【2023年度・令和5年度】 賃貸不動産経営管理士試験の試験日&申し込みガイド

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【2023年度・令和5年度】 賃貸不動産経営管理士試験の試験日&申し込みガイド

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アーバンライフ東京編集部

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賃貸不動産経営管理士の試験日や受験資格、試験会場といった概要ついて解説します。賃貸不動産経営管理士は国家資格になってから試験の難易度は上がってきています。合格率を上げるには講習を受けて「5問免除」を受けたり、通信講座を活用するのがおすすめです。

 2023年度の賃貸不動産経営管理士試験はまだ正式には公表されていませんが、今年試験を受けようか検討しているも多いことでしょう。

 この記事では試験日程の予想、試験の申し込み方法や難易度について解説しています。合格率を上げるためにおすすめの通信講座の紹介もあるので、受験を検討している人は参考にしてください。

※本記事はアーバンライフメトロが独自に記事を制作し、スクール紹介にはアフィリエイトプログラムの協力をいただいています。

賃貸不動産経営管理士とは

 賃貸不動産経営管理士は、賃貸住宅管理の適正化や健全化に貢献できるスキルを証明する国家資格です。賃貸住宅管理業務を行う際には「業務管理者」の設置が義務付けられています。その業務管理者に欠かせない資格です。

 

 賃貸住宅に住む人の安心・安全な暮らしを確保するためにも、賃貸住宅の管理が適切に行われることは重要です。賃貸住宅の管理に必要な知識や技能、倫理観を持って、アパートやマンションなどの賃貸住宅を管理します。

 

 住人のニーズを把握して適切な管理を行うのも役割のひとつです。賃貸住宅の稼働率を高めて家賃収入の安定につながれば、賃貸不動産の保有者にとってもメリットがあります。

賃貸不動産経営管理士の具体的な仕事内容

 具体的な仕事は次のとおりです。

  • 賃貸物件の管理
  • 入居者の対応(入居者募集も含む)
  • 管理受託契約の締結やサポート
  • 退去後の原状回復、敷金の精算

 主な仕事である賃貸物件の管理だけでなく、賃貸物件を運営する上で発生する関連業務にも携わります。

 仕事をするには、資格試験に合格した上で賃貸不動産経営管理士の登録をする必要があります。

 

 2011年に「賃貸住宅管理業者登録制度」がスタートし、需要は高まっています。この制度は賃貸住宅管理業務にルールを設けて、借主と貸主の利益を保護するために作られました。2016年に制度が改正されてからは、必要とされる業務も増えました。このことから公益性や重要度の高い資格といえるでしょう。

【2023年度・令和5年度】 賃貸不動産経営管理士試験の試験日&申し込みガイド

 試験の申し込み期間や申込方法、注意点を把握して漏れなく申し込みするようにしましょう。

賃貸不動産経営管理士試験の申し込み方法

 試験は郵送もしくはインターネットから申し込みが出来ます。受験手数料を払い忘れるとキャンセル扱いになるため要注意です。

試験の申し込み期間

令和5年8月1日(火)~令和5年9月28日(木)

※資料請求期間は令和5年年9月21日(木)まで

郵送で申し込む

  1. 賃貸不動産経営管理士協議会のホームページから「受付センター」をクリック
  2. 試験の申し込み方法の中から「郵送で申込む」をクリック
  3. 資料請求方法を選ぶ(web・FAX・書店のいずれか)
  4. 入手した受験申込書に必要事項を記入する ※押印と写真の貼り付けを忘れないこと
  5. 受験手数料を支払う
  6. 受験申込書を簡易書留で郵送する

【申込書の送付先】

〒270-1391

日本郵便株式会社 印西郵便局私書箱7号

一般社団法人 賃貸不動産経営管理士協議会 受付センター

インターネットで申し込む

  1. 一般社団法人賃貸不動産経営管理士協議会のホームページから「受付センター」をクリック
  2. 試験の申し込み方法の中から「インターネットで申し込む」をクリック
  3. メールアドレスを登録する
  4. 登録完了メールに記載されている賃貸不動産経営管理士受験申し込みサイトにログイン
  5. 受験手数料を支払う(クレジットカード・ペイジー・コンビニ払いのいずれか)

登録完了メールが届かないときは迷惑メールフォルダに入っていないか確認しましょう。

申し込み時の注意点

 申し込みをする際には期限を過ぎないように注意しましょう。

 

 郵送は期限の当日消印有効で、インターネットは期限の23時59分までに手続きが完了している必要があります。郵送の場合には交通状況によって集荷時間が前後する可能性があるため、余裕を持って投函すると安心です。

 

