AGAのオンライン治療とは？メリット・デメリットやおすすめクリニックを紹介！

　インターネット環境とスマホ・PCさえあれば、自由なタイミングと好きな場所で診療を受けられる、AGAのオンライン診療。通院にかかる手間が省けるとして、最近注目を集めつつあります。しかし、オンライン診療ではどのような治療を受けられるのか、わからないという人は多いのではないでしょうか。

　そこで、本記事では、AGAのオンライン診療について、治療内容やメリット・デメリットを解説していきます。また、AGAのオンライン診療を受けるのにおすすめなクリニックも紹介しているため、AGAの治療を検討している人はぜひ参考にしてください。

※本記事はアーバンライフメトロが独自に記事を制作し、クリニック紹介にはアフィリエイトプログラムの協力をいただいています。

　AGAは、Androgenetic Alopeciaの略語で、直訳すると男性ホルモンによる脱毛症という意味です。思春期以降の成人男性であれば、誰にでも発症リスクがあり、生え際や頭頂部などの髪の毛が段々と薄くなる症状です。また、AGAの特徴のひとつとして、何らかの対処を取らずに放置していると薄毛が進行していくことが挙げられます。数年間放置してしまうと、毛髪の大部分が失われてしまい、自力で発毛することが難しくなってしまうのです。

　AGAは、髪の毛に含まれるDHTという成分が発症原因であると言われています。DHTとは、ジヒドロテストステロンの略語で、男性ホルモンのテストステロンと酵素の5αリダクターゼが合体してできる成分です。このDHTが毛髪の成長サイクルを短くするため、毛髪がしっかり成長しきるまでに抜けるようになってしまいます。また、DHTの保有量は、その人の遺伝によって増減するとも考えられています。したがって、家族にAGAの人がいると、AGAの発症リスクが高まると言われているのです。

　昨今では、AGAの治療を行う人が増えており、それに伴って治療の選択肢も幅広くなっています。
　通院型とオンライン診療、それぞれの治療方法を見ていきます。

　通院型のAGA治療では、毛髪が抜けるのを防ぐ内服薬と、発毛を促進する内服薬の2種類が処方されることがあります。前者の薬には、フィナステリドやデュタステリドといった有効成分が含まれていることが多いです。後者の場合、ミノキシジルという成分が入った薬が一般的ですが、動機やめまい、心疾患といった副作用がリスクとして挙げられます。
　そのため、薄毛を防止する内服薬は多くのクリニックで処方されている一方で、発毛を促進する内服薬は処方していないクリニックも存在します。

　クリニックでのAGA治療では、ミノキシジルが含有された内服薬のほか、発毛を促進したい部分に薬液を塗る外用薬を使う選択肢も用意されています。内服薬よりも効果は控えめですが、副作用のおそれが少なく、ドラッグストアでも手に入れられる点がメリットです。

　一方、外用薬は国から認可を得ているため、安全性が担保されています。
　また市販の外用薬は、クリニックで処方される外用薬と比較すると、効果は期待しにくいと言われています。そのため、高い発毛効果を得たい場合には、クリニックで外用薬を処方してもらうのがおすすめです。

　注入治療とは、注射器などの道具を使って、発毛促進または薄毛抑制をしたい箇所の頭皮に薬剤を注入する治療方法です。注入治療では、注射器やダーマローラー、スキンスタンプといった針が使用されるほか、針を使用しないノンニードル注入法も存在しています。また、注入治療で使用される薬剤は、クリニックによってさまざまです。多くの場合、内服薬や外用薬での治療と平行して、治療の効果を高めることを目的に注入治療が取り入れられています。

　HARG療法は、日本医療毛髪再生研究会が認めたクリニックのみ行える、髪の毛の再生治療です。注入治療と同じように、針を使う施術やノンニードルでの施術によって、頭皮に薬剤を注入します。しかし、治療で使用する薬剤はHARGカクテルというものに限定されている点が異なります。この薬剤には、150種類以上もの有効成分が含まれていて、高い発毛促進効果が期待されています。

