「法律資格といえばLEC」 ――そのようなイメージが築かれた背景には、1979年の創業以来、法律系資格の難関試験において毎年多くの合格者を輩出し続けてきた確かな実績 があります。 とりわけ司法書士講座の歴史は古く、1984年の開講以来30年以上の指導歴を誇ります。蓄積された膨大な試験データから、合格を引き寄せる効率的で優れた教材や学習法が考案されており、今なお進化を続けています。2011年からの10年で一発合格者を131名 出したという事実は、LECの確かな指導力の証左と言えるでしょう。 本稿では業界最大手として司法書士試験対策をリードし続けてきたLEC東京リーガルマインドの魅力に、教材と講師陣の両面から迫り、受講料やメリットとデメリット、LEC司法書士講座がおすすめの人などを、他予備校との比較も交えて解説します。
※本記事はアーバンライフメトロが独自に記事を制作し、スクール紹介にはアフィリエイトプログラムの協力をいただいています。
LEC司法書士講座の魅力
LEC司法書士講座は国内最大規模の受講生 を指導し、毎年多くの合格者 を世に送り出してきました。 受講生は、なぜ数多くの予備校があるなかでLEC司法書士講座を選んだのでしょうか。またLECの大きな強みである「短期合格」を可能にする秘訣はどこにあるのでしょうか。 以下ではLECが誇る「確かな合格実績」について、その合格実績を支える「テキストのクオリティ」について 、そして看板とも言われている「実力派の講師陣」 の存在について、以上の三つの視点からLEC司法書士講座の魅力に迫っていきます。
確かな合格実績を誇る
年々難易度が上がっていると言われている司法書士試験。 LECは合格率わずか3〜5%の難関試験において、ほんの一握りである一発合格者を毎年輩出しており、その人数は2011年から2020年の間でなんと131名 にも達しています。直近2年の合格者の70%以上がLECの模試を受けている ことも驚くべき実績です。 LECはもともと司法試験の受験指導機関として創立されました。長きにわたって法律系の試験と向き合ってきた「法律系資格のエキスパート」 としての歴史があるのです。 創立から30年以上のあいだ積み重ねてきた豊富なデータを元に練り上げられた試験対策のノウハウは司法書士を目指す人にとって、他の予備校にはない魅力 です。
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テキストのクオリティが高い
LEC司法書士講座の大きな魅力の一つがLECが出版する「優れた教材」です。コースごとに最適なテキストを用意するなど、クオリティの高いテキスト制作に力を入れています。 なかでも合格者御用達のテキストとして絶大な支持を得ているのが「ブレイクスルーテキスト」と「合格ゾーン」 。両シリーズは受験生必携の書として長く親しまれています。 「ブレイクスルーテキスト」には試験を合格するために必要とされるすべての情報と講師のノウハウが詰め込まれています。法律の初心者にも分かりやすい親切な解説や、メモ用の余白の配置などの使い勝手の良さが評判です。 「合格ゾーン」はLEC専任の根本講師が厳選した一問一答形式の過去問題集で、司法書士試験の定番テキストとしての地位を確立しています。 どちらも出題傾向に基づいた内容で定評を得ており、LECの強みである「試験内容の分析精度の高さ」の表れとも言える書籍です。
カリスマ講師が在籍
LEC司法書士講座の一番の魅力と言っても過言ではないのが、多くの受講生を合格へと導いてきた高い指導力を持つ「講師陣」 の存在です。 LECでは各コースごとに専任の講師を配置しています。講座で学ぶ民法、会社法・商法、不動産登記法、商業登記法の主要4科目をはじめとした全ての法律は繋がっているため、一人の講師の一貫指導によって得られる「高い整合性を伴った理解」 は受験生にとっての大きなメリットとなるからです。 それだけに、自身に合った講師を選ぶことはとても重要です。 一発合格の女神と呼ばれる「海野禎子講師」や、効率的学習で支持を得る「森山和正講師」、親切丁寧な講義に定評がある「佐々木ひろみ講師」、熱血指導の達人「根本正次講師」に代表される個性あふれる実力派講師陣の層の厚さ は、LECを選ぶ人にとって大きな決め手となっています。
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LEC司法書士講座の費用
LECでは短期合格を目指した多彩なコースカリキュラムを用意。各コースごとの講義内容・回数、期間、頻度、サポート内容によって受講料が設定されています。 たとえばスマートフォンやパソコンで受講する最も手軽なコース「S式合格講座」ではなんと7万円台から講座を受けることもできます。 また、コースや時期によっては限定のキャンペーン割引が適用される場合もあるので、情報収集のために公式ホームページを訪れてみるのもよいでしょう。
