花や緑に囲まれる癒やしの時間を。話題のボタニカルスポットへ【東京・千葉】
朝の連続テレビ小説で取り上げられていることもあり、植物学者・牧野富太郎が注目されています。激動の時代の中、一途に情熱的に突き進んだ主人公は晩年、渋谷に居を構えていました。今回は渋谷の植物園をはじめ、花や緑に囲まれた癒やしの時間を過ごせる話題の新スポットについて、不動産ライターの逆瀬川勇造さんが4つご紹介します。 ストレスフルに働くビジネスパーソンにとって、ほっと安らげる時間は大切なもの。美しく咲く花々の香りや緑に囲まれた空間で、癒やしの時間を過ごしたい方も多いのではないでしょうか? 本記事では、そんなほっと安らぐ時間が過ごせる、花や緑に囲まれたボタニカルスポットについてご紹介します。
【渋谷】7月29日リニューアルオープン!穴場カフェ&育てて食べる体験型施設へ/「渋谷区ふれあい植物センター」 2023年7月29日に、日本一小さな植物園としても知られる「渋谷区ふれあい植物センター」が、リニューアルオープンしました。「農と食の地域拠点」として植物を身近に感じられる植物園に生まれ変わりました。
リニューアルされた「渋谷区ふれあい植物センター」1階ガーデン。天井から入ってくる光がベンチや螺旋階段のやわらかな曲線を照らす(画像:アーバンライフメトロ編集部) リニューアルした「渋谷区ふれあい植物センター」では、これまでの展示型植物園からコンセプトを一新。園内すべての植物も入れ替えられ、「栽培・収穫・消費」を体験できる“育てて食べる植物園”へと生まれ変わりました。
2階ギャラリーでは「牧野富太郎と渋谷の植物展」が開催延長中。渋谷に住んでいた牧野富太郎が採集した貴重な標本の現物も展示されている(画像:アーバンライフメトロ編集部) 施設内には、土光栽培と水耕栽培の植物展示スペースが設置され、パイナップルやマンゴーといった熱帯フルーツを中心とした植栽を展示。また、1階にはテイクアウト専門のコーヒースタンドや2階には種類豊富なピッツァなどが楽しめるカフェも併設されており、園内で栽培された食材を使用したメニューを楽しむことが可能です。
カフェからは1階に展示されている植物を見渡せるようになっており、緑いっぱいの植物に囲まれた空間の中、ゆっくりと癒やしの時間を過ごせます。
1階と2階のコーヒーは別の種類の豆を使っている。ドリップバッグ(1袋)も購入できるので家でゆっくり味の違いを楽しむのも◎。栽培されているハーブを使ったハーブ水は無料でいただけます(画像:アーバンライフメトロ編集部) また、「渋谷区ふれあい植物センター」の体験型展示の1つとして注目したいのが、植物の奏でる音楽を聴ける「Music of Plants」です。
園内で栽培されている植物の持つ生体電位を計測し音階へ変換することで、植物の奏でる音楽が聴ける展示となっており、「植物も生きている」ということを実感できます。季節によって演奏する植物も変わる予定とのことなので、季節ごとの植物が奏でる音楽を体験しに行ってみてはいかがでしょうか?
植物が生み出す音楽に耳をすます癒やしの時間。環境音楽が好きな方に特におすすめ(画像:アーバンライフメトロ編集部)■渋谷区ふれあい植物センター
住所:東京都渋谷区東2-25-37
電話番号:03-5468-9385
営業時間:10:00~18:00
入園料:100円(未就学児、60歳以上の方は無料)
休業日:月曜、年末年始(12月29日~1月3日)
アクセス:JR「渋谷駅」東口より徒歩12分
東急東横線・田園都市線、東京メトロ銀座線・半蔵門線・副都心線「渋谷駅」C2出口より徒歩9分
※イベント予約など最新情報は公式SNS等をご確認ください
【虎ノ門】天空に浮かぶ庭園!豊かな緑を感じられる/「東京エディション虎ノ門」 次にご紹介するのが、豊かな緑が茂る天空の庭園でゆったりとした時間が過ごせる「東京エディション虎ノ門」です。
2023年3月にリオープンした「The Jade Room + Garden Terrace」は地上140mの超高層階に位置しています。夏季限定でオープンする「ガーデンテラス」では、豊かな植栽が創り出す癒やしの空間の中、クリエイティブな10品のスナックメニューが楽しめます。
天空に浮かぶ緑の庭園は雰囲気も良くデートにも◎(画像:マリオット・インターナショナル ジャパンリリース) ドリンクメニューではエディションらしいカクテルとワインが楽しめるのもポイント。国産の希少ワインや日本酒のボトルも取りそろえられ、Garden Terraceのメニューに最適なペアリングが楽しめます。
豊かな緑に包まれた空間で、東京タワーと東京のスカイラインを望む圧巻の眺望を満喫してみては?