　自毛植毛は、薄毛で悩んでいる箇所に、自分の毛髪を移植する治療法です。自分の髪の毛を移植するため皮膚炎症などの副作用が少なく、薄毛になりにくい箇所の毛髪を移植することで長期間効果を持続できる点がメリットです。
　一方で、効果を実感するまでに長い期間と多額の費用がかかるため、内服薬や外用薬でも効果が出なかった場合に選ばれる治療法でもあります。

　しかし、ヘアスタイルを自由に楽しめるようになる魅力のほか、通院やメンテナンスの手間が少なくなるという利点があります。

　通院型のAGA治療では、ダイオードレーザーやLEDを頭皮に照射する治療も用意されています。この治療法では、乳毛頭細胞という細胞に刺激を与えて、細胞の働きを活性化させます。乳毛頭細胞は、髪の毛の付け根にあり、髪の毛を作り出す毛母細胞へ栄養を届けたり、発毛・育毛の指令を出したりといった役割をもつ細胞です。自毛植毛や注入治療と比較して効果はおだやかですが、副作用もほぼない点がメリットです。

　オンライン診療でのAGA治療は、インターネットに接続したスマートフォンやPCを用いて行われます。患者と医師がビデオ通話を行い、症状や体質について問診が実施されます。また、脱毛や薄毛で悩んでいる箇所をカメラに映し出して、医師に状況を診てもらうことも可能です。

　しかし、直接クリニックに足を運ぶわけではないため、注入治療や自毛植毛などの物理的な施術はできません。オンライン診療でのAGA治療においては、診療結果をもとに、内服薬や外用薬を処方してもらうのみになります。

　AGAのオンライン診療では、治療方法が限られている一方で、通院にかかる手間が省けるメリットが存在します。また、郵送で治療薬を受け取れることも魅力的です。

　AGAの治療は1、2回の通院で終わるものではなく、継続的に通院する必要があります。
　しかし、仕事や家事が忙しいと、通院のスケジュール調整がなかなか難しいものです。オンライン診療では、実際にクリニックに通う必要がなく、通院にかかる手間が大幅に省略できます。また、クリニック内での待ち時間がなく、交通費もかかりません。忙しい毎日を過ごす人にとって、手間が省けるオンライン診療はとても魅力的であると言えます。

　さらに、AGA治療を受けようと思っても、近くに適切なクリニックがない場合もあります。オンライン診療であれば、近くにクリニックがなくても治療を受けられるうえに、引っ越しをしても通い続けられるのです。

　オンライン診療では、内服薬や外用薬が処方されますが、こうした薬は郵送で送られてきます。もちろん、郵送にかかる費用は発生しますが、薬局に出向く手間や交通費が必要ありません。また、薬の中身がわからないように郵送してくれるクリニックが多いため、AGA治療をしていることを周囲に知られたくない人も安心です。

　AGAのオンライン診療には、通院の手間が省けて便利というメリットがある一方で、正確な診断が難しく、治療方法が限定的というデメリットもあります。

　通院型のAGA治療では、医師と患者が直接対面します。診療では、薄毛や抜け毛で悩んでいる頭皮の状態を触診してもらえます。しかし、オンライン診療ではカメラ越しに頭皮の状態を見ることしかできないため、触診を踏まえての正確な診断が困難です。さらに、直接対面して行うコミュニケーションと比較して、ビデオ通話越しでは伝わりづらい部分もあるため、注意が必要です。

　薄毛や脱毛の原因は、AGAだけに限定されるわけではなく、AGA以外の原因に心当たりがある場合には、一度通院してみるのがおすすめです。

　AGAのオンライン診療では、治療方法が投薬に限られてしまうデメリットがあります。AGA進行初期の場合には投薬での治療も有効ですが、進行が著しいAGAは投薬での治療があまり効かないと言われています。そのため、投薬での治療が最善であると医師に診断される場合には、オンライン診療がおすすめですが、そうでない場合には通院するのが良いでしょう。

