MOS資格とは、WordやExcel、PowerPointなど、Microsoft(マイクロソフト)社が提供しているソフトに関する技術やスキルを証明する資格です。例年、老若男女を問わずに多くの人が受験している人気の資格です。
当記事では、MOS資格の概要や科目の種類、難易度の詳細などについて詳しく解説しています。合格までに必要な勉強時間やおすすめのテキスト、通信講座についても触れていますので、MOS資格を取得しようと考えている人はもちろん、質の高いテキストや通信講座について知りたい人は、ぜひ参考にしてください。
※本記事はアーバンライフメトロが独自に記事を制作し、スクール紹介にはアフィリエイトプログラムの協力をいただいています。
MOS試験の模擬試験や練習問題の入手方法
MOS資格の正式名称は、「Microsoft Office Specialist(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)」です。世界最大のソフトウェア開発、販売企業であるマイクロソフトが認定している民間資格で、WordやExcel、PowerPointなどに関する知識・スキルを有していることを証明できる資格です。Microsoftが提供しているMicrosoft Officeは、現在日本だけでなく世界各国で利用が進められています。
そのため、MOS資格を持っておくと、国内はもちろん、グローバルでも貴重人材として、取り扱ってもらえるのです。老若男女を問わず、毎年多くの人がチャレンジしている有名資格ですので、少しでも気になっている人は、この機会にぜひ受験を検討してみましょう。
まずは、そんなMOS資格の模擬試験や練習問題の入手方法について説明します。
公式テキストを購入してダウンロードする
まずひとつ目の方法が、公式テキストを購入してダウンロードする方法です。MOS対策教材の出版会社であるFOM出版や、日経BP社が「よくわかるマスター MOS 365&2019 対策テキスト&問題集」シリーズや「MOS攻略問題集 365&2019」シリーズなどを販売しています。特に、日経BP社のMOS攻略問題集 365&2019」シリーズは、過去の模擬試験5回分が収録されているため、過去問対策として非常に有効です。
<無料>FOM出版のサイトから模擬試験データをダウンロードする
続いて紹介するのが、FOM出版のサイトから模擬試験データをダウンロードする方法です。先に紹介した「よくわかるマスター MOS 365&2019 対策テキスト&問題集」シリーズの出版社であるFOM出版のサイトでは、無料でMOS資格の模擬試験をダウンロードをすることが可能です。
テキストを購入する前に、お試しとして模擬試験に取り組みたい場合などに、役立ちます。ただし、サイト内の「学習方法」をよく読まなければ、取り組みづらい一面もあるため、本教材としての利用はおすすめできません。
<無料>eラーニングサイトで練習問題にトライする
最後に紹介するのが、eラーニングサイトで練習問題にトライする方法です。「岡野の合格無料ゼミ」では、無料でMOS資格の練習問題に挑戦できます。スマホ1台あれば、誰でも気軽に取り組めるため、隙間時間などにも重宝することでしょう。
MOS資格にはどんな種類があるの?
MOS資格には、五つの種類と三つのバージョンが存在します。ここでは、それぞれの概要や違いについて取りまとめました。試験科目を決めるうえで、重要な知識となりますので、しっかり覚えていきましょう。
MOS資格は5種類ある
MOSの試験科目は、「エクセル(Excel)」「ワード(Word)」「パワーポイント(PowerPoint」「アクセス(Access)」「アウトルック(Outlook)」の5種類です。
「Excel」は、表計算ソフトで、入力された数値データをもとに、表やグラフの作成、計算などが行えます。
「Word」は、文書作成ソフトで、文書や書式を作成、編集することができます。一般企業では、会議議事録などに使用されることが多いです。
「PowerPoint」は、プレゼンテーション用のソフトで、プレゼンテーション・マニュアルなどの資料作成や売り上げなどのデータ管理ツールとして使われています。
「Access」は、データベース管理ソフトで、大量のデータを扱えるのが特徴です。
「Outlook」は、メール管理ソフトで、メールの送受信のほか、名刺の登録やスケジュール管理なども行えます。
ExcelとWordには一般レベルと上級レベルがある
MOS資格のなかでも不動の人気を誇るのが、「Word(ワード)」と「Excel(エクセル)」です。やはり、この二つは普段のビジネスシーンでも利用される機会が多いことから、多くのMOS資格受験者が積極的にトライしています。
「Word(ワード)」と「Excel(エクセル)」試験には、それぞれ一般レベルにあたる「スペシャリスト」と上級レベルにあたる「エキスパート」が用意されています。それぞれの試験レベルについては、下記の表をご参照ください。
試験科目 | Word(ワード) | Excel(エクセル) |
---|