LECのコース別受講料
コース名 受講タイプ 受講料 新15カ月合格コース 通信 476,000円~ 通学 556,000円~ 9カ月合格速修コース 通信 457,600円~ 通学 492,800円~ S式合格講座 通信 99,000円~
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以下では代表的なコースとその受講料を紹介します。・新15カ月合格コース LEC司法書士講座の代名詞です。初学者の短期合格を目指したカリキュラムのひとつで、じっくり時間をかけたスケジュールで着実に学習したい方におすすめのコースです。 週2〜3回の受講で仕事や学業、家事と無理なく両立できます。3月スタートの「春生」と10月スタートの「秋生」の2期で展開しており、受講料は476,000円から。・9カ月合格速修コース 専用のテキストを用いた圧倒的な効率を実現する革新的カリキュラムが魅力のコースです。短期集中の学習で合格までの最短距離を走りたい方におすすめです。 週3回9時間の受講を基本として、8月にスタートします。受講料は457,600円から。
LECの受講料はやや高め
LECの受講料は他の予備校と比べるとやや高価 です。しかしながら、開講から30年以上積み重ねてきた指導経験から生み出された「最短合格」のためのノウハウは他の追随を許さないものがあることも事実です。 LECが誇る講師陣の指導力、優れた教材、受講生それぞれに合わせた最適な学習スケジュール、最大規模の模試、答練。それらを最大限利用した短期集中型の学習で「最短合格」を果たせたとしたら、それだけ早く司法書士として活躍できる とも言えます。 合格の先も見据えて総合的に考えるのであれば、受講料が比較的高額であることも一概にデメリットとは言い切れません。
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LEC司法書士講座の合格率は?
残念ながらLECでは司法書士試験の合格率を公表していません。その背景には司法書士試験が日本でも指折りの難関国家資格試験であり、受験者全体の合格率がわずか3〜5%という低水準だという事情があります。 司法書士を志す方に合格率を理由に受験を諦めて欲しくない。そのように考えることはごく自然なことでしょう。また、合格率を公表している予備校はほとんどない というのが実情です。 とはいえ、2011年から2022年の間で毎年輩出している一発合格者の数が163名、上位合格者が多数にのぼること、合格者のおよそ7割がLECの模試を受験しているという事実は、LECが業界屈指の合格者を輩出していることを如実に表していると考えてよいでしょう。
LEC司法書士講座のサポート体制
LECでは、講義や教材に関する疑問に、いつでもオンラインで答えくれる「教えてチューター」機能や、スマートフォンやタブレット、パソコンでいつでも講義を受けられる「Online Study SP」、授業の映像をダウンロードして視聴できる「欠席・復習サポート」を用意。受講者が安心して学習に専念できる環境づくりをバックアップしています。こうした手厚いサポート体制も魅力の一つです。 なかでも学習中の疑問をスムーズに解決できる「教えてチューター」は特に評判の高い機能 です。 上記のコンテンツに加えて、講座の進捗やTO DOリスト、スケジュール管理をひとつのサイトで完結できる という利便性の良さも、他にはない特筆すべきポイントでしょう。
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LEC司法書士講座のメリットとデメリット
どのような予備校であっても、受講者にとって有益である部分と、そうではない部分を持っています。全ての人に条件が完全にフィットすることは考えられません。できる限りの情報を集めて精査した上で、入校を決めるのが常道です。 「本当に自分にはLECが合っているのだろうか」という不安解消と、検討材料として役立てていただくために、LEC司法書士講座のメリットとデメリットを次にまとめています。
メリット
LEC司法書士講座の主なメリットは次の三つです。・高い合格実績 ・実力派講師陣 ・多彩な学習プラン 司法書士予備校の大手であるLECは30年を超える指導歴 を持っています。長年積み重ねてきたノウハウに裏打ちされた指導方針の優良性は、毎年輩出している一発合格者や上位合格者の数などの高い合格実績か らも明らかです。 最短合格へ向けたカリキュラムの充実度は業界でも指折りで、カリスマ講師と呼ばれる高い指導力を持った講師 も多数在籍していますので、講師を信じてしっかり学習に励めば望む結果が得られる可能性は高いと言えるでしょう。 また、多彩な学習コースを用意しており、受講生それぞれのライフスタイルに合わせて無理なくカリキュラムを進められる点も大きな安心材料です。
