司法書士試験の偏差値・難易度はどれくらい?

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司法書士試験の偏差値・難易度はどれくらい?

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司法書士試験は、さまざまな国家資格のなかでも特に難易度が高い、超難関資格と言われています。本記事では、司法書士試験における難易度を偏差値・合格率・勉強時間の観点から検証したうえで、独学での合格の可否や司法書士試験対策におすすめの通信講座を紹介しています。

 司法書士として働くための登竜門である、司法書士試験。この司法書士試験は、国家資格のなかでもトップクラスに難易度が高く、合格するのが難しいと言われることが多いです。

 これから司法書士試験を受けようと思っている人は、実際に司法書士試験がどれほど難しいのか気になりますよね。

 そこで本記事では、この司法書士試験の難易度を、偏差値・合格率・勉強時間の三つの観点で検証しています。

 司法書士試験対策において、おすすめな通信講座も紹介しているため、司法書士試験において、合格を目指している人はぜひ参考にしてください。

※本記事はアーバンライフメトロが独自に記事を制作し、スクール紹介にはアフィリエイトプログラムの協力をいただいています。

司法書士試験の偏差値は?難易度を他の資格と比べてみる

 司法書士試験は、難易度が高く、合格するのが困難な試験であると言われています

 まずは、偏差値・合格率・勉強時間の三つの観点から、司法書士試験の難易度を見ていきます。また、司法書士試験を有名な資格と比較しながら、難易度を確かめていきましょう。

偏差値で比較

本来は偏差値を算出するのは不可能

 偏差値は、同じ試験を受けた人のなかで、対象者の点数がどの程度の位置に存在するかを表す数字です。

 そのため、異なる資格試験同士の偏差値を算出するのは、理論上不可能です。そこで今回は、資格予備校のアガルートアカデミーが制作した資料を引用します。

 出典:アガルートアカデミー「司法書士試験の難易度を大学の偏差値に例えると?」

司法書士試験の偏差値は資格のなかで上から2番め

 以下の表によると、偏差値が高い順に、司法書士は司法試験・予備試験に次いで2番目に位置しており、法律系の国家資格のなかでもトップクラスに難しいことがわかります。

資格名称偏差値
司法試験・予備試験68~
不動産鑑定士・司法書士・弁理士65~67
土地家屋調査士・中小企業診断士・社労士・行政書士・技術士二次試験・通関士・マンション管理士・ケアマネジャー60~64
技術士一次試験・宅建・測量士・管理業務主任者・社会福祉士・インテリアコーディネーター55~56

大学入試に例えると難関校レベル

 司法書士の偏差値は、大学入試に例えると難関校レベルです。

 上記の表と大学偏差値は単純に比較できませんが、予備校の体験記などを見ると、合格者を多く輩出している大学は京都大学や東京大学、慶應義塾大学や早稲田大学、上智大学レベルであることがわかります。

 この例からは、司法書士試験の偏差値の高さがよくわかりますが、司法書士はこうした超難関校出身でなければ目指せない資格ではありません

 偏差値70程度までのGMARCHなどの難関校や、60以下の中堅校出身者であっても、しっかり学習を積み重ねて試験に合格する人は多く存在します。

合格率で比較

 司法書士の合格率は、ほかの有名資格と比較してどの程度なのでしょうか。以下の表は、司法書士と並んで有名な資格を対象に、直近の試験での合格率をまとめたものです。

 社労士とマンション管理士はほかの資格よりも合格率が低めですが、それ以外の資格は軒並み10%を超えています。一方で、司法書士試験の合格率は、令和3年度試験で4.09%と著しく低くなっています。

 司法書士試験の合格率が低い理由の一つに、受験資格がないことが考えられます。司法書士試験は、受験資格が不要で誰でも受けられるため、学力が不足しているうちに受験している層も一定数存在する可能性があるのです。

 しかし、司法書士試験は相対評価を採用しているため、合格することは難しいと言われています。軽い気持ちで受験する人たちが多いと、受験者の総数が増える一方で、相対評価によって合格者は限られるため、合格率は下がってしまいます。