　また、AGA治療で使われる薬には、副作用のリスクがあるものもあります。通院型の治療では対話をしっかり行って、副作用が出ないかどうかの判断ができますが、ビデオ通話ではコミュニケーションに限界があります。副作用の心配があったり、症状が進行していたりといった場合には、まずはクリニックに通院するのがおすすめです。

　オンライン診療を受けてみようと思っても、どのような流れでAGAクリニックを利用すればよいか迷ってしまいますよね。ここでは、オンライン診療のAGAクリニックを利用する際のおおまかな流れを見ていきます。

1.予約をする
　AGAクリニックのほとんどは、公式ホームページを開設しています。まずは公式ホームページにアクセスしたうえで、クリニックが定める予約方法で診療予約を行ってください。オンライン診療で必要なビデオ通話アプリや環境を、しっかり確認しておくようにしましょう。

2.カウンセリングを受ける
　医師による診察の前に、看護師やカウンセラーがカウンセリングを行うケースが多いようです。カウンセリングでは、症状に関する相談や治療方法・料金形態の説明のほか、オンライン診療の注意点を話してもらえます。クリニックのシステムについての質問は、診察ではなくカウンセリングで行うようにしましょう。

3.医師による診察
　カウンセリングが終わった後は、医師が診察を行ってくれます。ビデオ通話を使って、毛髪や頭皮の状態を診てもらえるほか、副作用に関する質問や症状のヒアリングが実施されます。

4.薬の購入に関する手続き
　診療が終わって薬を購入することが決定したら、代金の支払い方法を選びましょう。多くのクリニックでは、クレジット決済や口座引き落とし、銀行振込を選択できます。

5.郵送された薬を受け取る
　購入完了後は、自宅に薬が郵送されてきます。クリニックによって、発送のタイミングが異なりますが、早いところで翌日に薬を受け取れます。

　最近では、オンライン治療が受けられるAGAクリニックが多数存在します。クリニックによって合う合わないがあるため、治療費や治療の方針をしっかり確認したうえでクリニックを選ぶことが重要です。それでは、オンライン治療を受けられる、AGAクリニックの選び方を解説していきます。

　AGA治療は継続的に行う必要がありますが、治療費が高額なクリニックは通い続けることが困難です。そのため、1回目の治療費だけではなく、2回目以降の治療費も明確に表示しているクリニックを選ぶのが望ましいと思われます。そのうえで、1年間治療を続けると総額でどれほどの治療費がかかるのかを計算し、自分が通い続けられる範囲内かどうかを判断してください。治療費がわかりにくい場合には、診療前のカウンセリングで質問するのが良いでしょう。

　診療前の無料カウンセリングでは、治療を強制してこないかどうかをチェックしましょう。治療を強制してくるようなクリニックは、患者にとっての利益を第一に考えていないとも言い換えられます。そのため、カウンセリングでの無理な勧誘がないクリニックを選ぶようにしてください。

　オンライン診療の予約が取りにくいクリニックでは、次回の診療までに薬が切れてしまうおそれがあります。そのため、予約を取りやすいシステムのクリニックを選ぶのが望ましいです。無料カウンセリングで質問をしたり、公式ホームページをチェックしたりして、予約の取りやすさを測るのがおすすめです。

　ここからは、オンライン治療に対応しているAGAクリニックのなかから、おすすめクリニックを11カ所紹介していきます。それぞれのクリニックのおすすめポイントを解説していくため、自分はどのクリニックが合うかを考えてみてください。