 受験料の決済方法にコンビニやペイジーを選んだ場合、支払い期限に注意しましょう。万が一支払い期限を過ぎると、キャンセル扱いになるので注意が必要です。

【2023年度・令和5年度】 賃貸不動産経営管理士試験の試験概要

試験実施日令和5年11月19日(日)13:00 ~ 15:00(120分間)
試験申し込み期間令和5年8月1日(火)~令和5年9月28日(木)
※資料請求期間は令和5年年9月21日(木)12:00まで
受検要件誰でも受験可能
※ただし、書類による申し込みは協議会の定めがあり
出題範囲イ 管理受託契約に関する事項
ロ 管理業務として行う賃貸住宅の維持保全に関する事項
ハ 家賃、敷金、共益費その他の金銭の管理に関する事項
ニ 賃貸住宅の賃貸借に関する事項
ホ 法に関する事項
へ イからホまでに掲げるもののほか、管理業務その他の賃貸住宅の管理の実務に関する事項
問題中の法令等に関する部分は、令和4年4月1日現在で施行されている規定(関係機関による関連告示、通達等を含む。)に基づいて出題する
試験形式四肢択一、50問
※ただし、令和3年度及び令和4年度の賃貸不動産経営管理士講習(試験の一部免除)修了者は45問
受験料12,000円
受験会場北海道、岩手、宮城、福島、栃木、群馬、茨城、埼玉、千葉、神奈川、東京、新潟、石川、長野、岐阜、静岡、愛知、滋賀、三重、奈良、京都、大阪、島根、兵庫、岡山、広島、山口、愛媛、香川、福岡、熊本、大分、長崎、鹿児島、沖縄(全国35地域)
合格発表令和5年12月26日(火)
※例年からの予想

申込者数/受験者数/合格者数/合格率の推移

年度受験者数合格者数合格率
平成29年度16,624人8,033人48.3%
平成30年度18,488人9,379人50.7%
令和元年度23,605人8,698人36.8%
令和2年度27,338人8,146人29.8%
令和3年度32,459人10,240人31.5%

 合格率は年々、低下傾向にあります。特に、平成30年度を境に50%前後だった合格率は30%前後まで急降下しました。試験の内容が難しくなってきている傾向があると考えられます。

5問免除!「賃貸不動産経営管理士講習」は受けた方がいい?

 試験には5問免除という制度があり、この制度を活用した場合とそうでない場合では合格率に差が出ています。合格率を上げるためには押さえておきたい重要なポイントです。

賃貸不動産経営管理士試験の5問免除って何?

 講習を受けると試験の問題が5問免除される制度があります。講習の修了者は知識を習得した証として、出題される50問のうち5問については、免除(問46〜問50)されます。講習による5問免除は2年間有効です。

 

 合格基準点も通常の受験生と5問免除制度を利用した受験生で異なります。5問免除制度を利用した受験生は、通常の受験生の合格基準点よりも5点低い点数が合格基準点になります。

 

 試験時間は2時間で、問題数は50問です。5問免除制度を活用した場合には特定の5問が免除されるため、問題の数が少ない分1問あたりにかけられる時間が増えるのがメリットです。

賃貸不動産経営管理士講習の概要

学習内容①概ね2週間の事前学習:「賃貸不動産管理の知識と実務」を使った自宅学習
②スクーリングによる講習:「賃貸不動産管理の知識と実務」使用、確認テスト含む
日程/会場例年7月中旬~9月下旬(令和4年度は7/22(金)~9/22(木)
全国47都道府県138会場
講習時間9:00〜17:30(8:50受付開始)
受講申し込み期間7月中旬~9月上旬(各会場ごとに異なる)
受講料18,150円(税込)
別途最新年度版公式テキスト「賃貸不動産管理の知識と実務」(4,048円)の購入が必要

 賃貸不動産経営管理士講習は受講が義務付けられているわけではありません。希望制で、すでに試験に合格した人でも受けられます。

結局、講習は受けたほうがいいの?

 合格率を上げるためにも賃貸不動産経営管理士講習には参加したほうがよいでしょう。5問免除制度は、受験者のうち全体の3分の1程度の人が活用しています。

 

 5問免除制度を活用した人のほうが、合格率が5%高いというデータがあります。受験生全体の合格率31.5%に対して、5問免除を活用した受験生の合格率は36.0%です。試験問題は全50問ですが、5問免除制度を活用すれば45問に減るので有利です。

 

 講習に参加すると受験料に加えてお金がかかったり、拘束時間が増えたりするデメリットもあります。しかし、「あと1問正解していれば合格していた」といった残念な結果に終わらないためにも可能であれば講習には参加しておくのがおすすめです。

賃貸不動産経営管理士試験の難易度は?

 他の不動産関連の資格と比べると、合格しやすいといわれています。合格率や勉強時間で比較してみましょう。

合格率から見る難易度

 不動産関連の資格の中でも、比較的合格しやすい部類に入ります。

 合格率が最も低いのは不動産鑑定士で5%前後です。次に低いのはマンション管理士で8〜9%、土地家屋調査士の8〜10%、宅建の15%〜17%と続きます。

 

 一方で、賃貸不動産経営管理士の合格率は30%です。もちろん試験に合格するには十分な準備が必要ですが、ほかの不動産関連の資格と比べると合格しやすい部類に入るでしょう。

勉強時間の目安から見る難易度

 初学者が試験を受ける際、合格に必要な勉強時間は100時間といわれています。1日2時間を勉強時間にあてた場合、約2カ月必要な計算になります。

 