資格名称合格率(いずれも令和4年度試験)
司法書士5.01%
社労士6.4%
土地家屋調査士9.6%
マンション管理士11.5%
行政書士12.13%
宅建17.0%

勉強時間を比較

 司法書士はさまざまな資格と比較して合格率が低く、一筋縄では合格が難しい資格です。以下の表は、有名資格を合格するのに必要と言われている合格率の目安をまとめたものです。

 合格率が10%を超えている行政書士や宅建といった資格は500時間前後の勉強時間を要するのに対して、合格率が10%を下回る社労士や司法書士は1,000時間以上の勉強時間が必要となります。

 このことから、合格率が低い資格ほど、より多くの勉強時間が必要となる相関関係が見えてきます。また、なかでも司法書士試験は、3,000時間もの勉強時間が必要と言われていて、これは毎日8時間前後の勉強を1年間続ける計算になります。

勉強時間目安勉強時間目安
司法書士3,000時間
社労士1,000時間
土地家屋調査士1,000時間
マンション管理士500時間
行政書士500時間
宅建300時間

司法書士試験の偏差値・難易度が高い理由

 司法書士試験は偏差値65~67で合格率は4.09%と、国家資格のなかでもダントツに難易度の高い試験です。司法書士試験が偏差値と、難易度が高い背景には、一体どのような理由が潜んでいるのでしょうか。

 それでは、司法書士試験の偏差値と、難易度を底上げしている理由を解明していきます。

試験時間が足りない

 司法書士試験の偏差値と、難易度が高い理由の一つに、司法書士試験のタイトなスケジュールが挙げられます

 司法書士試験は、択一式と記述式の筆記試験である第一次試験、口述式の第二次試験の二つで構成されています。この二つの試験のうち、筆記試験のスケジュールが特にハードです

 司法書士試験の筆記試験当日は、午前中に2時間の試験、午後に3時間の試験があります。つまり、1日で合計5時間もの間、試験を受ける必要があるのです。

 さらに、午後の試験では択一式が35問、記述式が2問出題されますが、ボリューム満載なため制限時間をフルに使っても解ききれないほどだと言います。

 このように、司法書士試験は長時間問題を解く必要があり、体力的に辛いだけではなく、たくさんの時間があっても解ききれないほどのボリュームであることが、難易度を底上げしています。

合格基準点の突破が難しい

 司法書士試験では、総得点が一定のラインを超える必要があるほか、各試験ごとに設定された合格基準点をそれぞれクリアすることが求められます

 合格基準点は毎年変動しますが、法務省が公表した令和4年度司法書士試験のデータによると、択一式の合格基準点は午前の部で105点満点中81点、午後の部で105点満点中75点です。

 このデータからは、午前の部は正答率77.14%、午後の部は正答率71.42%と算出されます。司法書士試験合格のためには、これらの合格基準点をすべてクリアする必要があり、受験者はシビアな戦いを強いられます。

 さらに、合格基準点はあくまで足きりのラインであって、合格を判定するラインはもっと高いところに置かれています。

相対評価で合格者数が限定される

 司法書士試験で採用されている相対評価は、司法書士試験において、難易度を高めている原因の一つです

 相対評価の対義語である絶対評価では、あらかじめ定められた合格基準点に達した受験者は、すべて合格となります。

 しかし、司法書士試験では合格者数がある程度定められており、合格基準点をクリアした受験者の得点を計算して、上位得点者のみ合格となる相対評価で最終合格ラインが算出されるのです。合格基準点はおよそ7割以上が最低ラインと言われています。

 したがって、その年の受験者が優秀であれば最終合格ラインが高くなります。このように、司法書士試験では相対評価が採用されて合格者数が限定されるため、試験の難易度と偏差値が高くなっているのです。

司法書士に合格するなら「受験専念」と「仕事との両立」はどちらがいい?