一般レベル(スペシャリスト) | 表の作成や編集、文字サイズやフォントの変更、作成した文書の印刷方法など、Wordの基本的な機能を理解している方向け | セルの書式設定、グラフの作成・編集、数式や基礎関数の作成など、Excelの基本的な操作を理解している方向け |
上級レベル(エキスパート) | 目次・索引作成などの長文機能や、スタイル機能、他ソフトからのデータ取り込みなど、Wordの高度な機能を操作できる方向け | データ分析やマクロの作成・編集、入力規則の設定など、Excelの高度な機能を操作できる方向け |
バージョンは3種類
Microsoftでは、一定周期を目安にバージョンアップが行われます。バージョンアップでは、新しい機能の追加はもちろん、操作方法の改良など、よりユーザーがソフトを使いやすくなるような工夫が多数凝らされています。
これに伴い、MOS資格でも、Officeのバージョンによって、試験が分かれており、現在は「2013」「2016」「2019」の三つのバージョンがあります。
どのバージョンでも、Officeの基礎操作を熟知していることの証明になるのは変わりありませんが、やはり面接や採用の場においては、バージョンが新しいほど、有利に働くものです。そのため、特にこだわりがない場合は、最新バーションの資格についての取得をおすすめします。なお、2023年3月には、「2013」バージョンの資格は終了する予定となっています。
MOSの種類一覧
試験科目 | バージョン |
---|
ソフト | 一般レベル(スペシャリスト) | 上級レベル |
---|
Word | 2019 | 2019 エキスパート |
2016 | 2016 エキスパート |
2013 | 2013 エキスパート Part1・Part2※ |
Excel | 2019 | 2019 エキスパート |
2016 | 2016 エキスパート |
2013 | 2013 エキスパート Part1・Part2※ |
PowerPoint | 2019 | なし |
2016 | なし |
2013 | なし |
Outlook | 2019 | なし |
2016 | なし |
2013 | なし |
Access | なし | 2019 エキスパート |
2016 | なし |
2013 | なし |
※Part1・Part2両方合格でエキスパート認定
MOSの一般レベル(スペシャリスト)試験で出る問題
MOS資格は、一般レベル(スペシャリスト)と、上級レベル(エキスパート)で、出題範囲や試験の難易度が異なります。具体的には、一般レベル(スペシャリスト)は、ソフトの基本操作が主な出題範囲であることに対し、上級レベル(エキスパート)では、基本操作を駆使した高度な操作が求められます。
まずは、MOS一般レベル(スペシャリスト)の試験で出る問題について、詳しく見ていきましょう。
一般レベル(スペシャリスト)Excel試験で出る問題
問題 | 内容 |
---|
ワークシートやブックの管理 | ブックにデータをインポートする ブック内を移動する ワークシートやブックの書式を設定する オプションと表示をカスタマイズする 共同作業のためにコンテンツを設定する |
セルやセル範囲のデータの管理 | シートのデータを操作する セルやセル範囲の書式を設定する 名前付き範囲を定義、参照する データを視覚的にまとめる |
テーブルとテーブルのデータの管理 | テーブルを作成する、書式設定する テーブルを変更する テーブルのデータをフィルターする、並べ替える |
数式や関数を使用した演算の実行 | 参照を追加する データを計算する、加工する 文字列を変更する、書式設定する |
グラフの管理 | グラフを作成する グラフを変更する グラフを書式設定する |
一般レベル(スペシャリスト)Word試験で出る問題
問題 | 内容 |
---|
文書の管理 | 文書内を移動する文書の書式を設定する文書を保存する、共有する文書を検査する |
文字、段落、セクションの挿入と書式設定 | 文字列や段落を挿入する文字列や段落の書式を設定する文書にセクションを作成する、設定する |
表やリストの管理 | 表を作成する表を変更するリストを作成する、変更する |
参考資料の作成と管理 | 参照のための要素を作成する、管理する参照のための一覧を作成する、管理する |
グラフィック要素の挿入と書式設定 | 図やテキストボックスを挿入する図やテキストボックスを書式設定する グラフィック要素にテキストを追加する グラフィック要素を変更する |
文書の共同作業の管理 | コメントを追加する、管理する変更履歴を管理する |
一般レベル(スペシャリスト)PowerPoint試験で出る問題
問題 | 内容 |
---|
プレゼンテーションの管理 | スライド、配布資料、ノートのマスターを変更するプレゼンテーションのオプションや表示を変更するプレゼンテーションの印刷設定を行うスライドショーを設定する、実行する共同作業用にプレゼンテーションを準備する |
スライドの管理 | スライドを挿入するスライドを変更するスライドを並べ替える、グループ化する |
テキスト、図形、画像の挿入と書式設定 | テキストを書式設定するリンクを挿入する図を挿入する、書式設定するグラフィック要素を挿入する、書式設定するスライド上の図形を並べ替える、グループ化する |