豊かな植栽によって作り出される癒やしの空間の中で過ごそう(画像:マリオット・インターナショナル ジャパンリリース) また、同じく31階の“空中のジャングル“をコンセプトにした「Lobby Bar」では、千葉県鴨川市にあるハーブ園「naeme(苗目)」とコラボしたフレッシュなハーブの香りをまとうコラボレーションカクテルやスイーツメニューが楽しめます。
期間限定スイーツでは、最高級国産マンゴーを使用したジューシーなかき氷や、アフタヌーンティーが登場。
シェフ特製のシロップと、トッピングのフレッシュマンゴーのジューシーな味わいが楽しめる「マンゴーかき氷」(3,800円)。シャンパーニュをかけていただくメニューも【9月30日まで】/フレッシュハーブが香る期間限定カクテルは全7種類展開【10月31日まで】(画像:マリオット・インターナショナル ジャパンリリース) 「空中のジャングル」のコンセプトを基に隈研吾氏がデザインを担当し、高層階にありながら緑にあふれたLobby Bar。東京の美しい景観を眺めながら、期間限定メニューを味わってみてはいかがでしょうか?
9月4日~11月20日(月)の期間中提供されている「Minimal Chocolate Afternoon Tea」メニューの一部(画像:マリオット・インターナショナル ジャパンリリース)■東京エディション虎ノ門
住所:東京都港区虎ノ門4-1-1
電話番号:03-5422-1630
営業日時:
【Garden Terrace】(定休日:月・火)
水・木16:00~23:00(フードL.O.21:00/ドリンクL.O.22:30)
金~日12:00~23:00(フードL.O.21:00/ドリンクL.O.22:30)
【The Jade Room】(定休日:月・火)
水・木17:30~23:00(L.O. 21:00)
金~日12:00~16:00(L.O. 14:00)/17:30~23:00(L.O. 21:00)
【Lobby Bar】(定休日:無休)
日~木7:30~23:00 (フードL.O.22:00/ドリンクL.O.22:30)
金・土・祝前日7:30~23:30 (フードL.O. 22:30/ドリンクL.O.23:00)
※アフタヌーンティー・かき氷12:00~17:00 (L.O.16:30)
アクセス:東京メトロ日比谷線「神谷町駅」直通
東京メトロ銀座線「虎ノ門駅」2番出口より徒歩8分
※予約など最新情報は公式サイトをご確認ください
【表参道】2022年4月リニューアル!行列の絶えない人気カフェ/「Aoyama Flower Market TEA HOUSE」 次にご紹介するのが、2022年4月にリニューアルされ、行列の絶えない人気カフェとして知られる「Aoyama Flower Market TEA HOUSE(青山フラワーマーケットティーハウス)」です。
店内では “温室”をコンセプトに、花と緑がいっぱいに広がった非日常空間の中、心豊かな癒やしの時間が過ごせます。食用花(エディブルフラワー)を使用したメニューも魅力の1つ。エディブルフラワーをあしらったフレンチトーストや新鮮な生のハーブたっぷりのハーブティー、季節限定メニューなどが多数取りそろえられています。
エディブルフラワーをあしらったSNS映えばっちりの美しいメニューがたくさん(画像:株式会社パーク・コーポレーションリリース) 見るだけではなく食べることもできるエディブルフラワーは、華やかなビジュアルが美しく、SNS映えもばっちり。テラス席もあるので、天気の良い日には屋外で食事を楽しめるのもポイントです。普段は中々味わう機会のないエディブルフラワーを楽しんでみてはいかがでしょうか?