クリニック名	特徴	料金（月額）	キャンペーン	初診料・再診料	保証
AGAスマクリ	リーズナブルな価格＆押し売りなし ▶公式サイト	4,980円	初月無料	無料	–
AGAオンラインクリニック	男性スタッフのみ在籍、診察に顔出しの必要なし ▶公式サイト	・予防プラン：4,000円～ ・AGA初期プラン：6,000円～ ・発毛プラン：9,000円～ ・発毛プランW：13,000円～ ・積極発毛プラン：15,000円～ ・積極発毛プランW：19,000円～	初月無料	無料	全額返金保証（条件あり）
AGAヘアクリニック	169通りのプランから最適な治療を提案 ▶公式サイト	3,600円～	初月1,800円	無料	全額返金制度（条件あり）
イースト駅前クリニック	通院とオンラインの併用に便利 ▶公式サイト	・プロペシアジェネリック 28錠：3,800円～ ・プロペシア 28錠：8,200円～ ・ザガーロジェネリック 30錠：7,000円～ ・ザガーロ 30錠：10,500円～ ・ミノキシジル 60mg：5,500円～	–	無料	–
フィットクリニック	初回からオンラインOK、血液検査が無料 ▶公式サイト	・薄毛予防・現状維持プラン：3,000円～ ・発毛ライトプラン：10,000円～ ・スピード発毛プラン：11,200円～ ※薬送料：500円	初月料金あり	無料	–
クリニックフォア	最短で診察当日に薬を発送 ▶公式サイト	・予防プラン：4,015円～ ・発毛ライトプラン：10,780円～ ・発毛基本プラン：16,280円～ ・発毛最強プラン：27,280円～ ※薬送料：500円	乗り換え割 ホームページクーポン まとめ割引 定期購入割引	無料	全額返金制度（条件あり）
Hair’s	送料無料でプライバシーに配慮した配送 ▶公式サイト	・抜け毛予防プラン：4,000円～ ・発毛プラン：9,800円～	–	無料	–
Dクリニック	薬の処方だけでなく生活習慣のアドバイスも ▶公式サイト	※初診費・再診費含む ・抜け毛予防：12,100～15,950円 ・発毛＋抜け毛予防：16,500円～35,200円	初回料金あり	初診費：5,500円 再診費：5,500円	–
AGAスキンクリニック	相談実績250万人で信頼できるクリニック ▶公式サイト	・トライアルプラン：3,800円～ ・ライトプラン：10,000円～	初回料金あり	無料	全額返金制度（条件あり）
湘南美容クリニック	リーズナブルな料金で治療が続けやすい ▶公式サイト	3,000円	SBCポイント会員制度	無料	–
ユナイテッドクリニック	初回からオンライン診療が可能、男性医師のみ在籍 ▶公式サイト	・プロペシア：28錠：7,500円～ ・フィナステリド：30錠：3,700円～ ・5％ミノキシジルローション：1本：4,500円 ・ミノキシジルタブレット 2.5㎎：30錠：5,600円	モニター割引	無料	–

　AGAのオンライン診療は、インターネット環境とスマホさえあれば好きなタイミングと場所で診療が受けられる、魅力的なシステムです。通院にかかる交通費や時間が必要ないため、忙しい毎日を送る人でも通い続けやすいのがメリットです。

　また、診察当日に自宅まで薬を届けれてくれるクリニック、1カ月約3,000円台という低価格で、薬を処方するクリニックや診察を受けたその日に薬を発送するクリニックなど、クリニックによって特徴は異なります。

　本記事ではクリニックごとのおすすめポイントや特徴を解説してきましたが、自分に一番合うクリニックを見つけて、まずはカウンセリングを受けてみてはいかがでしょうか。AGAの治療は、早ければ早いほど効果が出やすいうえに、症状が進行してしまうとオンライン診療の投薬だけでは効果が出ないおそれもあります。

　脱毛症状や薄毛症状に悩んでいる人は、一度クリニックの初診を受けてみて、AGAの診断をしてもらうのがおすすめです。