表、グラフ、SmartArt、3Dモデル、メディアの挿入 | 表を挿入する、書式設定するグラフを挿入する、変更するSmartArt を挿入する、書式設定する3Dモデルを挿入する、変更するメディアを挿入する、管理する |
画面切り替えやアニメーションの適用 | 画面切り替えを適用する、設定するスライドのコンテンツにアニメーションを設定するアニメーションと画面切り替えのタイミングを設定する |
一般レベル(スペシャリスト)Outlook試験で出る問題
問題 | 内容 |
---|
Outlook環境の管理 | Outlookの設定をカスタマイズする メールの設定をカスタマイズする 検索操作を行う 情報を印刷する、保存する |
メッセージの管理 | メッセージを作成する メッセージにコンテンツを挿入する メッセージを整理する、管理する |
スケジュールの管理 | 予定表を作成する、管理する 予定、会議、イベントを作成する 予定、会議、イベントを整理する、管理する |
連絡先とタスクの管理 | 連絡先を作成する、管理する 連絡先グループを作成する、管理する タスクを作成する、管理する |
MOSの上級レベル(エキスパート)試験で出る問題
前述した通り、MOS上級レベル(エキスパート)では、応用的な操作スキルが求められます。そのため、一般レベル(スペシャリスト)よりも、高度なスキルを習得しなくてはなりません。以下では、MOS上級レベル(エキスパート)の試験で出る問題の詳細についてピックアップしました。
上級レベル(エキスパート)Excel試験で出る問題
問題 | 内容 |
---|
ブックのオプションと設定の管理 | ブックを管理する共同作業のためにブックを準備する言語オプションを使用する、設定する |
データの管理、書式設定 | 既存のデータを使用してセルに入力するデータに表示形式や入力規則を適用する詳細な条件付き書式やフィルターを適用する |
高度な機能を使用した数式およびマクロの作成 | 関数で論理演算を行う関数を使用してデータを検索する高度な日付と時刻の関数を使用するデータ分析を行う数式のトラブルシューティングを行う簡単なマクロを作成する、変更する |
高度な機能を使用したグラフやテーブルの管理 | 高度な機能を使用したグラフを作成する、変更するピボットテーブルを作成する、変更するピボットグラフを作成する、変更する |
上級レベル(エキスパート)Word試験で出る問題
問題 | 内容 |
---|
文書のオプションと設定の管理 | 文書とテンプレートを管理する 共同作業用に文書を準備する 言語オプションを使用する、設定する |
高度な編集機能や書式設定機能の利用 | 文書のコンテンツを検索する、置換する、貼り付ける段落レイアウトのオプションを設定するスタイルを作成する、管理する |
ユーザー設定のドキュメント要素の作成 | 文書パーツを作成する、変更するユーザー設定のデザイン要素を作成する索引を作成する、管理する図表一覧を作成する、管理する |
高度なWord機能の利用 | フォーム、フィールド、コントロールを管理するマクロを作成する、変更する差し込み印刷を行う |
上級レベル(エキスパート)Access試験で出る問題
問題 | 内容 |
---|
データベースの管理 | データベースの構造を変更するテーブルのリレーションシップとキーを管理するデータを印刷する、エクスポートする |
テーブルの作成と変更 | テーブルを作成するテーブルを管理するテーブルのレコードを管理するフィールドを作成する、変更する |
クエリの作成と変更 | クエリを作成して実行するクエリを変更する |
レイアウトビューを使ったフォームの変更 | フォームにコントロールを設定するフォームを書式設定する |
レイアウトビューを使ったレポートの変更 | レポートのコントロールを設定するレポートを書式設定する |
MOSはどの種類を受けるのがおすすめ?
ここまで、MOS資格の種類や、一般レベルと上級レベルの違いについて説明してきました。では、MOS資格は、どの種類から受験すべきなのでしょうか。以下では、受験種類の選び方のポイントについて解説します。
まずは一般レベルのWordとExcelを取得する
数あるMOS資格の科目のなかでも、受験者に特に人気なのが「Word」と「Excel」です。この二つは、一般企業が求めるパソコンスキルの指標として考えられることも多いため、Officeソフトを使うのが初めての人や、一般的な業務に役立てたい人は、まずは、WordとExcelの一般レベル(スペシャリスト)を受験すると良いでしょう。
WordとExcelの上級レベルとPowerPointもおすすめ
より、他者との差別化を図りたい人や、自分だけの武器を強化したい人には、ExcelとWordの上級レベル(エキスパート)とPowerPointの一般レベル(スペシャリスト)にも挑戦するのがおすすめです。
これらは、その他の試験科目と比べて比較的挑戦しやすいですし、取得できれば合計五つの資格を習得していることをアピールできます。PowerPointについては、近年のオンライン化によって、使用回数も増えているため、取っておいて損はないでしょう。
MOSの合格までに必要な勉強時間は?
