免疫力のアップや基礎代謝の向上に役立てるために、温活を学ぶことへの関心が、女性や若い人を中心に年々高まっています。温活を生活に取り入れることは、体を改善するきっかけになるだけでなく、資格を取得できれば仕事の幅を広げることも容易になります。
しかし、昨今では温活を学べる講座の数が増えており、それぞれの講座でかかる料金も異なるため「自分に適したの講座を見つける方法が分からない」「温活の講座を選ぶ際は、何を重視したら良いの?」と迷ってしまう人も少なくないと思います。
そこで本記事では、数ある温活資格のなかでも特におすすめ資格・講座や、自分に適した講座の選び方について詳しく解説します。
今後、温活の資格を取得したいと考えている人や、免疫力のアップ・基礎代謝の向上など体の改善に興味がある人は、ぜひ参考にしてください。
※本記事はアーバンライフメトロが独自に記事を制作し、講座の紹介にはアフィリエイトプログラムの協力をいただいています。
「温活」が今人気の理由は?
温活とは、体の内と外からのあらゆるアプローチにより、体温調整能力を高める活動のことをいいます。具体的には以下のようなことを行い、体を改善していきます。
- 食事の見直し
- 生活習慣の見直し(睡眠や入浴)
- 体を冷やさないファッション
- 運動
- マッサージなどのケア
温活は、東洋医学の考え方を取り入れたもので、免疫力の向上やダイエット、妊活にも効果があるといわれています。昨今では、さまざまなメディアや書籍でも取り上げられ注目されており、実践する人が増えています。
温活の資格は毎日の生活や仕事にも活かせる
温活は、毎日の生活に取り入れることで健康・美容に役立つことで知られています。また、最近では健康意識や美容意識の高まりから、仕事でも生かせる場が増えはじめています。ここでは、温活を学ぶメリットについて紹介します。
自分と家族の美容と健康に活かせる
昔の人は平熱が37度前後あったといわれています。現代人は35度台という、いわゆる低体温の人も珍しくありません。これほどまでに、現代人の平熱が低下した背景には、「運動不足による筋力低下」や、「仕事・人間関係からくるストレス」、「エアコンの普及により体温を調節する機能が弱まったこと」などが挙げられます。
このように体が冷えた状態が続くと、生理不順や肩こりなどの少しの不調だけでなく生活習慣病の原因にもなることがあります。そのため、将来を見据えて体質・体調を改善するために温活を始める人が増えているのです。
また、昨今では自分自身だけでなく、家族の生活や健康に活かすため温活を学ぶ人も増えています。温活は、一度学習すれば、その後長期に渡って活かすことができる知識です。また、温活に関する知識を正しく理解し、日常生活に取り入れられれば、自分や家族の生活習慣の予防だけでなく、体調不良の改善といった効果をもたらすことができ、美と健康の実現につなげられるのです。
冷えを解消して美容と健康を保つ
女性の理想的な平熱は、36.5度以上といわれています。体温が下がると免疫力や基礎代謝もそれに伴って低下するため、むくみや肥満、肌荒れ、便秘など、さまざまな不調が体に現れます。
また、手足や顔にほてりがあると暑がりと誤解されがちですが、腹部や下半身を触って冷えている場合は、隠れ冷え性の可能性も否めません。このような、冷えからくる体調不調を防ぐためにも、温活で体を温めるのがおすすめです。
体の冷えを改善できる温活は、便秘や肩こりなどさまざまな不調に悩まされている現代人の救世主といっても良いでしょう。温活を日々の生活で取り入れることは、決して難しいものではないため、美容と健康に興味のある人は、温活をはじめることをおすすめします。
コロナ禍で高まる免疫力UPへの関心
コロナ禍以降、頻繁に耳にする機会の増えた「免疫力」とも、温活は大きな関わりがあります。なぜなら、低体温は免疫力低下のもとといっても過言ではないためです。
実際に、「体温が1度下がった場合、免疫力も30%下がる」といわれています。反対に、「体温が1度上がった場合は、免疫力は最大で5~6倍にもなる」という報告もあります。
