パイロットも参拝する?限定御朱印帳や機体展示も―飛行機にまつわる神社あれこれ

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パイロットも参拝する?限定御朱印帳や機体展示も―飛行機にまつわる神社あれこれ

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石津祐介

ライター、写真家

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神社では八百万の神様をお祀りしていますが、実は飛行機に関する神社があるのをご存知でしょうか。今回は境内に機体が展示されていたり、飛行機がデザインされた御朱印帳やお守りなどが頒布されていたりする「飛行機にまつわる神社」について、写真家の石津祐介さんがご紹介します。

●羽田空港近くに鎮座する穴守稲荷神社

 東京都大田区にある「穴守稲荷神社」は多くの航空関係者が参拝することでも知られており、毎月17日には「航空稲荷月次祭」、毎年9月20日の空の日には「航空安全祈願祭」が行われています。

 神社はかつて、現在の羽田空港の滑走路付近にあり、その門前には日本飛行学校がありました。学校の生徒が訓練前夜に油揚げをお供えしたところ上手く飛べたという逸話があり、それが航空安全祈願の始まりとなっています。

多くの航空関係者が参拝する穴守稲荷神社(画像:石津祐介)



奉納された航空会社のカラフルな幟旗が並ぶ境内(画像:石津祐介)

●羽田の氏神様、羽田神社

 東京都大田区にある「羽田神社」は、羽田全域の氏神様として古くから崇敬を集めている神社です。羽田空港も地域に含まれるため、多くの航空会社など航空関係者が「空の安全」の祈願に訪れます。

 7月に行われる夏季例大祭の「羽田まつり」には多くの航空関係者が参加し、また限定の御朱印も頒布されます。祭りの期間中は漁師町として栄えた羽田の町が大いに盛り上がり、勇壮な神輿の巡行も人気です。

羽田地区の氏神として知られる羽田神社(画像:石津祐介)
羽田神社の境内(画像:石津祐介)

●空港のターミナルに鎮座する珍しい神社

 羽田空港の第1旅客ターミナル内には、「羽田航空神社」があります。元々は、新橋の航空会館ビル屋上にある「航空神社」から、昭和38(1963)年に旧ターミナルの屋上送迎デッキに分霊され創建されましたが、第1ターミナル増改築に伴いこの場所に移されました。パイロットやキャビンアテンダントなど、航空会社のクルーがフライト前に参拝する事でも知られています。

羽田空港のターミナル内に鎮座する羽田航空神社(画像:石津祐介)
かつて旧ターミナルの屋上送迎デッキにあった羽田航空神社(右)。左にあるのは穴守稲荷神社の分社(画像提供:穴守稲荷神社)

●航空発祥の地・所沢に鎮座する神社

 所沢に鎮座する「所澤神明社」の摂社には、飛行機の神社として知られる鳥船神社(とりふねじんじゃ)があります。

 明治44(1911)年、所沢に日本で初めて飛行場が造られ、4月には徳川好敏大尉が操縦するアンリ・ファルマン機が初飛行を行いました。徳川大尉はこの初飛行の前日に、所澤神明社に参詣したと伝えられています。平成23(2011)年、初飛行から100年目を迎えたのを記念して鳥船神社が創建されました。

所澤神明社の境内(画像:石津祐介)
鳥船神社では、願いを書いた折り鶴を奉納します(画像:石津祐介)

●全国にある飛行機にまつわる神社

 関東以外にも飛行機にまつわる神社は各地にあります。京都府八幡市には、日本で初めて飛行原理を発明した二宮忠八が航空事故犠牲者を祀るために創建した「飛行神社」があり、大阪府泉佐野市には、関西空港建設の際に創建された「泉州磐船神社(泉州航空神社)」があります。

飛行神社の境内(画像:石津祐介)
飛行神社境内に鎮座するF-104J戦闘機のエンジン(画像:石津祐介)
泉州磐船神社の境内に鎮座するヘリコプター(画像:石津祐介)
泉州磐船神社に併設する航空資料館には、4,000点以上の展示品がそろいます(画像:石津祐介)

●飛行機モチーフの御朱印や御朱印帳

 参拝の際にいただく御朱印や、書いていただく御朱印帳には、飛行機をモチーフにしたデザインのものがあります。航空会社とコラボした御朱印帳も人気で、飛行機にまつわる神社で販売しています。

左から羽田神社、所澤神明社、羽黒山鳥屋神社(宮城県石巻市)の御朱印帳(画像:石津祐介)
溝旗神社(岐阜県岐阜市)の境内社、肇國(ちょうこく)神社の特別御朱印(画像:石津祐介)
穴守稲荷神社と航空会社がコラボした御朱印帳(画像:石津祐介)

 神社巡りはこのようにテーマを決めるのもオススメです。旅行の際には、興味のあるものや出来事に関する神社を探して参拝してみてはいかがでしょうか?

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