MOS資格の受験を検討している人の中には、「合格までに必要な勉強時間はどれくらいなの?」「独学でも合格することはあり得るの?」このような疑問をお持ちの人もいるのではないでしょうか。下記では、MOS資格の合格までに、必要な勉強時間についてお伝えします。
一般レベル(スペシャリスト)合格までに必要な勉強時間
MOS一般レベル(スペシャリスト)合格までに必要な勉強時間は、一般的に40〜80時間程度と言われています。ただし、この勉強時間は1科目にかかる時間であるため、WordとExcelを両方受けるような場合には、トータルで80〜120時間ほどの勉強時間が必要になってきます。
一般レベルでは、Officeの基本的な操作についてを問われるため、上級レベル(エキスパート)よりも短い勉強時間で合格を目指せます。
スキルの習得度によっても異なりますが、早い方となると数週間から1カ月ほど、長い方でも、2〜3カ月ほどで、合格に必要な知識を身に付けられるでしょう。1日1〜2時間程度、コツコツ勉強に取り組めば、初学者でも難なく合格を勝ち取れるはずです。
上級レベル(エキスパート)合格までに必要な勉強時間
MOS上級レベル(エキスパート)合格までに必要な勉強時間は、50~80時間前後です。こちらも、一般レベル(スペシャリスト)同様、1科目毎にかかる時間とお考えください。
上級レベル(エキスパート)では、一般レベル(スペシャリスト)よりも、さらに高度なスキルを求められます。
そのため、初めてMOS試験にチャレンジする人や、これまでOfficeソフトを利用した経験がない人は、3〜4カ月ほど時間が必要になります。反対に、すでに一般レベル(スペシャリスト)に合格している人や普段仕事でOfficeを使っている人は、最短2カ月ほどで合格できる可能性もあります。
いずれにしても難易度は高くなるため、安易に考えすぎず、自分にとって十分な勉強時間を取るようにしましょう。
MOS試験に独学で合格するための勉強方法と予備知識
MOS資格に挑むにあたっては、試験に関する知識を頭に入れておくことも欠かせません。以下では、MOS試験を独学で合格するための、勉強方法と、また、予備知識について紹介します。
試験はほぼ毎日受けられる
MOS試験につきましては、「全国一斉試験」と、また、「随時試験」の二つがあります。
全国一斉試験は、毎月1〜2回、日曜日に実施がされている試験です。一方で、臨時試験は、週に1〜2回程度の頻度でパソコン教室にて開催されている試験です。地域によっては、毎日開催されていることもあります。
通常、資格試験は、短くても3〜4カ月に1回の開催です。それに対し、MOS資格は、毎日挑戦することができるため、仮に1度目の試験で落ちてしまっても、学習内容を振り返りながら復習することで、次の機会には合格を手にすることも夢ではありません。
加えて、平日・土日を問わず開催されているため、忙しい人でも、自分でスケジュールを組みやすいものです。
しかし、スケジュールを組みやすいということは、スケジュール管理をしっかり行う必要があるということでもあります。いつでも試験が受けられると思い、ダラダラと勉強してしまっては何の意味もありません。
そのため、目標や受験日をしっかりと定めて、それに向けて計画的に勉強に取り組んでください。
バージョンの違いに注意
MOSには、「2013」「2016」「2019」の3つのバージョンがあり、どれを受験するかによって、選ぶテキストも異なります。それぞれのバージョンで、出題範囲や操作の方法なども変わってくるため、テキスト購入前には、しっかりと自分が受験するバージョンであるかを確認し、間違いがないように気をつけましょう。
勉強用テキストの選び方
MOS資格に確実に合格するためには、分かりやすいテキストを選ぶことが非常に重要になってきます。どれだけ、多くの勉強時間を費やしたとしても、自分にとって理解しづらいテキストを使っている場合には、なかなか合格圏内に突入することができません。
以下では、勉強テキストの選び方のコツについて伝授します。
問題集タイプに編集されている
MOS試験では、事前に解答を閲覧することなく、自身の頭のなかにある知識で、正しい操作をイメージする必要があります。そのため、対策段階から、テキストを確認するだけでなく、必要な機能や操作を具現化し、操作イメージを掴むことがポイントなのです。
その点、「問題→回答→解説」の順で進む、問題集タイプのテキストならば、自分で考えながら、理解・知識が足りていない部分を把握し、解答を読んで正
MOS試験の独特な言い回しを再現している
MOS試験では、独特の言い回しや出題形式が多く見られます。特に、試験本番は誰しもが緊張状態にあることから、問題の意図を的確に把握するのが通常時と比べて難しくなりがちです。