ただし、体が冷えるということは「心臓が血液を十分に送り出せていない」可能性があったり、「動脈硬化などで血管に詰まりが発生し血流が悪くなっている」といった可能性も考えられます。
また、栄養のバランスが良くなかったり、ストレスや自律神経の乱れから毛細血管が収縮し、末端まで血液が届いていないというケースもあります。これらは、どれも不健康な状態で、疲れや病気の原因になり得ます。
そのため、慢性的な冷えを感じている人や、温活をはじめてみたものの、なかなか効果を実感できないという人は、一度かかりつけ医に相談してみましょう。
温活で仕事の幅が広がる
講座や資格の取得を通じて、身体のしくみや温活で得られる効果を正しく理解できるようになると、温活に関する知識を伝える教室を開くこともできるため、仕事の幅が広がります。
また、ジムトレーナーであれば、温活により体を温めながら行うトレーニング法の指導ができますし、料理研究家であれば温活の知識を活かした身体にやさしいレシピの考案ができます。
また、エステや美容サロン経営などにおいては、同業他社との差別化を期待できます。このように、温活は多種多様な職業にも、役立つのです。
温活を活かせる仕事
- 温活の指導講師
- 料理研究家
- ジムトレーナー
- ヨガインストラクター
- エステ・美容サロン経営
「温活」資格の種類一覧
ここまで、温活の概要や人気が高まっている背景について説明してきました。最近では、温活について学べる資格も増えてきています。ここからは、温活に関する資格三つと、それぞれの資格の特徴を紹介します。
健康ソムリエ
公式サイト
健康ソムリエの資格では、自分の健康状態を正確に把握したうえで、病気未満の不調を改善するための手立てを学びます。漢方や現代医学の知識をもとにした、日々の運動や料理に取り入れることのできる実践的な内容となっています。
健康ソムリエ資格を取得する過程で学んだ内容は、自分や家族の健康維持、現在の仕事の幅を広めるといった幅広い目的に役立てられます。
健康ソムリエの資格を取得する方法
健康ソムリエの資格を取得するためには、まず健康ソムリエ協会が開催している講座受講(対面もしくはeラーニング)が必要です。講座内容は、自律神経とストレスの関係性や各臓器の働きのほか、健康の正しい概念などです。カリキュラム修了後に受験資格を得られ、試験を受けます。
講座情報 健康ソムリエ
健康ソムリエ協会が行う健康ソムリエ講座には、東京都中央区日本橋で行われる対面講座、Web上で行われるeラーニング講座があります。対面講座では、1日4~5時間の授業を3日行う通常の講座か、6~7時間の授業を2日間行う短期集中講座のいずれかを選択できます。
eラーニングは、目安として13.5時間の授業を3カ月の学習期間内に行うものです。講座では、中医学や和漢といった伝統的な医学と現代的な医学を学び、健康な状態とは何かを学びます。また、心身のバランスを整える方法や身体を温める食べ方・身体の動かし方を学び、日々の体調を整える実践的なメソッドを身に付けます。
公式サイト
おすすめポイント
- しっかり学べる対面講座かリーズナブルなeラーニングかを選べる
- 短期集中講座では2日間で資格を取得できる
- 伝統的な医学、現代的な医学を学べる
- 心身のバランスを整える実践的な方法を習得できる
講座名 | 健康ソムリエ講座 |
受講期間 | ・対面講座:計3回 ・e-learning講座:3カ月 |
上位資格 | – |
試験方法 | – |
試験会場 | web試験 |
受験料 | 受講料(対面講座:148,500円、e-learning講座:88,000円)に含まれる |
合格基準 | 公表なし |
合格率 | 公表なし |
講座運営会社 | オアシス株式会社 |
サポート体制 | 対面講座かe-learning講座基礎から実技の応用までを講座受講後もしっかりサポート |
サイトURL | 公式サイト |
こんな人におすすめ
- 現在の仕事に伝統的な医学の考え方を取り入れたい人
- 日々の生活で自分の体調のゆらぎを整えたい人
- 短い期間で資格を取得したい人
- リーズナブルな価格で講座を受けたい人
公式サイト
温活アドバイザー
公式サイト
