すぐに役立つ! 機内で快適に過ごす「コツ」、ユーザーから寄せられたさまざまな声

  • ライフ
すぐに役立つ! 機内で快適に過ごす「コツ」、ユーザーから寄せられたさまざまな声

\ この記事を書いた人 /

アーバンライフ東京編集部のプロフィール画像

アーバンライフ東京編集部

ライターページへ

旅行サイトを運営するエアトリが「飛行機での過ごし方」に関する調査を行いました。その結果見えてきたのは、「普段とは違う状況」への多種多様な向き合い方でした。

10~70代の男女1799人を対象に調査

 旅行のほか、出張や帰省で乗る人も少なくないであろう飛行機。LCC(格安航空会社)の影響で、廉価で乗れる機会も増えました。目的地によっては、1日の睡眠時間や勤務時間よりも長い時間を過ごすこともあるでしょう。

旅行、帰省、出張。飛行機に乗る機会はさまざま(画像:写真AC)



 地上に居る時とは、さまざまなことが異なる環境下で、多くの人はどのように過ごしているのでしょうか。旅行サイトを運営するエアトリ(新宿区新宿)が、10~70代の男女1799人を対象に「飛行機での過ごし方」を調査したところ(期間:2019年4月9日~4月12日)、特殊な状況だからこその、多種多様な見解が見えてきました。

機内で楽しむのは「日本未公開の映画」「フライトマップ」など

「機内に絶対に持っていくもの」を聞いたところ、男性の1位は「携帯用スリッパ」、女性の1位は「マスク」となりました。女性のランキングで「携帯用スリッパ」は6位、男性のランキングで「マスク」は6位となっており、機内に持ち込むものは男女で異なるようです。

「機内にこれは絶対に持っていく!ものランキング」(画像:エアトリ)



 加えて、海外旅行の経験が20回以上ある人に「機内で快適に過ごすポイント」を募ったところ、おしりと背中が痛いので「緩衝材(プチプチ)」を持っていき「渡航先で割れ物を包むのに使用する」という声や「ミントやレモンの香りのアロマウォーターを首筋に塗って気分をスッキリさせます」などの、興味深い声が寄せられました。

 また、眠る際に目を覆う方法として、「フード付きのジャケットを1枚持っていく」と回答する人がいたほか、「マツエクをしているのでアイマスクができない。サングラスで少しでも暗くして寝る」と答えた人や、「めぐリズム(使い捨てのホットアイマスク)」を持参する人もいました。

 飛行機グッズの定番「ネックピロー」を持参する人も多数。備え付けのイヤフォンを使用するのではなく、「自分の使い慣れたイヤフォン」や「ノイズキャンセリング(周囲の騒音を低減する)ヘッドフォン」を持ち込む人も散見されました。

 機内で楽しむコンテンツについては、「自分の端末に入っている、音楽を聞いたりやミュージックビデオを見る」「酒を飲みながら演歌を聞く」、飛行機に備えついている液晶で「日本未公開の映画を見ている」「フライトマップで現在地を確認している」など、好みで全く異なるようです。

靴を脱ぎ、ラクな格好をし、リラックスする人が多数

「機内で快適に過ごすポイント」として、特に多く寄せられた意見を見ていくと、「靴を脱ぐ」「ラクな格好をする」「寒さ対策や、乾燥対策をする」「こまめに動く」など、ごく基本的ながら、大切なことが並んでいました。「お酒を適度に飲む」「寝る」という意見も多いです。

 靴を脱ぐ際には、「ビジネスホテルなどにある、持って帰ってもよいスリッパを持ち込みます」という声や、「靴下も脱ぐと最高」「ビーサンを履く」という声も。また、靴を履いたままという人からも、「シューレース(靴ひも)のない靴を履く」などの声が上がりました。

モコモコの靴下のイメージ(画像:写真AC)



「靴下を未使用の抗菌のものに履き替える」「着圧ソックスまでではないですが、モコモコ靴下は必須です。できればハイソックスタイプ」など、靴下にこだわった意見も寄せられています。

「ラクな格好」として挙がったのは、「ジャージ」「しわになりにくい服」「金具のないズボン」「ロングスカート」などのアイテムで、特にボトムスのゆったり感に重点が置かれている様子でした。

 寒さ対策としては、「薄手のダウンを小袋にパッキング」「男性だが、ストールを持参」「長袖フリース」「ウィンドブレーカー」などの意見が。乾燥対策としては、既存のマスクよりもさらに保湿力が期待できる「ウェットマスク」、「ハンドクリーム」や「目薬」などを持参する声が寄せられています。

「全てに関して、楽しむ」人もいれば「快適は無理」という人も

 なお、心持ちに関する意見も多く寄せられています。状況をポジティブにとらえている様子のコメントは以下のとおり。

・機内食を楽しむ
・楽しいことを考える。好きなお菓子を持参して、食べる
・全てに関して、楽しむようにしています
・休日と思って気楽にいること
・ゆったり、のんきに、寝たり起きたり、あれこれ急いでも仕方がないので
・なにもしないでよい一人でいる時間を楽しむ
・周りを気にせず、自分の世界に入る
・自由にのんびり過ごす
・イライラしないで、なるべくスマイルをこころがける
・着いた時気分が上がるように、お洒落アレンジ出来る小物をすぐ装着出来る位置に携行
・到着先の国のガイドブックを読み込み、旅行気分を盛り上げる。プチ情報なども見逃さない!!

機内食を楽しみにする人は一定数存在する(画像:写真AC)



「頭を空にする」「特に考え事せずに無心でいます」などの声もありました。一方で、「仕事に熱中する」「予定を考えたり、書いたりする」などの意見も。普段よりも情報が遮断される場所だからこそ、作業が捗る……ということなのかもしれません。

「隣が話し相手になり、行く先の情報が得られればラッキー」「隣り合わせの人に挨拶して、気が合いそうあれば会話する」など、周囲とのコミュニケーションを試みる人もいました。

 また、「快適に過ごしたことはない」「うるさくて当然と割り切る」などの意見や、「ビジネスクラスに乗る」という声も寄せられています。

 エアトリは「様々な人が利用する飛行機では、周りのことは気にし過ぎずにいかに『ストレスを感じない、リラックスできる』環境を作るかが『機内で快適に過ごすポイント』となるようです」としています。

関連記事