そこに、日常生活や通常業務では聞くことのない。表現での出題があった場合、どういった操作を求められているのかが分からず、焦ってしまうかもしれません。
このような状況を未然に防ぐためには、対策段階で独自の言い回しに慣れておくことがキーポイントになってきます。試験本番を想定しながら勉強できるテキストを選択して、対応力を磨いてください。
画像をたくさん使っている
ただ単に文字だけが羅列されているのではなく、適所に画像が使用されているものを選ぶのも要点です。
パソコンの操作方法は、頭で考えるよりも、視覚的に覚えた方が理解が早いものです。特に、カラーなども使われてい場合は、頭にイメージが残りやすくなり、スムーズに覚えれられるでしょう。
ぜひ、実際の操作画面のキャプチャ画像と、図を合わせて説明しているような初学者向けのテキストを探してみてください。
模擬試験がついている
模擬試験がついているかどうかにも着目したいところです。模擬試験では、本番により近い出門がなされることから、自分の現状の実力を客観的に把握できます。
一方で、模擬試験に一度も取り組んだことがない状態では、スキル・知識が本当についているかどうかの確認ができません。
今の状態で、試験本番を迎えて、本当に合格できるのかを、俯瞰的に見るためにも、模擬試験付きのテキストで実践力を養いましょう。
おすすめの勉強用テキストは?
上記の条件を全て満たしているのが、FOM出版が販売している「MOS 365&2019 対策テキスト&問題集」です。
「MOS 365&2019 対策テキスト&問題集」は、初学者はもちろん、勉強経験者にとっても非常にタメになるテキストで、また、MOS資格を合格するためについての、必要な知識がギュっと凝縮されています。
以下では、そんな「MOS 365&2019 対策テキスト&問題集」の効果的な学習手順について紹介します。
まずはテキストの読み込みからスタート
まずは、基礎を固めるためにも、1週間程度の時間をかけて、じっくりとテキストを読み込みます。
この際、できる限り練習問題付きのテキストを使って、問題を解きながら読み進めるのがポイントです。なぜなら、こうすることで、テキストの内容が頭に入っているかを確認しながら学習を進められるからです。
テキストで分からなかった項目は、必ず3回以上繰り返し読み、疑問点などがなくなったら、演習や模擬試験へと進みましょう。
次に模擬試験に進む
テキストの内容が、完全に頭に入ったら、模擬試験へと進みます。MOS試験では、模擬問題と似た問題が多く出てくるため、模擬問題は何度でも取り組むことを推奨します。
実際のMOS試験では、50分の試験時間で、7割以上得点できれば合格です。そのため、模擬問題の段階では、9割の得点を目指して勉強しましょう。
練習でこのレベルまでスキルを高められれば、十分に合格できる実力を身に着けられていると言えます。
初心者の場合は通信講座・パソコン教室がオススメ
パソコン初心者や、また、独学での資格取得に不安がある人は、通信講座やパソコン教室を使って、試験対策をするのがおすすめです。
特に、MOS試験の会場となっている、パソコン教室を選べば、実際の試験を慣れた環境で受けられるので、当日に過度に緊張してしまうこともありません。
初心者の場合は、慣れない勉強にストレスを感じやすいうえ、不明点などが出てくると、勉強が中断してしまいがちといった課題があります。
一方、通信講座やパソコン教室であれば、不明点があれば、その場ですぐにプロの講師に確認できます。分からない箇所を分からないままにすることなく、納得した状態で次のステップに進むことができるので、着実にスキルが身についていることを実感しやすいでしょう。
また、MOS資格につきましては、独学で合格することもできなくはありません。
しかし、独学の場合は、本当に実力が身についているのか客観視しづらい傾向にあります。通信講座やパソコン教室などで講師の授業を受ければ、そのような心配がありません。結果的に、効率的かつ確実に実力を伸ばせるでしょう。
MOS試験対策のためのおすすめ通信講座・パソコン教室
MOS試験に初めてチャレンジする人や、確実に一発合格を狙いたい人におすすめなのが、通信講座やパソコン教室の利用です。以下では、数あるMOS試験対策のための通信講座・パソコン教室のなかから、指折りの人気を誇る講座を紹介します。
スクール名 | 特徴 | コース名・料金 | キャンペーン | 教材の特徴 | サポート体制 | 受講形態 |
---|
ユーキャン