 難関資格である、司法書士試験合格のためには、受験に専念する方針と、仕事と勉強を両立する方針のどちらが良いのでしょうか。ここでは、それぞれの方針におけるメリットおよびデメリット、独学で合格を目指せるか否かについて詳しく見ていきます。

生活費に困っていないなら受験専業が有利

 現在、生活費に困っていない場合は、受験に専念するのがおすすめです。前述の通り、司法書士試験合格のためには、3,000時間もの勉強時間が必要となります。

 働きながらではなかなか勉強時間を確保できませんが、仕事をせずに受験に専念する場合、1日のほとんどを勉強に充てられます。

 1日8時間以上の勉強を1年間続ければ3,000時間に達するため、短期での合格も狙えるはずです。受験専念は収入がなくなる一方で、時間を最大限生かして短期で合格圏内を目指せるメリットがあります

働きながらなら3~4年かけるのが目処

 仕事を辞めることで無収入になるのが不安であれば、仕事をしながらの受験勉強がおすすめです。司法書士試験合格には、3,000時間の勉強が必要ですが、仕事をしながらでは1日2~3時間程度しか勉強時間を確保できず、3年以上の期間がかかってしまいます。

 しかし、仕事による収入があるため、無収入の場合よりも精神的に追い込まれにくいメリットがあります。3年以上という長期間勉強をコンスタントに続けられる人は、仕事をしながらでも司法書士試験合格を狙える可能性があります。

どちらにせよ独学では合格の可能性が低い

 専業受験の場合でも、仕事と受験勉強を両立する場合でも、独学では合格の可能性が低いと言われています。司法書士試験には不動産登記法、商業登記法、供託法といったニッチな法律が出題されるうえに、記述式問題は暗記だけでは解けるようにならないためです。

 普段めったに関わることのない法律を独学で勉強しても、具体的なイメージをつかめずに理解しにくいおそれがあります。

 また、記述式問題を独学で勉強する場合、テキストにある解法を自分で理解し、客観的な添削なしで正確に論述できるようになるまでに時間がかかってしまいます。こうした理由から、一人ぼっちで勉強を継続して司法書士試験の合格を目指すのは、難しいと言われているのです。

これから司法書士を目指すなら通信講座を使うのが効率◯

 司法書士試験は、独学では合格が難しい超難関試験です。そのため、司法書士試験の合格を本気で狙う場合、通信講座に申し込み、さらにそれを利用してみるのがおすすめです。

 司法書士試験の合格を目指すのに、最適な通信講座の三つについて、それぞれのおすすめポイントや特徴を紹介していきます。

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関連記事:アガルート司法書士講座の評判・口コミを調査【サポート体制が充実?】

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 スタディングは、「世界一学びやすく、わかりやすく、続けやすい」学習手段をモットーにした通信教育です。

 司法書士試験合格に必要な「幅広い出題範囲を理解できていること」「記述式対策をしっかり行うこと」「繰り返し学習する時間を確保すること」の3つの条件をすべて満たすことができます。

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 合格に必要な範囲を網羅し、答案添削で記述力を底上げ。そして、最適な学習スケジュールを自動的に設計する機能によって、学習時間を効率的に確保できます。

 講義動画では、理解しにくい点を図やイラストで解説するため、テキストをただ見るだけよりも理解が速くなります。

 また、反復学習にベストな暗記ツールも利用可能なため、スキマ時間で少しずつ学習を進められます。

関連記事:スタディング司法書士講座の評判・口コミを調査【評判は悪い?】

基本情報

講座名・料金【司法書士合格コース】
・ミニマム:46,800円
・ベーシック:69,300円
・スタンダード:89,100円
・コンプリート:99,000円
講座回数
1講座あたりの時間
学習期間の目安180時間
学習サポートAI問題復習機能
マイノート機能
割引制度期間限定割引キャンペーン
合格率非公開
合格割引・お祝い制度お祝い金有

まとめ

 司法書士試験は、偏差値65程度で合格率5.01%と、国家資格のなかでも特に合格が難しい超難関試験です。

 さらに、合格するためには、約3,000時間もの勉強時間が必要なうえ、独学では対策が困難な試験でもあります。したがって、司法書士試験の合格を目指す場合、仕事をしながらでも続けやすい通信講座の利用がおすすめです。

 司法書士試験対策ができる通信講座は、講座によって特徴が異なります。本記事では、司法書士試験を目指すのに、おすすめな通信講座を三つ紹介してきましたが、気になる通信講座があれば資料請求や無料体験を試してみてはいかがでしょうか。

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