「ただダラダラする」のがオシャレってどういうこと? 謎多き70年代の流行を描いた漫画「時代のカオスを感じる……」
服装はハイセンス、だけど……pigurani(ピグラニ)さんは、服飾関係の会社で働くかたわらイラストや漫画を描くイラストレーターです。SNSでは「巡りめくるファッション史」と題した作品を配信中。そんなpiguraniさんが東京の街を彩るファッションと歴史について描く、アーバンライフメトロ・オリジナル4コマ漫画。今回のテーマは「フーテン族」です。 piguraniさんが描いたファッション漫画のカット(piguraniさん制作)――piguraniさん、今回の作品を作った背景を教えてください。 前回より引き続き「族シリーズ」第3弾になります。今回はラッパズボンで有名な「フーテン族」です。 ――フーテン族、なんだかカッコイイ。いかしたファッションに身を包み、何もしない……! 斬新! あえて何もしないというのがミソでしょうか。ヒッピームーブメントに乗っかっただけともいえますが……(笑)。 ――身につける洋服と、着る本人の行動とが一体となって「ファッション」だったのですね。何だか奥深いです。 ファッションを「自己表現」として広めた文化でもありますね。後のパンクブームだったり。60~70年代のカオスさをまさに表現できていると思います(笑)。 ――若さという名のエネルギー、その表現方法が社会背景などによって時代ごとに異なるのは、本当に興味深いです。 そうですね。こうして振り返るとファッションを見ることでその時代の背景が読み解けて、実に面白いです。まさにファッションとは時代のシンボルなのかもしれません。 ――それでは、何だか今日は「ただダラダラしたい」気分の現代の大人たちにひと言お願いします。 ダラダラしたいときは思いっきりダラダラしちゃいましょう。「フーテン族」のように何もしないことに興じる先に、見えてくるものがあるかも!? ――漫画の読者にひと言お願いします。 寒くなってきておうちでダラダラ過ごしちゃう時期ですが、ダラダラもしっかり楽しみましょう! 節度を守ってほどほどに(笑)。今回もご清覧ありがとうございました!
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