| 最短1カ月で合格を目指せる ▶公式サイト | 【MOS365&2019 一般・上級一貫】 ・Word&Excel両方コース:49,000円 ・Wordコース:30,000円 ・Excelコース:30,000円 | – | ・WordやExcelが初めてでもわかりやすいテキスト ・実際のパソコン画面の図が豊富で無理なく理解可能 | ・わからないことがあったら講師に質問可能 ・学習期間を無料で延長可能 | オンライン |
資格の大原
| 受講者のスキルに合わせた3講座 ▶公式サイト | ・MOS3科目パック:50,000円 ・MOS Word&Excel2科目パック:35,600円 ・MOS Word365&2019試験対策コース/MOS Excel365&2019試験対策コース /MOS PowerPoint365&2019試験対策コース:各19,300円 | 大原受講生割引 | 「日経BP社」「オデッセイコミュニケーションズ」の人気書籍を使用 | ・電話やメールなどでの質問対応 ・万一欠席しても安心の映像補講 ・途中入学・随時入学対応 | オンライン、通学、映像通信 |
パソコン教室のAVIVA
| MOS本試験の合格率が91%以上 ▶公式サイト | ・Excel対策:34,800円 ・Excel Expert対策:34,800円 ・Word対策:34,800円 ・Word Expert対策:34,800円 ・PowerPoint対策:34,800円 ・Access対策:34,800円 ※教材費別途 | – | – | ・直接講師に質問可能 ・受講生一人ひとりの理解度に応じた指導 | オンライン、通学 |
ヒューマンアカデミー
| 無料でパソコンの貸し出しを行っている ▶公式サイト | MOS Excel 2016試験対策講座/MOS Word 2016試験対策講座/MOS PowerPoint 2016 試験対策講座:各27,180円 | – | 日経BP社の「MOS攻略問題集」を使用 | ・オンラインで質問可能 ・ZOOMで通話+画面共有で問題解決 ・講義映像をどこでも見られるe-ラーニング | オンライン、通学 |
TAC
| 通学型・通信型の2つのコースを展開 ▶公式サイト | ・Excel 2019/2016試験対策コース: 29,900円 ・Word 2019/2016試験対策コース:29,900円 | ・期間限定キャンペーン ・再受講割引 ・NEXT割引 | TACパソコンスクールのノウハウを凝縮したオリジナルテキスト | ・質問サポート ・課題を提出すると成績表がもらえる | Web通信、DVD通信 |
※税込価格で表示
ユーキャン
公式サイトで詳しく見る
おすすめポイント:最短1カ月で合格を目指せる!オリジナルのカリキュラムも魅力
「ユーキャン」が展開している講座は、最短1カ月で合格を目指せるカリキュラムとなっています。初学者でも理解しやすいよう、説明が細分化されているため、モチベーション低下の心配がありません。
さらに、重要箇所の解説はスマートフォンで閲覧できることから、隙間時間を使った学習を行えます。
おすすめポイント
- 最短1カ月で合格を目指せる
- 初学者でも理解しやすい
- 説明が細分化されているので、モチベーション低下の心配がない
- 重要箇所の解説はスマートフォンで閲覧できる
- 隙間時間を使った学習が行える
公式サイトで詳しく見る
基本情報
コース名・料金 | 【MOS365&2019 一般・上級一貫】 ・Word&Excel両方コース:49,000円 ・Wordコース:30,000円 ・Excelコース:30,000円 【MOS365&2019 上級レベル】 ・Word&Excel両方コース:31,000円 ・Wordコース:17,000円 ・Excelコース:17,000円 【MOS365&2019 一般レベル】 ・Wordコース:16,000円 ・Excelコース:16,000円 |
教材の特徴 | ・WordやExcelが初めてでもわかりやすいテキスト ・実際のパソコン画面の図が豊富で無理なく理解可能 ・テキスト内の操作について確認できるデジタル学習サイト ・模擬試験5回分収録 |
サポート体制 | ・わからないことがあったら講師に質問可能 ・学習期間を無料で延長可能 |
受講形態 | オンライン |
受講期間 | 1~4カ月(コースによって異なる) |
※税込価格で表示
公式サイトで詳しく見る
資格の大原
公式サイトで詳しく見る
おすすめポイント:実績豊富な講師陣が合格まで徹底サポートしてくれる!クオリティの高い模擬テストにより実践力を養える
「資格の大原」では、受講者のスキルに合わせて、三つの講座を用意しています。人気のWord・Excel・PowerPointがセットになった、大変お得なプランも展開しているため、費用を抑えながらMOS資格を取得したい人にもピッタリです。
実績豊富な講師陣によるトータルサポートで、効率的に合格を目指せます。