デメリット
LEC司法書士講座の主なデメリットは次の二つです。・受講料が高い ・教材、講義のボリュームが多い LECのスタンダードカリキュラムである「新15カ月合格コース」は受講料が40万円を越えますので、決して安価とはいえません 。 しかし、業界屈指のクオリティを誇る教材と、確かな指導力を持った講師陣を味方につけることができ、最高とも言える学習環境を得られると考えれば、妥当な対価 であるとも考えられます。 また、LECのカリキュラムは司法書士試験合格のために必要な知識の全てを網羅した内容なので「学習量が多い」と感じてしまうかもしれません。 その点は、学習効率を高めてくれる優秀な講師陣の存在と、スケジュール管理を含めた万全のサポート体制が大きな助けとなるはずです。学習量が自信に変わる と考えれば、メリットに変えられる点でもあります。
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LEC司法書士講座の評判と口コミ
LEC司法書士講座の評判と口コミについて、良い評判として、ほぼ全ての方が口を揃えるのが「教材のクオリティの高さ」と「講師陣の高い指導力」 に対する賛辞でした。次いで「模試の精度」や「答練の有用性」が挙げられています。 対して、悪い評判では「受講料が高い」という意見がそのほとんどを占めている状況です。とはいえ、相対的に見ると悪い評判は圧倒的に少な く、受講者の満足度の高さを浮き彫りにしています。
良い評判と口コミ
「ブレークスルーテキストが優秀」
司法書士試験に合格するために必要な知識は全てブレークスルーテキストに書いてあると言っても過言ではないと思います。暗記する必要がある条文や図表の記載も豊富で、本当に頼りになるテキストでした。
引用元:合格体験記
司法書士試験択一の勉強としてはこれ以上ないテキストだと感じております。司法書士試験に必要な知識についての細かいところを深く書かれており、何度復習しても新しい発見がありました。(中略)これを完全にマスターすることができれば必ず合格できるという安心感、信頼感をもって勉強できました。
引用元:合格体験記
「講師の高い指導力」
海野講師の講義では、重要な部分は徹底的に解説をし、逆に試験に出題されにくい部分については解説を省いて講義が進んでいったため、非常にメリハリがあり、合格に必要な知識のみを効率的に学習することができました。
引用元:合格体験記
森山講師の講義では、難しい法律知識を身近な生活に落し込んだ分かりやすい例えを用いて説明してくださいます。(中略)復習の際に紐づけとなるエピソードがたくさんあったことで、単純な暗記作業を必要最低限におさえることができ、短期間で知識を定着させることができました。
引用元:合格体験記
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悪い評判と口コミ
「受講料が高い」
LECから「司法書士入門講座」のパンフレットが郵送されてきた。約40万の受講料・・・。高いよね・・・。WEB形式なので、便利でコロナの心配もないね。(後略)
引用元:Twitter
LECの佐々木先生の行政書士向けの会社法わかりやすくてずっと見てられる。設立だけでも見ることおすすめです!受ける予定ないけど司法書士目指すならこの人がいいって調べたら、LECの司法書士講座50万ぐらいするのね…
引用元:Twitter
LEC司法書士講座がおススメの人
LEC司法書士講座がおすすめの方は次のとおりです。・法律についての勉強をこれから始めるという方 ・実績のある大手の予備校を選び、安心して学習に打ち込みたい方 ・一発合格も視野に入れ、万全の体制で試験に臨みたい方 ・現在のライフスタイルを守りつつ、学習したい方 LEC司法書士講座のコースカリキュラムの多くは、初学者の方向けに構築されたものですので法律の勉強が初めての方にも安心 です。 また、開講から30年以上ものあいだ最短合格を追求してきた学習ノウハウと実績は安心に足る ものだと言えるでしょう。 コースの選択肢が多い ことも、生活への負担をなるべくかけずに学習に打ち込みたい方の後押しとなってくれるはずです。
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司法書士講座をお得に受講する方法
LEC司法書士講座では講座をお得に受講できるキャンペーンが用意されています。現在利用できるキャンペーンは以下のとおりです。・早得
10月31日までに申し込むと最大40,000円の割引。
・無料講座説明会 参加割引
対象コースに参加当日に申し込みすると10,000円の割引。