 不動産関連の資格で最も必要な勉強時間が多いのは不動産鑑定士で3,000時間。次に多いのは土地家屋調査士で1,000時間です。

 

 マンション管理士の500時間、宅建の300時間と比べても、目安となる必要な勉強時間は少なく、比較的挑戦しやすい資格と言えるでしょう。

これから難易度が上がる可能性が高い

 賃貸不動産経営管理士は2021年から民間資格から国家資格になりました。そのため、これから難易度が上がっていく可能性が高いと言われています。

 

 平成30年度の合格率は50%前後でしたが、令和元年には36.8%まで下がっています。その後は30%前後で推移しています。問題が年々難しくなっていることもあり、難易度が上がるにつれて合格点数も厳しくなっていくと予想されています。

 

 以前は取りやすい資格といわれていましたが、現在は決して簡単に合格できる試験ではありません。十分な勉強時間と効率のよい学習スケジュールを立てて、しっかり準備して臨みましょう。

合格率を上げるためのおすすめ通信講座

 試験勉強は今から始めても十分に間に合います。そこで、試験に出るポイントを押さえて効率よく学習を進めるためにおすすめの通信講座を三つ紹介します。

スタディング

スタディング バナー

コスパ良し!充実の学習サポート付きオンライン講座

おすすめポイント

  • オンライン完結の講義
  • 圧倒的なコスパ
  • 豊富な学習サポートつき

 スタディングの特徴は全てオンラインで受講できることです。インターネット環境があればどこでも勉強できるので、隙間時間も有効活用できます。

 

 1番の魅力は価格の安さです。賃貸不動産経営管理士の通信講座は費用相場が35,000円程度ですが、スタディングは14,960円。安い上に最短で合格点を狙える講座内容なので、コストパフォーマンスに優れています。

  

 スタディングには様々な種類の学習サポートが用意されています。合格するために最適な順番で勉強するための学習フローや学習レポートを活用することで、効率的に学習できる仕組みになっています。ただし、質問機能はないので注意しましょう。

>スタディングの公式サイトはこちら

コース名料金賃貸不動産経営管理士 合格コース:14,960円
キャンペーン・早期割引キャンペーン
・講座無料お試し
教材の特徴・基本講座:ビデオ/音声講座
・WEBテキスト:メモ機能あり・オンラインの提供
・スマート問題集:一問一答集
・セレクト過去問集:過去問からテーマを厳選
サポート内容・学習フロー・学習レポート
・AI問題復習
・AI検索・マイノート・メモ・勉強仲間機能
・スタディングアプリ
受講形態オンライン
受講期間基本講座:12時間
教育訓練給付金非対象
合格実績2022年度試験236名以上
お祝い金の有無ギフト券プレゼント

アガルート

アガルート 賃貸不動産経営管理士 バナー

安心の合格実績あり! 合格返金保証付きの破格な講座

おすすめポイント

  • 受講生の合格率が高い
  • フルカラーのテキストが充実
  • 合格時全額返金制度あり

 アガルートの講座を受けた人の合格率は79.2%で、これは全国平均の約2.9倍という高い結果です。その要因のひとつに教材の充実が挙げられます。オリジナルのテキストは合格に必要な情報が講師によって厳選されています。フルカラーなので初めて勉強する人にとっても理解しやすい内容です。

 

 費用は87,780円と相場よりやや高めですが、試験合格時には全額返金の制度がついています。これは他の講座にはない魅力的な特典です。ほかにも再受験割引や他校乗換割引、家族割引制度など割引が充実しているのでお得に受講できます。

>アガルートの公式サイトはこちら

コース名受講料金【賃貸不動産経営管理士試験講座】
・総合講義:43,780円
・総合カリキュラム:87,780円
キャンペーン・家族割
・再受講割・再受験割
・他校乗換割
・他資格試験合格者割
教材の特徴・講義動画:オンライン
・オリジナルテキスト
サポート内容・受講前:オンライン受講相談
・学習導入オリエンテーション
・Facebook質問制度:無料・回数無制限
・カリキュラム購入者:毎月1回のホームルーム
受講形態オンライン
受講期間25時間/41時間
教育訓練給付金非対象
合格実績2022年の合格者数79.2%
お祝い金の有無ギフト券プレゼントorお支払金額全額返金(講座の指定あり)

まとめ

 賃貸不動産経営管理士の需要は年々高まり、必要な場面が増えてきています。

 不動産関連の資格の中では、比較的合格率が高く、勉強時間が少なくてすむのが特徴です。不動産業界に興味がある人やスキルアップをしたい人にはおすすめの資格です。

 

 試験の申し込みはまだ始まっていませんが、本記事の申し込みのポイントを押さえて、準備をしておきましょう。

 民間資格から国家資格に変わったことにより、難易度は、年々上昇傾向だといわれています。しかし、適切な対策をとれば十分に合格が狙える資格です。

 

 賃貸不動産経営管理士講習を受けて試験問題が減る「5問免除」を活用したり、合格点を取るためのノウハウがある通信教育を受けたりして、試験に備えましょう。

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