おすすめポイント
- 大手資格スクール
- 受講者のスキルに合わせて、三つの講座を用意
- 人気のWord・Excel・PowerPointがセットになったお得なプランを提供
- 費用を抑えながらMOS資格を取得したい人にもピッタリ
- 実績豊富な講師が多数在籍
- 効率的に合格を目指せる
公式サイトで詳しく見る
基本情報
コース名・料金 | ・MOS3科目パック:50,000円 ・MOS Word&Excel2科目パック:35,600円 ・MOS Word365&2019試験対策コース/MOS Excel365&2019試験対策コース /MOS PowerPoint365&2019試験対策コース:各19,300円 |
キャンペーン | 大原受講生割引 |
教材の特徴 | 「日経BP社」「オデッセイコミュニケーションズ」の人気書籍を使用 |
サポート体制 | ・電話やメールなどでの質問対応 ・万一欠席しても安心の映像補講 ・途中入学・随時入学対応 |
受講形態 | オンライン、通学、映像通信 |
受講期間 | 24回 |
公式サイトで詳しく見る
パソコン教室のAVIVA
公式サイトで詳しく見る
おすすめポイント:MOS試験の合格率は、脅威の91%以上!全国にスクールがあるので、通いやすい場所を選べる
「パソコン教室のAVIVA」は、MOS本試験の合格率が91%以上を誇る、超人気パソコンスクールです。全国に90校もの校舎があるため、自宅や職場から通いやすいスクールを選択できます。
また、学習スタイルは通学型とオンライン型の2種類があります。いずれにしても、講師陣による丁寧で分かりやすい講義に定評があり、受講者一人ひとりの目標やスキルに合わせたアドバイスをしてくれます。
おすすめポイント
- MOS本試験合格率は、91%以上
- 全国に90校もの校舎がある
- 自宅や職場から通いやすいスクールを選択できる
- 学習スタイルは通学型とオンライン型の2種類を用意
- 講師陣による丁寧で分かりやすい講義に定評がある
- 受講者一人ひとりの目標やスキルに合わせたアドバイスをしてくれる
公式サイトで詳しく見る
基本情報
コース名・料金 | Excel対策:34,800円 Excel Expert対策:34,800円 Word対策:34,800円 Word Expert対策:34,800円 PowerPoint対策:34,800円 Access対策:34,800円 ※教材費別途 |
サポート体制 | ・直接講師に質問可能 ・受講生一人ひとりの理解度に応じた指導 |
受講形態 | オンライン、通学 |
受講期間 | 2カ月(11回) |
合格実績 | 91%以上(2020年ののべ合格者数) |
※税込価格で表示
公式サイトで詳しく見る
ヒューマンアカデミー
公式サイトで詳しく見る
おすすめポイント:無料でスクールのパソコンを貸し出ししてくれる!資格取得後も就職相談などのサポートあり
「ヒューマンアカデミー」の最大の魅力は、無料でパソコンの貸し出しを行っている点にあります。これにより、自宅にパソコンがない人でも、すぐにMOS資格の勉強を開始できます。
また、ヒューマンアカデミーでは、MOS資格合格後の就職相談サポートなどにも注力しています。資格取得後に、短期間での就職を目指せるのは、受講者にとってうれしい制度と言えるでしょう。
おすすめポイント
- 無料でパソコンの貸し出しを行っている
- 自宅にパソコンがない人でも、すぐにMOS資格の勉強を開始できる
- MOS資格合格後の就職相談サポートなどにも注力
- 資格取得後に、短期間での就職を目指せる
- 受講期間中は、講座映像が見放題
公式サイトで詳しく見る
基本情報
コース名・料金 | ・MOS Excel 2016試験対策講座/ ・MOS Word 2016試験対策講座/ ・MOS PowerPoint 2016 試験対策講座:各27,180円 |
教材の特徴 | 日経BP社の「MOS攻略問題集」を使用 |
サポート体制 | ・オンラインで質問可能 ・ZOOMで通話+画面共有で問題解決 ・講義映像をどこでも見られるe-ラーニング |
受講形態 | オンライン、通学 |
受講期間 | 2カ月 |
合格実績 | 平成12~26年度スペシャリスト合格16,028人 |
公式サイトで詳しく見る
TAC
公式サイトで詳しく見る
おすすめポイント:国内最大手の資格学校!教材の分かりやすさや、学習サポート体制に定評がある
「TAC」は、言わずと知れた、国内最大手の資格学校です。MOS資格についても、通学型と、通信型の二つのコースを展開しており、テキストの見やすさや、学習サポート体制は頭ひとつ抜きん出ています。