温活アドバイザーは、ユーキャンが認定している資格です。生活習慣や食生活の見直し、適切な運動の実施といった温活の取り組みを熟知し、基礎代謝を高めるために必要な知識を身につけることが目的です。
温活アドバイザーを取得することで得られるメリットには、「自分や家族の健康増進」や、「健康や美容に関する仕事でのビジネスの幅が広がる」といった内容が挙げられます。
温活アドバイザーの資格を取得する方法
温活アドバイザー資格を取得するためには、ユーキャンが開講している温活アドバイザー講座を受講し、受講期間内に添削課題をすべて提出する必要があります。
その後、在宅でマークシート方式の検定試験を受験し、70点以上得点できれば合格です。試験は受講期間内であればいつでも受験することができ、落ちてしまった場合でも、最大4回まで挑戦できます。
また、希望者には有料で資格合格の認定証を発行してもらえるため、就活などにおいて資格証明の提出を求められた際にも困りません。
講座情報 温活アドバイザー資格取得講座
ユーキャンが提供する温活アドバイザー講座では、温活に関する基礎的な知識だけでなく、毎日の生活に取り入れられる実践的な温活メソッドを楽しく学習できます。冷えの原因や、温活と冷えの関連性を理解しながら温活の方法を学ぶため、一生使えるスキルが身に付きます。
また、副教材には温活食材を活用した料理のレシピブックが付いており、毎日の食生活に温活を取り入れることが可能です。日々の暮らしで温活を実施することで、温活の効果を体感しながら、楽しく資格勉強を続けられます。
公式サイト
おすすめポイント
- 温活の正しい知識を身に付けられる
- 妊活の参考になるかもしれない
- 冷え性を改善できる可能性がある
- 肩こりや腰痛の緩和につながる
講座名 | 温活アドバイザー 資格取得講座 |
受講期間 | 3カ月(最長6カ月) |
上位資格 | – |
試験方法 | マークシート方式 |
試験会場 | 在宅試験 |
受験料 | 受講料(32,000円)に含まれる |
合格基準 | 70点以上 |
合格率 | 公表なし |
講座運営会社 | 株式会社 ユーキャン |
サポート体制 | 質問対応(1日3回まで)、添削、最長6カ月まで指導サポートを受けられる |
サイトURL | 公式サイト |
こんな人におすすめ
- 仕事で温活を扱う人
- 健康や美容の向上に温活を役立てたい人
- 冷えに悩んでいる人
公式サイト
温活指導士
公式サイト
温活指導士は、「一般社団法人日本温活協会」が認定している民間の資格です。資格取得後は、温活士養成講座の講師を務めることができるため、資格取得後すぐに収益を得たい人には最適の資格となっています。
そのほか、自身が開業するサロンに温活メニューを追加したり、温活に関する情報発信をする際にも役立ちます。
温活指導士の資格を取得する方法
温活指導士の資格を取得するには、「一般社団法人日本温活協会」のカリキュラムを第一に受講し、それから認定試験に合格する必要があります。
出題範囲は、生物学や生理学、栄養学、東洋医学臨床実技など多岐に渡るため、温活の資格のなかでは、比較的難しい傾向にあります。試験は2日間かけてZOOMで行われ、合格後は認定証(ディプロマ)を発行してもらえます。
なお、温活指導士の下位資格には「温活士」が存在し、温活指導士にチャレンジするためには、温活士の資格が必須となります。
講座情報 温活指導士 養成講座
温活指導士の講座では、なぜ冷えが起こってしまうのか、そのメカニズムや、体を芯から温めるための基礎知識といった内容だけでなく、知識をどのように実生活に組み込めば良いのかなどの実践的な知識まで学べます。
温活のスペシャリストを目指して、食事や睡眠などの生活習慣の見直し方や、運動、ストレスケアなど、体の内と外から冷えを治す手法を学習できます。
また、講義は全てオンラインで開催されているため、自宅にいながら温活を網羅的に学べる点も温活指導士講座の魅力です。
公式サイト
おすすめポイント
- 温活をビジネスに取り入れられる
- 資格を取ることによって信頼を得られる
- 温活の正しい知識を身に付け、人にも教えてあげられる
講座名 | 温活指導士 養成講座 |
受講期間 | 2日間計9時間 |
上位資格 | – |
