いつもの味が七変化! 餃子ラバーがこっそり教える「つけダレ ひと工夫」、記者が試してみた

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いつもの味が七変化! 餃子ラバーがこっそり教える「つけダレ ひと工夫」、記者が試してみた

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料理写真共有アプリ「SnapDish(スナップディッシュ)」を運営するヴァズが、「餃子好き」の声を集め、調査を実施。そこに集まった「オススメのひと工夫」を元に、記者が実践してみました。

おすすめな食材は「いぶりがっこ」「煎り豆腐」「セロリ」など

 冷凍で、持ち帰りで、手作りでも。餃子は、私たちの食卓の強い味方です。野菜とお肉、両方が摂れるのも嬉しいところで、中に包む餡を変えれば、無限にアレンジもでき、バリエーションの広がりが楽しい料理でもあります。

工夫次第でますます美味しくなる料理「餃子」(画像:写真AC)



 料理写真共有アプリ「SnapDish(スナップディッシュ)」を運営するヴァズ(練馬区大泉町)は、同アプリの利用者から「餃子好き」の声を集め、調査を実施。「オススメのひと工夫を教えてください」という問いに対し、具やタレに関するさまざまなアイデアが寄せられています。

 おすすめの食材として挙げられたのは、以下のとおり。

●野菜、きのこ類
セロリ、大葉、バジル、パプリカ、紫キャベツ、パクチー、きのこ、たけのこ、レンコン(粗みじん)、山芋(粗みじん)、アボカド、パイナップル(揚げ餃子に)

●豆腐類
煎り豆腐、おから、高野豆腐

●加工食品
ザーサイ、いぶりがっこ、ホタテ缶、油揚げ、メンマ、切り干し大根、エビ、チーズ、納豆

●調味料系
八角の粉、にがり、紹興酒、XO醤、キムチ、豆板醤+マヨネーズ、コチュジャン、ウーシャンフェン(五香粉)、ゆずこしょう、ラード、サテトム(ベトナムのラー油)、ナンプラー、食べるラー油、花椒、白だし、魚介系だし

 セロリやパクチーなど、味わいに個性のある野菜のほか、ザーサイ、いぶりがっこ、切り干し大根など、食感に特徴のある食材が多い様子。調味料系には、中国や東南アジア圏の調味料が散見されます。

餃子ラバー達のおすすめのタレは?

 タレのアイデアとしては、以下の意見が寄せられています。

・「ポン酢にゆずこしょう、酢に粗挽きこしょうたっぷり」(宮城県、30代)
・「花椒塩がっつり入ったラー油と酢」(神奈川県、40代)
・「ポン酢に米酢を足して、チューブからし。熱いうちに頂けば、外食以上の味を楽しめる」(富山県、50代)
・「タレは酢ごしょうはテッパンで、特に黒酢がおすすめ。あとは、レモスコ、ゆずスコ、ビネガースタイル」(東京都、30代)
・「味噌ダレ、コチュジャンタレ、ナンプラータレなど変化をつけたタレにしている」(大阪府、50代)

 大定番の「醤油、酢、ラー油」をベースに置きつつ、ひと工夫を加え、楽しんでいる様子が伺えます。

餃子ラバー達のおすすめ「タレ」、記者が実践してみた

 餃子ラバー達のおすすめ「タレ」を参考にしながら、記者が実践してみました。

家庭の調味料でタレを自作し、試してみた(2019年5月29日、高橋亜矢子撮影)



●酢、こしょう

 この方法、すでに「定番」という人も少なくないかもしれません。ドラマ「孤独のグルメ」でも、ここに「ラー油」を加えて楽しむ方法を、主人公(井之頭五郎)が実践しています。

 記者は、お酢に粗挽きこしょうを入れ、実践してみました。さっぱりしていながらも、餃子の旨みがしっかりと感じられ、噛むほどに、こしょうの刺激と香りが口に広がります。そのほどよい刺激から、ごはんもお酒もますます進んでしまいます。

●ポン酢に酢を足し、チューブからしを加える

 ポン酢のさっぱり感の後に、ほのかに訪れるからしの香りや、「ツン」とする感覚がたまりません。強すぎず、でも次の餃子へと食欲を駆り立ててくる、絶妙な刺激です。このまま箸が止まらなくなったらどうしよう……と思いました。「家にラー油がない。でも刺激がほしい」という時にもおすすめかもしれません。

●ポン酢にゆずこしょう

 からしよりは刺激が少なめで、さっぱり感があります。脂分の多い餃子でも、後味すっきり。夏場の食欲が落ちる時期でも、食欲が駆り立てられてしまうかも? と感じました。

●ナンプラー

 タイの調味料、ナンプラー。入れるだけで、味わいが一気に東南アジアと化すのが面白いところ。刺激が強すぎず、でも味に着実にアクセントが加わり、餃子の美味しさが引き立つように感じます。

●花椒塩とラー油と酢

 記者の生活圏のスーパーでは「花椒塩」が手に入らなかったため、似たような配合の「麻辣ペッパー」(唐辛子、唐山椒、食塩、生姜が入っているもの)で試してみました。

 酢、ラー油、唐山椒、塩。それぞれの味わいががつんと響いてきて、さまざまな味を一気に楽しめます。ただし、「麻辣ペッパー」は味の主張が強いため、餃子の味をじっくり味わいたい場合や、餡の味が強めな場合には、少なめにした方が良いのかも? と感じました。

●ビネガースタイル

「ビネガースタイル」とは、野菜などに「かけるビネガー」として、ミツカン(愛知県半田市)が販売している商品です。果たして餃子にも合うのでしょうか。実践してみたところ、通常のお酢に比べ、刺激がやわらかめ。甘みが強い印象です。

 日頃、お酢の刺激が強いと感じる人にはおすすめかもしれません。ですが、お酢好きの人であれば、通常のお酢の刺激のほうが、餃子には合うのではないかと感じます。

 試してみた総評としては、酢や醤油(もしくはポン酢)に、刺激のある調味料(からし、こしょうなど)を加えることで、餃子の味がより刺激的になり、食が進むように感じました。

 ただでさえ美味しいのに、探求のしがいもある食べ物、餃子。まだまだ研究の余地がありそうです。あなたもぜひ、自分だけの「鉄板スタイル」を極めてみては。

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