TACでは、課題を提出することで受け取れる、成績表制度を設けています。成績表では、自身の現状のスキルや苦手な項目を客観的に把握できるため、自己学習の際にも役立ちます。もちろん、成績が上がることでモチベーションも向上するため、楽しみながら勉強を続けられます。
おすすめポイント
- 国内最大手の資格学校
- 通学型と、通信型の二つのコースを展開
- テキストの見やすさや、学習サポート体制が評価されている
- 課題を提出することで、成績表を受け取れる
- 成績表は、現状のスキルや苦手な項目を客観的に把握できるほか、モチベーション向上にも効果的
公式サイトで詳しく見る
基本情報
コース名・料金 | ・Excel 2019/2016試験対策コース: 29,900円 ・Word 2019/2016試験対策コース:29,900円 |
キャンペーン | ・期間限定キャンペーン ・再受講割引 ・NEXT割引 |
教材の特徴 | TACパソコンスクールのノウハウを凝縮したオリジナルテキスト |
サポート体制 | ・質問サポート ・課題を提出すると成績表がもらえる |
受講形態 | Web通信、DVD通信 |
受講期間 | 標準学習期間:2カ月、受講期間4カ月 |
公式サイトで詳しく見る
MOS資格についてのよくある質問
最後に、MOS資格に関する、よくある質問についてお答えします。MOS試験に挑むうえで押さえておきたい学習アプリや資格取得後の具体的な活用方法についても紹介していますので、ぜひお目通しください。
MOS試験を独学で勉強するのために役立つアプリはある?
結論を言うと、MOS試験について、対策ができる勉強用アプリは、ちらほら存在するものの、全ての人におすすめできようなハイクオリティなアプリは、今のところ開発されていません。
代表的なMOS試験対策アプリである「一般対策 for MOS」ですら、ダウンロード数が少なく、レビュー内容も「文字も画像も小さすぎて拡大もできない」「内容が物足りない」など、あまり良いものではありません。
このような理由から、アプリに関しては決定的なものは、まだ存在しないと言えそうです。
MOS試験を独学で勉強のために役立つサイトはある?
MOS試験に挑戦する独学者におすすめなのが、「moug(モーグ)」という無料学習支援サイトです。moug(モーグ)は、ExcelやWordの学習を支援してくれるサイトで、Officeやプログラミングなどの情報が充実しています。
また、運営はMOS試験の主催者が行っているため、MOS試験にも精通しています。ただし、moug(モーグ)は、MOS専用の学習サイトではないため、ここだけを利用してもMOS試験には、合格できません。
MOSの勉強はパソコンがなくてもできる?
MOSは、あくまでもパソコンを使った実技試験です。そのため、普段仕事でOfficeを使いこなしており、テキストを読むだけで合格がイメージできる人であれば、自宅にパソコンがなくとも、試験合格を目指せます。
反対に、普段からOfficeを使っていない人や、テキストだけでは具体的な操作方法をイメージできないといった場合には、パソコン教室に通いつめたり、オフィスが完備されているネットカフェなどで勉強する必要があります。
やはり、実際に操作してみないことには、知識は習得できないため、一概にパソコンがなくてもOKとは言えないのです。
MOS資格は役に立たないって聞いたけど本当?
MOS資格は、「難易度が低いため、取得したところで役に立たない」と、言われてしまいがちですが、実際には、履歴書にも記載できる立派なパソコン資格です。なかには、落ちた人が腹いせにMOS資格のことを悪く書いていることもあるので、変な意見に惑わされないようにしましょう。
まとめ
今回は、MOS資格の概要や種類、レベルの詳細についてお伝えしました。
MOS資格には「Excel」「Word」「PowerPoint」「Access」「Outlook」の5種類があります。また、Excel、wordについては、一般レベルについてのスペシャリストと、また、上級レベルについてのエキスパートが存在します。
また、MOS資格は、独学で合格を目指すのも不可能ではありませんが、初学者の場合やパソコンに慣れていない場合には、通信講座やパソコン教室に通うのがおすすめです。
通信講座やパソコン教室を活用すれば、効率的な学習が実現し、短期合格に近づきます。また、MOS試験の対策については、テキスト選びも重要になってきます。なぜなら、自分のレベルや目的に適していないものや、内容が理解しづらいテキストを使うと、挫折につながってしまうためです。
ぜひ、本記事を参考に最適の通信講座やテキストを探してみてください。この記事が、少しでもMOS資格の受験を検討している人についての参考になれば幸いです。