常時100種類以上の花と緑にあふれ、旬の花を集めたマルシェコーナーも魅力(画像:株式会社パーク・コーポレーションリリース) また、「花は好きだけど、どんな風に飾ったらいいかわからない」という声から生まれたフラワースクール「hana-kichi(ハナキチ)」が併設されているのもポイント。アート作品を作るのではなく、日々の暮らしの中に花を取り入れる方法が学べる教室となっており、自分の目的やスケジュールに合わせたレッスンが選択できます。
好きなことを一途に追求した牧野富太郎のように、花々に向き合う時間を持つのもストレス解消におすすめです。
花と一緒にワインやアロマを楽しめるイベントなども開催(イメージ画像:株式会社パーク・コーポレーションリリース)■Aoyama Flower Market TEA HOUSE 南青山本店
住所:東京都港区南青山5-4-41 グラッセリア青山1F
TEL:03-3400-0887
営業時間:8:00~19:00
定休日:無休
アクセス:東京メトロ銀座線・千代田線・半蔵門線「表参道駅」B1・B3出口より徒歩4分
【千葉】8月25日オープン!300種類越えの植物に囲まれるくつろぎのホテル/「ボタニカル・プール・クラブ」 最後にご紹介するのが、千葉に8月25日オープンしたばかりのホテル「ボタニカル・プール・クラブ」です。「Deep, Dive, Dope」をコンセプトに、ユニークな植物に囲まれた屋外温水プールを一年中楽しめるホテルです。
海を見下ろす幻想的な緑に囲まれたホテルで非日常体験が可能(画像:株式会社VALMリリース) 昼間は青空の下でプールを楽しんだり、夕刻には水平線に沈むサンセットも眺められたりと思い思いの時間が過ごせます。ランドスケープの植栽は、プラントハンターとして活躍する西畠清順氏が手がけており、房総半島の風土に合わせたヤシの木を中心に、300種類を超える個性豊かな植物に囲まれた非日常空間になっています。
西畠清順氏は、日本植物界の革命児として、植物に関するイベントや緑化事業など、国内外のプロジェクトを次々と成功させている(画像:株式会社VALMリリース) 宿泊棟からプールへ向かう1本道は、深いジャングルを抜けた後に現れる楽園のように季節によって香りを放つ花々が植えられているなど、視覚だけではなく嗅覚でも楽しめるドラマチックな演出になっているのもポイントです。
プールが近づくにつれ、深い緑の茂みからカラフルな植物の楽園へ変化していく模様は実にドラマチック(画像:株式会社VALMリリース) 夜は満天の星の下、プールサイドに灯される炎を眺めながら過ごせるので、幻想的な空間の中でリラックスしたひと時を満喫してみては?
サウナを完備した「SWEAT LODGE」の外気浴エリアはプールエリアとはまた異なる雰囲気になっており、静かな空間でととのうことが可能(画像:株式会社VALMリリース) サウナを完備した「SWEAT LODGE」の外気浴エリアには、マイナスイオンを感じられる太古の植物たちが立ち並んでおり、静寂な空間の中で外気浴が楽しめます。いつもより開放的で幻想的な空間で外気浴を行えば、さらなる“ととのう”感覚が味わえるのではないでしょうか?
緑に囲まれた美しいリゾート空間でサウナやプールを楽しもう(画像:株式会社VALMリリース)■BOTANICAL POOL CLUB
住所:千葉県安房郡鋸南町下佐久間1510
客室数:3タイプ21室
アクセス: JR東日本内房線「安房勝山駅」よりタクシーで約5分
JR・東京メトロ丸ノ内線「東京駅」よりバスで85分、ハイウェイオアシス富楽里よりタクシーで約5分
※予約など最新情報は公式サイトをご確認ください
ボタニカルスポットで癒やしの時間を。 本記事では、美しい花々や緑に包まれるおすすめのボタニカルスポットについてご紹介しました。
植物による癒やし効果を得られるボタニカルスポットは、日々ストレスフルに働くビジネスパーソンにぴったりのスポット。ほっと安らぐ時間が過ごせるボタニカルスポットへ出かけてみてはいかがでしょうか?
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