試験方法 | 不明 |
試験会場 | 在宅試験 |
受験料 | セミナー受講料(110,000円)に含まれる |
合格基準 | 公表なし |
合格率 | 公表なし |
講座運営会社 | 一般社団法人 日本温活協会 |
サポート体制 | 資格取得後は認定証の発行や、業務マッチング等の支援を受けられる |
サイトURL | 公式サイト |
こんな人におすすめ
- 温活指導士として活躍したい人
- 資格取得後、すぐに収益を得たい人
- 温活だけなく、生物学や生理学、栄養学、東洋医学臨床実技までを網羅的に学びたい人
公式サイト
温活資格を取得する 講座の選び方について
温活を学べる資格講座、さまざまな種類が存在し、どれも役に立つものばかりです。しかし、自分に適したものや将来的に役立つものを選ぶためには、温活を学ぶ目的に活かせるか、継続しやすい学習形式か明確にしておくことが欠かせません。
ここでは、温活資格講座を選ぶ際に、確認しておきたいチェックポイントについてお伝えします。
目的に合わせて講座を選ぶ
温活を学ぶ目的は、人によってさまざまです。例えば、温活について詳しくなり、自分や家族の健康に役立てたいという人もいれば、温活を取り扱うサロンを開くなど、仕事として活用したい人もいます。そのため、温活の資格を取得する目的を今一度考え、目的に応じた資格を取得できる講座を選ぶことが重要です。
毎日の生活に役立てたり、温活料理である薬膳の知識を仕事に生かしたいということであれば、分かりやすく楽しそうな講座が適しています。趣味でお茶を楽しむならお茶に特化した講座、仕事に活かしたいなら薬膳全般が学べる講座などがよいでしょう。調理師や薬剤師などの仕事に活かすために薬膳を極めたいなら、上位資格に挑戦できるような資格が取得できる講座などもあります。
温活について学べる講師や内容、取得後のサポートは講座によってさまざまなため、目的に応じた温活についての内容が学習できる講座を選ぶと良いでしょう。
通学・オンライン受講方法で選ぶ
温活の資格取得を目指す講座の形式は、大きく二つに分けられます。ひとつは従来通りスクールに来校して、レッスンを受講する「通学型」です。通学型は、対面で授業を受けたいという人や、仲間と切磋琢磨し合いながら温活への知見を深めたい人に向いています。
もうひとつは、ネット回線を介して自宅から講義を受けられる「オンライン型」です。外出を自粛しつつも温活に関するスキルを身につけたい、仕事をしながら好きな時間に手軽に温活を勉強したいという人には、オンラインが適しているといえます。
料金で選ぶ
継続して受講できる料金であるかどうかも重要です。ご自身の家計状況を考えたうえで、無理のない料金設定の講座を選ぶようにしましょう。ただし、この際、安さだけを重視しすぎてしまうと、思うような効果が得られないおそれがあります。そのため、自身の受講目的に応じた温活に関する資格が取得できる気に入った講座のなかで、納得して受講費用が支払える講座を選ぶと良いでしょう。また、なるべく費用を抑えたいという方には、オンラインや通信での講座がおすすめです。
講座の内容を確認する
各講座の公式HPだけでは、テキストの内容や具体的な開始後の進め方を十分にイメージできないということもあるでしょう。そのような場合には、一度資料請求を行うのもひとつの手です。資料請求をすれば、テキストの一部内容や受講者のリアルな声を見ることができるため、講座の良し悪しを把握することが容易になります。
資料請求は、通常どの講座であっても無料で行えるため、ぜひ複数の講座の資料請求をして、比較・検討してみてください。
まとめ
温活は、「運動」「食事」などの「生活習慣」に継続して取り入れると、上手く実践することができます。昨今では、健康への意識が高まっているため、温活の資格を取得することで、日常生活や仕事などあらゆる面で役立ちます。
ただし、温活に関する資格・講座は多岐に渡るため、自分に合うものを選択することが大切です。
「体調不良が続いている」「体質改善や妊活のために温活を学びたい」という人は、ぜひこの機会に温活の勉強に取り組んでみてはいかがでしょうか。この記事が、少しでも温活を学びたい方の参考になれば幸いです。