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他予備校とLECの比較
もちろんLECの他にも、世の中には多くの司法書士試験の予備校があります。例えば、すでに受験歴のある中・上級者向けの予備校や、オンラインに特化した予備校、受講料を低く抑えることに重きを置いた予備校など、多岐に渡ります。 その全てを精査し、自身に合った予備校を検討していくのは想像以上に大変な作業です。主だった3校の特徴や費用をまとめていますので、比較検討の材料としてお役立てください。
講座名 講座名・料金 LEC ・新15カ月合格コース:476,000円~ ・9カ月合格速修コース:457,600円~ スタディング 【司法書士合格コース】 ・ミニマム:46,800円 ・ベーシック:69,300円 ・スタンダード:89,100円 ・コンプリート:99,000円 フォーサイト 【司法書士 スピード合格講座】 ・バリューセット(基礎講座+過去問講座):107,800円 ・基礎講座:76,800円 ・過去問講座:76,800円 伊藤塾 【司法書士入門講座 本科生】 スリーステップコース:528,000円 スピード&フリーコース:528,000円 ステディコース:499,000円
スタディング
おすすめポイント
隙間時間で学習を始められる 網羅的な学習ではなく、効率重視 圧倒的に低い受講料(49,500円〜99,000円程度)
2010年創業。日々仕事や家事に追われる「忙しい人」でも学習できるように設計されたカリ キュラムで人気を集める通信専門の予備校です。
通勤や家事の間などの「隙間時間」の活用を推奨しており、講義1コマが5〜15分程度にまとめられているなど、スマートフォンへの適応が強化された内容です。総合的な学習とは一線を画す、ひたすらに効率を追求した学習スタイルが特徴。
疑問点解決などのサポートにAIを導入するなど、人的コストを徹底的に圧縮することで、他の予備校を寄せ付けない低価格を実現しています。
関連記事:スタディング司法書士講座の評判・口コミを調査【評判は悪い?】
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フォーサイト
おすすめポイント
通信講座の老舗が立ち上げた新規講座 見やすいフルカラーテキスト 効率重視の学習方針 低価格で気軽に学習を始められる(76,800円〜107,800円程度)
宅地建物取引士の講義に端を発する通信講座の老舗「フォーサイト」が2021年に開始した新規の通信講座です。
他の資格講座で培ったノウハウをもとに練り上げられた講座が強みで、スマートフォンなどの情報端末と紙のフルカラーテキストを併用することで、より強固な記憶の定着を狙った学習スタイルを提唱しています。
学習範囲を絞ることで、講義1コマが5〜15分と短くまとまっており、空いた時間に学習を進められる「効率重視」のカリキュラムを実現しています。低い受講料で始められることも選びやすさのポイントです。
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伊藤塾
おすすめポイント
長い指導歴を持つ大手の予備校 講義のボリュームが大きい 中上級者向けの講座に定評あり 多彩なアプローチの講座 カウンセリング等のサポートに力を入れている 費用は高め(471,000円〜522,000円程度)
1995年創業でLECに次ぐ指導歴を持つ、法律系試験対策を強みとした大手の予備校です。充実した内容の講義、ボリュームを備えており毎年多くの合格者を輩出しています。
段階的にペースを上げていく講座や、定評がある中上級者向けの講座など、さまざまなアプローチで合格を目指す講座を魅力としています。
ZOOMを使用したグループカウンセリングなど、受講者からの学習の悩みに寄り添ったサポートに力を入れていることも特徴です。
費用については業界の標準よりやや高めです。
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▼司法書士講座についてはこちらの記事で詳しく解説しています
まとめ
受験生全体の得点状況で合格ラインが変動する司法書士試験では、合格ライン付近に多くの受験生が密集し、わずか1点が明暗を分けることもあります。それが難関と呼ばれる所以のひとつです。 厳しい競争を勝ち抜いて合格へと辿り着くためには、多くの受験生と並ぶだけでは足りません。群から「もう一歩」抜け出ることが必要とされるのです。 独学に近い形で挑戦するのも一つの道ではありますが、己を信じて未開の地を進んでいくのには心細さもありますし、リスクがつきものです。 信頼できるカリキュラムと指導力のある講師の下で学習に専念し、安心して歩みを進めていくことこそ、現在の司法書士試験においての「合格への王道」であることを覚えておいてください。