる希有な景色は大変見もの。ソファー席もあるので、ゆったりとした時間を過ごせることができる絶景スポットとしても人気が高いです。 ときには東京ロケ地巡りをときには東京ロケ地巡りを ドラマの映像で見た場所を実際に訪れてみると、作品を見ていたときの感動もよみがえるのではないでしょうか。 同じロケ地がいくつもの作品に登場しても不思議と違和感はなく、それどころか撮影シーンがぐっと引き立って見えるのは、それだけ魅力のあるロケ地であり、私たち視聴者の中にその場所の持つ力が深く刻まれているからなのかもしれません。 実際の現場では、たちまち大勢の出演者やスタッフが集まり、撮影をし、撮影が終わるといつの間にかサッと解散しているのです。東京都内を歩いているとき、もしかしたら名シーンが近くで撮影されているかもしれない、と思うとワクワクしてきますね。 都内へ出かける用事があったら、ついでに有名ロケ地にも足を運んでみるのはいかがでしょうか。
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